高尾山などの「寅太の山野草」

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セイヨウカラハナソウ

2008-09-09 09:41:31 | 山野草
ビールの原料の一つのホップはよく知られているが、ホップの知名度が高すぎてセイヨウカラハナソウ(西洋唐花草)の名前はあまり聞かない。

先日の北京オリンピックの開幕日を狙ってロシアが、グルジアの南オセチアに侵入した。また昨日、大相撲で若ノ鵬に続いて露鵬、白露山が角界から追放になったが、この3人はロシア連邦の北オセチア共和国を出身地としている。
最近よく話題になる南北のオセチアは、黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス地方に位置し、セイヨウカラハナソウ(以下ホップという)はここを原産地としているようである。

ホップは以前はクワ科に属していたが、近年は大麻と同じアサ科に属するようになった。ホップの原産地の近くに生まれた3人が、同じ科の大麻で疑われているのも、何か不思議な因縁を感じてしまう。

 

西洋唐花草/アサ科/カラハナソウ属。
黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス地方原産の蔓性多年草。雌雄異株。別名ホップ。
雄花は房状に、雌花は松かさ状(毯果:きゅうか)に付き、毬花はビールの原料の一つで、香りや苦味、そして雑菌の繁殖を抑える働きがある。
名前の由来:日本にあるカラハナソウの仲間で外国からきたことでセイヨウが付いた。カラハナソウは果穂が唐草模様に似ていることによる。
花期:7~9月。
(東京都薬用植物園)
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コメント (6)
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