玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

「雪よ!積もっておくれ」

2008年01月24日 | ねったぼのつぶやき

 雪だ!ヤット雪が降り出した。お願い。お印ではなくかってのように積もっておくれ。自然の力を示しておくれ。街の衰え行く人々に自然のもつ力を教えておくれ。自然しか持たない底力を見せておくれ。忍び寄る環境破壊を恐れる「私達に未だ間に合うよ」と警告を発しておくれ。

N2_059

 暖かい地方に育った私達は雪が降ると嬉しかった。早く学校に行き雪合戦をしたかった。南国の雪玉は固くは作れなかったけれど、それでも命中すると結構痛かった。玉の来た先にはイタズラ坊主がいて喜んでいる。どうやら「好意の一発」らしい。道路事情の良くない田舎道はいつまでもぬかるんだがそんな事など構いやしなかった。

 長じてスキーやスケート等練習したが、自転車や運転のように体が覚えこむ迄至らず。オサライをと思う頃には呼吸器官に自信がもてず踏み込めない。今や衰弱した街に積もった雪はトラブルの素だし、降り込められた町村のお年寄りのご苦労は察して余りあるが、それでも降れと念じるのは「大気よ元気でアレカシ」と願うから。ナレドその雪も1日もたず・・費えてしまった。

コメント (1)
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