玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*生き生きと

2009年02月02日 | 無断転載

 《一緒に各駅停車の旅行をした友人が私をはじめ複数人に発信したメールをつぎに掲載します。私のこれまでの澄ました旅行報告と異なり生き生きとした文章です。文中の 「Y」 は私のことです。》

なぜ背景が由布岳のJR青春18キップの大型ポスターをあれほどまでに欲しがったかを説明したい。12・28に天領・日田で下車した時、温泉に入りたがったYだったが果たせず。Yは次の湯布院では絶対に入ると強く決め、着いて直ぐどっかで お勧めホテル温泉 を聞いてきて直行した。

綺麗なホテル&温泉だった。時刻(2時頃)から殆ど貸切状態。早速露天風呂に入った。左側に由布岳が聳え なだらかに右下がり 次の山に続いている。天気快晴にして無風。由布岳の登山道も見え右側の山近くにはハンググラインダーが小さく5、6個浮いていた。直ぐ目の前に桜他の木々。小鳥の囀りがあり車の音は時折しただけ。“この世の極楽”とユッタリと心いくまで浸りYにカメラを持ってきてもらって互いに写真まで撮った。

綺麗なロビーで販売している地ビールを 「我慢しよう 列車で缶ビールにしよう」 のYの提案に 青春18の精神 から同意。ホテルから駅へ又直行し駅前のコンビニに入り 「大にする?普通にする?」 と缶ビ-ルサイズを相談し“普通”を手にしていたところ 後ろから 「普通では足らんとじゃなかね」 と それとない声、さり気無く聞こえた。振り返ると店の女性(40代?)だった。釣られて“大”にした。Yの 「九州のオンナはチゴッ。強かッ!」 に実感があり全く同感。

始発で別府行き列車に早めに乗りイイ席をとった。Yは直ぐ飲みたがったが 「発車まで待て 動き出してから飲むもんだ その方が美味い」 と我慢させた。ヤット動き出して飲んだビールは美味かった。 列車はカーブを切り車窓は山々、谷々、木々。 突然、Yが 「アッ 由布岳が見ゆっ!」 あの由布岳が綺麗な形で見え隠れした。 首を捻り何とか最後まで見ようと頑張った。 段々見えなくなっても名残惜しんだ。 とうにビールは無くなってしまい店の女性に進められて“大”にしてよかったナ と彼女に感謝した。 あのポスターの列車に2人がビール飲みながら乗っているのです。私にはそれが見えました。

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2 コメント

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由布岳を背景に、缶ビール片手に静動絶妙コンビの... (愛読者)
2009-02-04 01:02:39
由布岳を背景に、缶ビール片手に静動絶妙コンビのお二人が乗った小さな列車が私にも見えます!
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いい時間を過ごしておられますね。お二人の様子が... (九州の女)
2009-02-07 23:32:49
いい時間を過ごしておられますね。お二人の様子が私にも、しっかり見えました。
返信する

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