脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

7月の右脳訓練ー山形市1

2013年07月29日 | 私の右脳ライフ

仕事は山形県米沢市と川西町でした。
普段なら東京か米沢に前泊というパターンになることが多いのですが、今回は思いついて山形まで足を延ばしてみることにしました。

P1000493ネット検索してみたら、山形市はさすが県庁所在地のことはあります。
駅に直結した複合高層ビル「ソラリス」があって、役場機能や放送大学のほかに、映画館も。

スタジオジブリ宮崎駿監督の「風立ちぬ」 が公開初日とあれば、行かないわけにはいきません。
結構強行軍でしたが、やればできるものです!

今までのジブリ作品とは一線を画する作品だと思いました。ストーリー性もあるし、飛行機に関してはマニアックなところもあるし、ロマンスもありで、大人の鑑賞に堪えるアニメ作品です。
宮崎監督が試写を見て涙したというのもうなずけました。

ソラリス                             こじんまりとしたチケット売り場
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さて翌日。仕事の段取りから言うと山形駅12:40発の新幹線で米沢へ行かなくてはいけません。
この午前中、「山形市内なら何かあるはず」と無計画のままやってきました。
ラッキーなことに、宿をとったホテルフロントに貸自転車が!

P1000494 観光協会が無償で貸し出しているということを教えてもらって、詳細な市内地図もいただきました。

いろいろ見てみると興味深いところがたくさんあるではないですか!
城下町や街道筋の町はやはり歴史の重みがあります。9:00から11:00過ぎまで、約2時間。回れるところを回ってみよう!

長男が補助輪付きの自転車から卒業するとき一緒に、私は、初めて自転車に乗れるようになりました。乗れるというだけで実に下手なのですが、それでも乗れると乗れないでは、人生が変わります。
長い老後を楽しむためには、何でも挑戦しておくことは大切なことです。

チェックアウトを延ばしてもらって、いざ出発。
そうそう天気予報は雨模様だったのですが、曇りのちホンの小雨。

文翔館(旧県議会場)                       文翔館(堂々たる旧県庁)
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文翔館内部は博物館になっています。
山形県初代知事三島通庸                     P1000507          現知事
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三島通庸という人は偉い人のようでした。多くの道路や建物を作ったそうです。
「国の為 つくすこころは 陸奥の 山の坑路 踏みてこそしれ」
机上で考える段階(左脳)も必要でしょうが、このように体験型というか、現場を重視する(右脳)発言を聞くことができると、なんだかそれだけで信頼できそうな気がします。

よく工夫されている歴史を学ぶコーナーP1000516
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建物内部                           P1000504    正面バルコニーからの眺め
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国を作るという明治の先人たちの気概に触れたひと時でした。
山形市は、扇状地なのでほとんど傾斜がありません。道路も自転車が走りやすい工夫がしてあって、このミニサイクリングはとても満足いくものでした。


脳機能検査ができるケアマネさん

2013年07月25日 | 米沢市「なごみの部屋」の実践

山形県米沢市の「なごみの部屋」に行きました。
「なごみの部屋」のことは何度かブログにも載せていますから、右欄カテゴリーから「施設での実践」をクリックしてみてください。

P1000535 M浦さんはケアマネージャーをしています。
今回とても興味深いことを言われました。

「二段階方式のテストをやると便利です!
私は一番にまず脳機能検査をやらせていただくことにしています。
その後で、ご本人からもご家族からもいろいろ伺うのです。
このやり方にしてからは、これ以外はちょっと考えられません・・・」

その通りです。
なぜなら、中ボケレベルになっても話だけを聞いているとほとんどおかしくないとよく言われます。

よほど月並みなやり取り、例えば「暑いですね」「寒いですね」「ご苦労様です」というようなやり取りでは、実に流暢に話すことができます。
でもほんとは変なのですよ。
的が外れていたり、言ってる内容は正しくてもこの場ではそういうことは普通は言わないでしょうというようなことを言ったりしているのですが、聞く側が
「ほんとに言いたいのは、きっとこういうことだろう」とか
「またぁ。言わずもがなのことを言ってしまってる」などと、親切に解釈してあげていることが多いのです。P1000532    なごみの部屋では障碍者支援のためのお菓子製造もおこなっています。皆さんのおやつに使用+販売                       

家族の方からの訴えや症状の説明にしても、これは本当に家族関係を反映しています。

脳機能低下のために、種々の困った症状が起きてしまっていても、家族にとっては普通に話している(と思っている)だけに、そのことが理解できません。
「生返事はするくせに、いうことを一つも聞いてくれない」とか
「嫌味や嫌がらせじゃないか」とかはよく訴えられることです。

長い年月、基本的な関係がうまくいってない時には、家族がより悪く訴えたくなるのも理解できます。

P1000534その人の脳機能さえわかっていれば、日常生活がどのように行われていくかを知ることができます。
行動は脳機能のアウトプットですから。

その行動をどのように捉えるかというところから、家族関係は自ずから理解されます。

関係が悪ければ、より強く問題行動と訴えられがちです。
関係が良好であれば、様々な困った行動の訴え方にゆとりが感じられます。

キィーは脳機能(のレベル、特徴)なのですから、
「一番に脳機能検査をします」ということはとっても効率よくその人や家族関係を理解できる近道です。

M浦さんから聞いた話を一つ紹介しましょう。
二段階方式では脳機能検査をした後で、30項目問診票(小ボケ・中ボケ・大ボケでよく出現する行動が10ずつ列挙されています)に記入してもらいます。

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検査の結果は、前頭葉機能ははっきりとした低下があって、脳の後半領域の機能を検査するMMSは合格。
これを小ボケというのです。

小ボケの人は、自分の脳の動き方が前とは違うということを自覚していますから、30項目問診票の小ボケ相当の行動を、自分からあてはまるとチェックしていきます。
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このはなしには続きがあります。
「3以上の仕事がテキパキ片付かない」に丸を付けながら
「これってね、例えばね、お浸し作るために鍋に水を入れてガスにかけるでしょ。それから
お風呂の蛇口をひねってから、洗濯物を取り込みに行って・・・

洗濯物を取り込む前にちょっと草が目についたらやっぱり抜くでしょ!そんなふうにどこかで別のことをし始めたら、事件が起こってしまうんです。

鍋を空焚きしたり、お風呂があふれたり、洗濯物を取り込み忘れたり」

まさに前頭葉の注意集中力や注意分配力が、極端に利かなくなっている小ボケの状態を見事に説明できています!

このレベルだと、話もおかしくないし脳機能検査をしないと全く正常にしか見えません。でも脳機能の老化の加速は始まっていますから、生活改善指導は必須です。
こういうケースに出会うと、脳機能検査をしてあげてよかったと思えるでしょ?M浦さん!

 


山形県川西町だより

2013年07月24日 | 認知症予防講演会

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山形県は先週、今週と大雨でした。
所によっては停電や断水などの被害も出たということでしたが、講演日は雨の予想に反して、お天気!

認知症予防をテーマに掲げるエイジングライフ研究所の講演は、あまり天気に左右されることはありませんが、それでも雨になると足元が悪くてちょっと気になります。

今回は予想以上の方々が見えて、追加の椅子の用意に大わらわだったと後から聞きました。2時間弱の講演の間、とってもよく聞いてくださって「会場に熱気が感じられた」ともいわれ、安心しました。

エイジングライフ研究所が主張する認知症予防は、正常な方が正常なままで生き抜いていくための予防を第一に考えます。
川西町も様々な認知症予防の事業をしてきていますが、どうしても「用意してあげている」という姿勢と1回~数か月で終了という流れがあるようです。
認知症予防教室は「自分たちの脳の健康は自分たちで守る!」という精神のもと、自主活動として継続していくことが重要なのです。

P1000545講演の後、希望者の方々との勉強会が企画されていました。

毎週一度自主的に集まってお茶飲み会を楽しんでいるグループや、地域活動という点に興味を覚えてくださった男性の方、社協のいきいきサロン担当の方、健康教室をされている方など集まって1.5時間があっという間でした。
お隣の米沢市の「なごみの部屋」から参加された我妻さんが「ボランティアで行っているかくしゃくの方たち対象の会では8年間、脳機能が維持もしくは改善している」と話してくださいました。

「脳機能がよい人たちのほうが、予防は効果的」と自信をもって話してくださったことが印象的でした。

川西町にはすばらしいダリア園がありますが、そのほかにも魅力的なところがたくさんありました。
樽平酒造昔からの設備を生かしながら伝統的な製法を守ってお酒を作っている蔵元。「住吉」はなんと300年以上の歴史があるそうですよ!
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菓子司 十印 塩羊羹の名品に巡り合いました。
上生菓子「あじさい」                    おかみさん心づくしのおしゃれな店内
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明治時代、イザベラバードが桃源郷と驚いた川西町は、長い歴史を感じさせる魅力的な町でした。


心理学研修会参加!

2013年07月21日 | 私の右脳ライフ

ここのところ、一足早い夏休みが来てくれて、つまりお客さんがたくさん見えて精一杯楽しんでしまいました。
今日は、研究会参加のために上京中。左脳を使うのだ!と覚悟した決意表明が題の!マークです。
会場は文京区茗荷谷の跡見学園女子大学。
私が大学生だったときに利用した駅ですが、全く面影もありません。
経過した歳月を思うと当然ですけど・・・
テーマは最近よく耳にする認知行動療法です。
午前中の講義が終わって、認知療法と行動療法は全く別のものと言うことがよくわかりました。
認知療法は考え方を変える。
行動療法は代替行動を強化する。考え方が変えにくいから。
いいところどりで行きましょう。という緩さには共感しました。
脳の話がいっさい出てこないのはなぜでしょうね?

 

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なぜか、写真がひっくり返っています。
元の写真を180度回転させても、やはりひっくりかえったまま・・・
どうすればいいのかわかりません!

上記はタブレットからの投稿でした。帰宅後、慣れ親しんでいるパソコンから再投稿しました。成功!


ドイツ紀行ー上がり(ニンフェンブルク城)

2013年07月11日 | ドイツ紀行

今回のドイツ旅行は、高校同期生とその友人と私たち夫婦の計7人のグループ旅行でした。
前半は全員で旅を楽しみました。そして後半は私たち二人だけの珍道中。

旅があんまり楽しくて、途中から誰からというのでもなく「『反省会』か『打ち上げ会か』『写真を見る会』をやらなくては」という機運が盛り上がってきました。
東ミュンヘン駅で別れるときには、「7月16日~17日に伊豆で集合!」が決定事項となっていたのです。

後半二人旅の報告を兼ねたブログを書き記しましたが、これは同行同期生への報告をかねていたのです。今回は最終回。
ミュンヘン郊外にあるニンフェンブルク城で一日楽しみました。

P1000262ホテルからミュンヘン駅までは、タクシー。
そこから、今回お世話になったI丸さんが教えてくださったトラムに挑戦することにしました。

路線図で確認してみます。
17番に乗って「ニンフェンブルク城」で降りる。これなら「簡単!大丈夫行ける」

ミュンヘン駅というとことば上は1点のようですが、実際は「面」。
どこに乗り場があるのか、ちょっと探しました。

割合すぐに見つかり、17番の電車が来たので乗ったものの、夫が乗客に確認してくれました。

「違う。あちら側の電車だ!」
自動車が右側通行ということは承知していても、電車も右側通行ということは、つい失認(笑)

広い広い・・・敷地も広いし、建物も広い。
お城に着くまで10分は歩きました。
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ニンフェンブルク城で一番にしたことは、唯一あるレストランでブランチ。
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受付でゲットした日本語のガイドブックを広げて、ニンフェンブルク城攻略作戦を練ります。

表庭も広いのですが、お城の奥側も広大な庭や森が広がっています。

その森の中には、4棟の全く違うタイプの離宮も点在しているし、宮殿の中も当然のことながら見事らしい。

いったん外へ出ると、ヨーロッパでも最高級の馬車や馬具がそろっているといわれる馬具博物館。

おなかもいっぱいになったし、これは歩くに違いないと覚悟を決めて、さあスタート。
離宮
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これで狩猟小屋!
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お風呂!
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裏庭にある池からの宮殿
P1000268まだ一か月というのに、記憶がクリアなところとあいまいなところとあるのが驚きですが、あいまいなところの筆頭は宮殿の内部の様子。

ガイドブックを眺めると鮮明に蘇りますし、あちらこちらに同じような宮殿があるのですから、まあ仕方がないとすぐにあきらめがつきます。

ニンフェンブルク城では、将来一番鮮やかに思い出すことになるはずの事件がありました。

夫と私と、はぐれてしまったのです!

私は40分待ち、夫は1時間半探し回り、会えないまま。
それでもつつがなく、ホテルで再会できましたけど。P1000279

2路線走っていることを知らずに、ニンフェンブルク城で飛び乗ったトラムが17番でなく51番というハプニングが、私にはありました。
せっかくなので路線図と首っ引きで、ちょっと冒険し、翌日の下調べをしました。
もちろん無事に帰着。

夫は素直に17番トラムでミュンヘン駅→タクシーでホテルへ帰ってきました。

まあ、いろいろありましたが、たのしい旅をすることができました。感謝!


嗚呼、注意分配力低下

2013年07月10日 | 前頭葉の働き

注意分配力は、注意集中力とともに、前頭葉機能の中核的な働きです。
そしてこの注意分配力や集中力は、生活のいろいろなシーンで主役級の働きをしているのですが、ふつうはあまり気づかれていません。

エキナセア
P1000014前頭葉機能のことは、脳の司令塔という言い方をすることもできます。
今の状況を理解して、何をどの順番になすべきかを決めるのが前頭葉の働きです。

今、自分がいるこの状況を理解するところがすべてのスタート。

赤ちゃんもおなかがすけば、空腹ということがわかって泣いてお乳を要求しますが、それはほとんど本能レベルの話。

大人が行動を起こすときにも、種々のレベルはあるわけです。
ボーと居眠りするときにいかほど前頭葉が関与しているかというと、残念ながらほとんど関与していない。
この暑さだし、寝不足だし、草取りしすぎて疲れたから、意識的にちょっと休もうというときには、前頭葉が状況を正しく理解して行動を決定したことになります。

紅アジサイ
P1000457おかれている状況の理解は、脳機能から言えばとっても高レベルの働きだということがわかったでしょ。

さて状況の理解ができ、行動の決断も行いました。
でも、決断してもやらないケースもありますよ。
スターターの役も前頭葉が担いますから、前頭葉機能低下群は、誰かから背中を押されなくては行動が始まりません。
小ボケにしても、前頭葉機能障害を持つ人にしても、前頭葉機能が万全でないと、「指示待ち人」になってしまうのです.

おかげさまで、スターターがしっかり働いてくれて、行動がスタートしました!

ところが、日常生活は、何か一つだけやるという状態はむしろ少ない。
鍋をかけて料理しながら、洗濯ものも取り込むし、玄関先の掃除だってします。
お風呂の水を入れながら、新聞を読むこともあるでしょう。

松本センノウ
P1000454どんな事件が勃発するか、もうわかりましたね。

鍋をすっかりこがしてしまった。
お風呂の水は大洪水・・・。
洗濯物を取り込まなかった。
そんな時に
「鍋をかけているのを忘れて・・・」
「お風呂に水を入れているのを忘れてしまって・・・」
「洗濯物を取り込むのを忘れて・・・」といいませんか?

これは物忘れ、記憶の問題ではありません。

野菜をゆでこぼして水を入れながら、冷ます間ちょっと別の用をする。(蛇口の閉め忘れ)
網戸にしてある窓を、夕食準備が済んでからガラス戸を閉めようと思う。(戸締り不備)
外出のついでに、所用を二つ三つ…と思う。(しない用事が必ず起きる)

しまったはずのものが見つからない(これはしまうときに注意を集中せず、ボーとしまった結果起きたこと)

こういうふうに、同時並行的に何かすると一つはつつがなくできるのに他のことがすっかり消えてなくなってしまう失敗は結構あると思いませんか?
みんな「忘れて」でかたずけられますが、それは違う!

メドウセージ
P1000020前頭葉の注意分配能力の低下によるものです。
一つのことだけに注意力が集中してしまって、他のことを行っていたり、行おうとしていたりシテいるにもかかわらず、そこに注意力を分配することができなかった結果、おきる過ちです。

日常何かしているときに、その行動とは別に前頭葉機能が司令塔のように目を光らせているというイメージが近いかもしれません。
その目が曇るんですね・・・歳とともに。
司令塔の構成メンバーの一部が、以前のように働けない状態と考えたらいいかもわかりません。

つまりある程度の年齢になると、生活の中でいろいろな事件が起きてくるのは、仕方ないことなのですよ。
いわゆる「歳のせい」です。
「前頭葉機能」ですから、「注意分配能力」が加齢とともに低下していくのは、これは受け入れざるを得ないことです。

ところで、「歳のせい」と笑い飛ばせるのはどの程度?と思われるでしょうね。
異常との差は「頻度」です。それとその失敗をどのようにリカバリーできるかどうかです。
それと生活していくときに「意欲」があるかどうかも、大切な指標です。


ドイツ紀行ーミュンヘン(ビアホール)

2013年07月06日 | ドイツ紀行

ドイツといえばビールでしょう。
「ホーフブロイハウスはドイツ王立ビール醸造所として開業したドイツ一有名なホール」と、例のガイドブックで情報を仕入れたら、これは行ってみなくては!と地図を片手に捜しました。

ホーフブロイハウス玄関                          1階は1200席、屋外のガーデンでTV取材中
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2階のテラス席                                3階ホールには日本人だけの団体が
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ここホーフブロイハウスは、ヒットラーがナチスの党大会を開いた場所としても有名です。
その時2000人が集まったと聞いていましたが、問題なく収容できる広さでした。
そして当時の写真などがちゃんと掲示されていました。「なかったことにしよう」「触れないでおこう」と思っていないのですね。

それと、ヒットラーの別荘ケールシュタイン山荘(Eagle's Nest)に行ったときにも感じましたが、「戦いに負けた」という感覚は日本よりもはるかにしっかりと根付いているというか直視していると思いました。

24年度の介護保険費が8.9兆円。後期高齢者医療費(21年度)12兆円。
国家予算は100兆円。税収50兆円弱。

この数字を見るだけでも高齢者にかかる費用をどのようにして削減するかは大問題のはずなのですが。
認知症を予防すれば、高齢者にかかる費用を大きく減らすことができます!
「直視しない」国民性は、認知症予防にはネックですねえ。


ドイツ紀行ーミュンヘン(市庁舎と英国庭園)

2013年07月06日 | ドイツ紀行

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思い起こしてみると、ドイツの旅で訪れたどの町も市庁舎が立派だった・・・
さてミュンヘンの市庁舎です。

ルートヴィヒ1世が建てたこの市庁舎は、なんといっても中央部の
塔が見事です。
85mの高さももちろんですが、塔の真ん中には等身大の人形が踊るドイツ最大の仕掛け時計があって、それも有名ということでした。

事前にガイドブックで仕入れる情報も侮れません。
毎時みられるわけでなく、「11:00.12:00.17:00の3回だけしか仕掛け時計は動かない」というたった2行の情報のおかげで、予定を逆算して行動していましたから、11:00ちょっと前には市庁舎まん前のマリエン広場のカフェに陣取っていました。

高い場所なので広場からでは首が痛そうでしたよ。

P1000290ビールじゃ寒そうな気温なので、ホットミルクを注文して10分間の仕掛け時計のショウを楽しみました!

左写真のバルコニーでメリーゴーラウンドのように馬上槍試合の様子などが繰り広げられました。

それから、塔の屋上にも上がれるということでしたから、果敢に挑戦。
階段を上がって、上がって、上がって・・・・
一番最後は、1ユーロ支払います。

そして、梯子をよじ登って体が出るかどうかの小さな出入り口から、体を押し出すとミュンヘン市街が一望でした!

市庁舎尖塔屋上からの眺め                         左上方緑地は英国庭園
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英国庭園は世界最大級の都市公園です。
私たちのホテルは公園に隣接していましたので、前日公園内のビアガーデンでビールを飲んだ後、公園を散歩しました。

木々に囲まれて、木製のテーブルとイスがずらーと並んでいるビアガーデンは、2000人だか3000人だか入れるという巨大なものです。
学生食堂のように、カウンターの向こうの料理を指さしながら注文して、最後にレジで支払います。

ビールは小ジョッキでも1リットルあったと思います!

英国庭園の池 夜の9時でもこの明るさ!水鳥たちは池と緑地を行ったり来たりしていました。
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ドイツ紀行ーミュンヘン(レジデント)

2013年07月06日 | ドイツ紀行

ドイツ旅行は前半がゆっくり滞在型。後半が物見遊山というかアチコチ見学のパターンでした。
ミュンヘン市内観光の始まりはミュンヘンレジデントです。1800年初めから1918年まで、バイエルン地方を治めていたヴィッテルスバッハ家の宮殿なのですが歴史はさておき、さしあたり今日は「お姫様ごっこ」の気分だったという報告だけします。

大きな本物のルビー!
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これはサファイアだったかな?                   真珠
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何十個も一つの額に入ってます。
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ままごとセットに使おうかな!?
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有田や九谷の名品も
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レジデントの入り口にある獅子像。楯に触ると望みがかなうとか。ピカピカになってました。

宮殿は、豪華絢爛ですが、毎日ここで暮らすのはちょっと疲れるかも・・・
感性の違いはいかんともしがたいものですね。

日本では、写真はダメなところが多いと思いますが、ここは全く問題なし。ただ私の携帯にはフラッシュがないので、はっきり写っていません。
ごめんなさい。


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