玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*年末年始のこと

2008年01月08日 | 捨て猫の独り言

 気付くとブログを始めてそろそろ4年目に入る。高校の同級生にパソコンの先達がいてその方の手ほどきで始まった。パソコン購入直後に我が家まで出向いてもらった。パソコンの配線から起動そしてブログの設定まですべてお任せだった。今ではこの先達のサポートで同級生の間にメールやブログでの交流が広がっている。貴重な楽しみのネットワークが形成されている。まことにありがたいことだ。

 ブログを始めてから私は日記(備忘録)を書かなくなった。ブログが日記にとって変わった。自分を振り返るという意味でこれからも週に一回のペースで更新を続けよう。さらにさらに肩の力を抜いて書くことを目指したい。これは私にとってとても難しいことである。まさに捨てることは難しい。

 賀状を出すのは最小限にと思う。勝手なもので貰うのは多いほうが嬉しい。貰った中に印象深いものがあった。まずその賀状には差出人の氏名と住所が無かった。毛筆で書かれてある。薄墨の何とも絶妙な色合いである。「逸我以老、息我以死」 の8文字だけが葉書きの半分にバランスよく書かれている。何かの境地に辿り着いたという雰囲気がある。しばらく謎解きが楽しめる。そのうち山を下りたら共にどぶろくを飲もうと連絡をくれたあの人である。昨年は実現しなかった。いつ再会できるか見当もつかない。

 暮れは歌舞伎町で映画  「北辰斜めにさすところ」 を見たぐらいだ。時には旅先で新年を迎えたいと思う。娘の出産が予定されていたので今回も出かけることはなかった。生の中に死があることもある。何かの時には役に立ちたい。予定より2週間も早く1月3日の夜に生まれた。病院には2泊しただけだった。このような気遣いはこれが最後であると確信している。一つ肩の荷が下りてやれやれである。

コメント (4)
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