玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

18才違いの姉妹暮し

2010年01月28日 | ねったぼのつぶやき

 日本で100才以上の人口が3・5万人を超える時代。デイケアやデイサービスの施設でも90代の方は少なくない。通所を始められる多くの方々は初回は見学を兼ねて来所される。昨日も白髪の初老のご婦人が車いすに乗せた同じく上品な年長のご婦人を伴っていらした。親子さん?とお見受けしたが18才違いのご姉妹と伺った。

013

 私の関わっているデイケアでもご利用者の25%近くが90才を超えていらっしゃる。雨天以外の日は励行している散歩でも、全く歩行不能の方(2~3名)以外は歩行距離を考慮しつつ必ず歩いて頂いている。さすがにその年代になると歩行のみならず、見え難い、聞こえ難い等あって書いて、耳元で、音読で等の対応が必要になり職員も多い。認知症の極みで ”な~んで私がこんなツ~マラン所にいなくちゃいけない!” と何かと悪口を終日連続参加で吐き続けている人がいる割には概ね好評である。

 見学後、今後も参加したいと申し込みの手続きをされた。ご本人様は皆さんとお手玉遊びに加わって頂き妹様から情報を頂いた。元気な91才のお姉様は座椅子のまま何時間でも団地の2階から外の風景を愛でるのが好きという。とりわけ月を好まれ、時には階下に降りて共に眺めるという。御姉妹で仲良く穏やかに過ごされているお姉様が、デイケアにも馴染んで頂けますように祈るばかりだ。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする