玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*サクラの街路樹

2020年04月16日 | 捨て猫の独り言

 近くの武蔵野美術大学の裏手に新しい道路が完成している。その道路を立川駅に向かうバス路線が新設された。これまでは西武バスの国分寺駅行きのみだった。西武バスと立川バス2社の共同のバスターミナルができた。しかしどちらも私が利用することはない。武蔵美のキャンパスはこの道路で分断された形になっている。

 農地だったこの地域の風景は市の土地区画整理事業で一変した。私が長年通った歯科が4年前に隣の小川駅の近くからこの地域に移転してきた。これは医療型障害児入所施設の中にある歯科で、東京医科歯科大学から派遣された歯科医師が曜日替わりで担当している。歯科の待合所では多くの障害児に出会う機会がある。

 この医療施設が道路の突き当りに先にできてバスターミナルはその後にできた。先日久しぶりに歯科に出かけた時に、広い道路の歩道側に八重の桜が咲き始めていた。花が咲いて初めてずらりと並ぶ街路樹が桜であることに気づいた。そして中央分離帯の中には、これまた数多くのサルスベリの木が並んでいる。

 

 先日市役所に出かけた際に、このサトザクラの品種について尋ねてみた。ベテランの職員が即座に「天の川」ではないかと教えてくれた。すぐにパソコンでも確認してみた。枝は直立する性質があり全体としては竹箒を逆さにしたような樹形になる。花期は4月中旬から下旬で蕾のうちはピンク色が濃く、開花後は次第に白っぽくなるという。開花期は滝のように花が連なり欧米人の人気は高いとあった。

コメント
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