脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

国保中央会の蒔いた種ー三沢市

2006年12月14日 | 認知症予防教室

P1000017

縄文時代の常識を覆した三内丸山遺跡

当時の平均寿命は36歳とか。ボケの問題は皆無だったことでしょう。

その後、青森県三沢市に行ってきました。
私は、質問の来ないところは活動も低調という思い込みを持っていますが、今回はうれしい誤算でした。
質問はそんなに来なかったように記憶していますが、活動そのものは、立ち上げた5教室全部がきちんと自主活動につなっがっているのです。

国保中央会の委託で実施した「ボケ予防活動指導者養成事業」に参加した根岸さんが、
「皆さんに伝えるために必死で聞きました」
「初めて聞くことで、頭はいっぱい」
と笑いながら話してくれました。

国保中央会の研修から継続しているところは何箇所かあります。共通している点は、単に教室運営だけでなく、個別指導を行っているところです。
集団かなひろいテストだけでお茶を濁しているところは、活動が継続できていません。

さて三沢市での講演の前に「教室の発表を付け加えたら?」と声掛けしたのは、1ヶ月くらい前だったと思います。当日はどうなっているのかしら?と楽屋を覗くと大賑わい。

P1000044 P1000045 私の激励の言葉は「失敗したらチャンス!ただし、失敗した当人が一番に笑うこと。見ている人も笑うこと。プロではないので失敗してもいいんです。失敗しても、こんなに和気藹々、楽しそうな教室だなあと思ってほしいから」
そして本番。緊張しながらも堂々と発表される皆さん。
「舞台に立って客席を見るなんて思っても見なかった」といわれました。P1000046_7

一番最初に始まった教室の発表です。
のりがいいですね。(ボケててごめんなさい)P1000047_2

P1000048_1 ステンドグラスの作品紹介

P1000051 楽譜の表紙にかわいい絵が描かれていました。P1000053

91歳のかくしゃくさんが自慢です。

勝手に出し物を考えて発表までこぎつけた皆さんに脱帽!


奥州市ー脳元気教室交流会③

2006年12月01日 | 二段階方式って?

奥州市脳元気教室交流会大成功の秘密
  *脳機能テストを導入、個別生活指導がなされている
   (教室の意義が理解されやすい)
  *かくしゃく老人の参加が当然の風潮がある
   (元来、その人たちが地域のために奉仕的だった)
  *各地の人材が、集結してきた
   (地域に甚句や踊りや神楽の伝統がある)
  *地域の結束が固く、その結果競争心が出てきた
  *健康増進サポーターさんの積極的なかかわり
   (教室派遣・交流会司会・当日レク指導)
如何に上手に指導できるかの証拠写真です。
全員参加の雰囲気がわかっていただけますか?
高齢者も、このような時に参加できる体制になっているのですが。
P1000091 P1000095

P1000098

舞台発表の司会も、サポーターの家子さんが行い、一言ずつ感想をしゃべらせる手際もなかなか!「かわいかった」といわれて大喜びしていました。
確かに元気でかわいかったですよ。

保健師さんたちの努力は、業務が飛躍的に増えている中で並々ならないものがあったと思いますが、
担当の及川保健師さんが
「発表の準備に皆さん輝いています。」
「ほんとに、力をいただきました。教室の皆さんの元気に支えられています。」
「職場のみんなの協力にも感謝」と何度も連絡をくれました。

8月5日のブログ「うれしいことは続くもの」も読んでください。生活指導の意義が述べられています。


ブログ村

http://health.blogmura.com/bokeboshi/ranking_out.html