玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*戻ってきた野外展

2019年11月11日 | 捨て猫の独り言

 10月27日に武蔵野美術大学芸術祭に出かけた。会場の雰囲気が毎年微妙に変わるのは当然だろう。12号館の地下にある食堂で食事するのも楽しみの一つだ。同じ地下にある広い展示室には芸術祭コンクールにエントリーされた38作品が一か所に集められていた。これまで作品は異なる場所に分散して展示されていた。この方式は踏襲して欲しいものだ。

 ゲスト審査員の3名によって優秀賞が3作品に、投票による来場者賞が1作品に与えられるという。審査員の3名の中に油絵学科卒業の松本大貴という方がいた。日展に出品しているのではないかと調べてみたが、白日会の会員であるが、これまで日展には出品していない。後日パソコンで4つの受賞作品を調べてみた。私が良いと思った作品が山本大貴賞を受けていた。(右は山本大貴賞作品)

 

 大学の美術館の展示はいつ訪れても見応えがある。ポーランド共和国と日本の国交樹立100周年を記念して、同国を代表するアーティスト、スタシス・エイドリゲヴィチウスの50年に及ぶ活動の中から、細密画、パステル画などの絵画作品などが展示されていた。併せて大学90周年記念として「帝国美術学校の誕生」という展示もあった。

 11月5日の市報に「小平アートサイト」が11月15日から10日間小平市の中央公園などで開催されるというお知らせが大きく掲載された。たしか3年ほど前にこれまで長いこと続いていた小平から撤退し「ムサビアートサイト」として開催場所を国分寺公園に移したのだった。市報にはそのような経過はどこにも書いてない。まあ、そのことは水に流そうではないか。戻ってきてくれたことを喜びたい。

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