高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

オケラ

2007-09-06 06:03:21 | 山野草
「山でうまいはオケラにトトキ、嫁に食わすはおしゅうござる」といわれる山菜の代表的な山野草である。
一方のトトキはツリガネニンジンのことである。

でもオケラと言えば、「手のひらを太陽に」に出てくる昆虫のオケラを思い浮かべてしまう。
「♪ミミズだってオケラだってアメンボだって
  
みんなみんな生きているんだ 友達なんだ」
子供の頃、オケラを手でつかむと大きな前足を持ち上げて、「お手上げ」のポーズをする憎めない昆虫であった。

朮/キク科/オケラ属。
山地の木陰に生えるキク科の多年草。
茎は細くて硬く高さ20~80cmで直立、葉は硬く縁に鋸歯がある。
花を包む魚の骨のような苞がありドライフラワーにも使われる。
名前の由来:万葉時代のウケラがオケラに転じたようであるが、ウケラは葉が蓑(みの)、花が漁具の筌(うけ)に似ていることから名が付いたとする説がある。
花期:9~10月。
(富士山麓)
【山野草の索引(2)へ】
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ユウスゲ | トップ | マツムシソウ »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (信徳)
2007-09-06 13:12:34
画像の中央にある、まだ花が咲いていない蕾のようなものが「トトキ」ですね?周りに咲く紫の花はなんですか?「ツリガネニンジン」?それとも「キキョウ」ですか?
返信する
じつは難しい (寅太)
2007-09-07 10:57:38
信徳さん、おはようございます。
トトキは魚の骨のような蕾で、紫の花はよく分からないのです。
ツリガネニンジンだと美味いものが並ぶことになるのですが、ツリガネニンジンの特徴である葉や花が輪生していません。
イワシャジンにすると花の中央の花柱が長かった。
ヒメシャジン、ミヤマシャジンなども見分けは少し難しいもので。
シャジンの仲間でキキョウではありません。

返信する

コメントを投稿

山野草」カテゴリの最新記事