江刺の稲瀬年とらんと会の楽しい様子はわかっていただけたと思いますが、もう一つ良い報告を。
保健師さんたちとの勉強会も設定しておきました。担当のI本保健師さんからいくつかのテーマが届いていましたが、うれしいことに、江刺だけでなく胆沢や衣川からもケースを持っていらっしゃっていました。
実施したケースの解釈や指導ですからみなさん積極的に勉強されました。
時間切れで宿題になったケースがあってメールでの相談となりました。
「江刺のケースについて ???となっている人について教えて下さい。
かなひろいで合格しているのに、MMSが低すぎる。 30項目問診票チェック 本人記載 2.5.7.8.11 後略 」
青字でピンとこなくてはいけません。
側頭葉性健忘。マニュアルC110ページ
ちょっと前のブログ「側頭葉性健忘用の”メガネ”」 と同じケースですから、そのようにメールしました。
都庁
I本保健師さんのメールです。
『テキストCを読み、ブログの側頭葉性健忘を読み、すっきりしました。
「目が悪ければ、メガネ」
「聴力が落ちたら、補聴器」
「記憶力が落ちたら、メモ」 本当に分かりやすいですね。
有難うございました。』
私もメールを読んで、わかられたことが納得できましたよ。
都庁展望台からの景色・明治神宮 お隣のミカンby富田房江(付録のふろく)
良かったですね!テストを実施したK松保健師さんとは電話で話しましたが、
「マニュアルとブログを読んだらとっても納得できました」と、声が明るかったです。
ケースを実施したうえで、検討や解釈を積極的にやってみましょう。
現実に今生活している人を、検査結果を通して理解するという二段階方式の手技の意義がだんだんわかってきますから。
都庁展望台からの景色 目がまわりそう
テスト結果を解釈すると、その人が目の前に見えるようになるのが、二段階方式のすごいところ!
少しずつ保健師さんたちが、二段階方式のすごさに気づいてくださってるようでうれしいです。
そのためにはテストを丁寧にすること。
特にできない項目に対しては
①拒否してできないのか
②前頭葉の集中力に問題があるのか
③脳に器質的な問題があってできないのか
この三つを考慮した検査法が欠かせません。
このことに配慮した丁寧な検査をやってくださったI藤保健師さんのことについては「たった一字から右脳障害を疑う」 に書きました。
次に解釈。そして生活歴の聞き取りさらに最終目的の生活指導へと続きます。
頑張ってください。