昨年の冬は湯沸かし器の不調で、浴室で何度か寒い思いをした。とうとう昨年の2月中旬に買い替えたのだがなぜもっと早く買い替えなかったのだろう。今思うと不思議な気がする。何かの部品が壊れて、接着剤なんかを新しく買ってあれこれ悪戦苦闘しながらも、結局は修理を諦めるという苦い経験と似ている。機器などの耐用年数には限りがある。早めの決断が必要ということだ。
昨年で運転免許の更新は止めた。視力の問題ばかりでなく、運転には不向きという自覚もあった。今年でパスポートの期限が切れる。これから海外に出かける気はないが更新しておくのがよいだろう。5年と10年があるというのでしばし考えた。万が一のためだから10年用にしておこうと思う。先日、新しいクレジットカードが郵送されてきた。有効期限は5年先という。この時は「あと5年、はたして生きておれるか」と考えた。(写真は小平市中央公園にて)
賞味期限が近づいた食品が値引きされて売られることがある。都のモデル事業として、値引きシールと合わせてキャラクターをあしらった「つれてって!それ、フードレスキュー」のシールを貼る試みが始まったという。売れ残って捨てられることから食べ物を救うという意味だ。見切り品を恥ずかしいと思う人も堂々と買ってもらえるようにと期待してのことだ。見切り品愛好者の私はバナナのそれに関心があるがなかなか出会わない。
ひところ化石燃料の枯渇が取りざたされたことがあったが、最近あまりその話は聞かない。今は温暖化の話題でもちきりだ。さて、この地球上の生きものは確認されているだけで約175万種にのぼるという。それぞれが人知を超えて結びつき、作用し合って、豊かな生態系を作っている。ところが今や、日々100種ほどが消滅しているともいわれる。人類は地球を消費しているということだ。人類に残された時間を象徴的に示す世界終末時計というのも考えられている。