脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

12月の右脳訓練ー2日遅れのクリスマスランチ

2015年12月27日 | 私の右脳ライフ

お友達のJ子さんがランチに誘ってくれました。
彼女の12月のスケジュールは、みごとに埋まっていました。趣味の会、ボランティアサークル、自治会…それぞれの通常スケジュールにプラスして、お仲間との忘年会、打ち合わせに年末特別イベント等々。
「ようやく一息いれられる休日だから」とちょっと遠慮したのですが「明日片付けるから、クリスマス飾りもみてね」この一言も後押ししてくれて今日のランチになりました。
玄関の飾りつけ。一瞬でクリスマス気分に誘われます。

ホールには合唱隊が。

 

 

 

 

 

 

 




毎年、一番に目に飛び込むのはこれ。ダイニングの飾り。

全体はこんな感じです。




 

 

 

 

 

 



内緒ですが、これはトイレなんです。ストーリーがありますね。

羊が…

今年の新顔



















実はJ子さんのご主人は木彫が趣味!

趣味豊かなご夫婦ですね。
J子さんが面白いことを言っていました。
「忙しくしてわかったことがあるのよ。手際が良くなったというか、いろんなことがテキパキできていくのよね。考える前にできていくというか」

それはちょっと違うかなあ。見通しを立てるのも、計画を立てるのも前頭葉。
出番を得てJ子さんの前頭葉がクルクル回転した結果だと思いますよ。
今日のおもてなしの準備もみごとでした。サイドテーブルにもクリスマスが。

J子さんのお気に入りのメアリーちゃん。美人ですねえ。

食事の後は暖炉に火を入れてくださって、文字通りの暖かいおもてなしを受けました。

ごちそうさまでした。
帰り際、J子さんが「私たちも、お久しぶりでおしゃべりが楽しかったわ」って言ってくれました。うわー、おんなじ感想!今日もおかげさまでお腹だけでなく脳がイキイキ満足しました。

火は魅力的ですね。
そう感じるのは脳のどこでしょうか。前頭葉が感じている感動もありますが、もう少し本能的な場所でも、心地よさや安心感を、それとどこかおそれも感じていると思います。

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メリークリスマス

2015年12月24日 | 私の右脳ライフ

年ごとにクリスマス飾りをするのが、遅れ気味。
「今年は中止しようかしら」という思いが、ちらっとよぎったことも白状しなくてはいけません。
でもと思いなおして今年も飾りました。このバラのことは最後に書いてあります。

今年の我が家のクリスマスツリーです。

面倒だなあと思ったことが申し訳ないくらい楽しい作業でした。
齢を加えるということは、できなくなることも増えるのですが、もう一つ増えるものもありますね。それは「思い出」。
ハワイの友人が作ってくれました。彼女の笑顔といろいろおしゃべりしたことがハワイの海や空と一緒に思い出されます。そうそうさわやかな貿易風も。
こうして書いていくうちに、おいしかった食事の味も思い出しました!

J子さんたちといった小旅行で、「記念に」と言って買ってくださったクリスマス飾り。二人して「どれがいいかしら」ってショップであれこれ物色した時間、そのものも楽しかったです。
電池がまだ持っていることに感心してしまいました。あの時も素晴らしい天気でした!

この雪だるまは先日行ったバザーで一目ぼれしたもの。¥300で我が家に仲間入り。

もう一つ新入りが増えました。「ルツのテーブル」でいただいた手作りプレゼントです。

今年はニューフェースがまだあるのです。闘病中の友人が作ってくれた宝物。
最初「プリザーブドフラワー?」と思ってしまいました。
折り紙作品なんです。その世界では有名な数学者が始めた「川崎ローズ」と言われるバラの折り紙。
友人は「理解するのに1週間かかりました」って。私も作り方を調べては見たのですが、敷居が高すぎ。でも友人のおかげで新しい世界を知りました。

小さい作品も。

ツリーの下に飾る前に、お盆に乗せて記念写真を撮りました。

「A子さん。ありがとうね!春に向けて少しずつ回復していってください!」
アクションを起こさなくては。
アクションを起こせば、いろいろな思いや工夫がわいてきます。まさに脳の活性化。
「今年もクリスマス飾りをしてよかった」としみじみ思いました。


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自然発生的なボランティアによる認知症予防教室ー「ルツのテーブル」in鎌倉②

2015年12月21日 | 認知症予防教室

「ルツのテーブル」主宰者のY田さん

「ルツのテーブル」のことを知ったのは、今年の6月でした。
もう30年近くも前、友人のM子さんの子供たちがプレスクールのような集まりに参加していたそうです。そこでお世話になったS田先生。M子さんとずーとお付き合いが続いていることにまず感動。お会いしてその若々しさに再び感動。89歳におなりだとか。

みずみずしい感性をお持ちで、少女のように話されます。お土産は「季節に合わせましてね。いかがでしょうか」とアジサイの名がついたお菓子を持ってきてくださいました。「色もかわいくて気に入ってます」という表現も若々しいですね。
「S田先生の生活の中にその若さの源がある」に違いないと尋ねてみました。

「楽しみにしていらっしゃることは何でしょうか?」
「いろいろあるんですけれども、友人が地区のおひとりくらしの方たちのために昼食会をしてましてね。そのお手伝いというか。毎月第2火曜日なんですが、12月にはクリスマス会になるのです。そこで皆さんにプレゼントをお渡ししたいものですから、大体1年かけて作ってます」参加者全員分のランチョンマットとプレゼント用の刺しゅう入り布巾!
その布巾を私にも持ってきてくださいました。

「皆さんで歌も歌うし劇もやるし。楽しいんですよ」
こういうやり取りがあって、12月の「ルツ゚のテーブル」定例会(クリスマス会)に伺うことになったのです。

Y田さんのお話しです。といっても大忙しの一日でしたから、ほんのちょっとだけ伺いました。
「最初は、ご近所のお一人暮らしの方のために何かして差し上げたいと思いました。いろいろ考えたのですが、お食事会なら楽しみにしていただけるかしらと思って、月に一度我が家でランチをご一緒することにしたのです。S田先生はそこから協力してくださって。
そのうちに、主人が病気になって家ではちょっと無理…そうしたらここの鎌倉雪ノ下教会のホールを使わせていただけるようになりました。
教会関係の方も手伝ってくださるし、もう長く続いているんですよ。
それと、男性の方のご協力もありがたいことです。奥さまとご一緒にみえたのですが今ではなくてはならない方。なぜかっておもしろいんですもの。『W田大学理工学部保育学科卒』とご自分でおっしゃるんです。お話もうまいし楽しませ上手」
どういう生き方ができる人が、ボケにくいか皆さん十分に承知していらっしゃる(笑)
協力しているスタッフはクリスチャンの方もそうでない方もいらっしゃるそうですが、クリスマス会は最大イベントなのでしょう。
会場の設営、劇の準備、歌の伴奏、食事の用意、プレゼントの用意…実に手際よくそれぞれの分担をこなしていらっしゃいました。
どれも大変でしょうが、参加者全員に大きな紙袋入りのプレゼントまで用意されていました。

S田先生からのプレゼント

ランチョンマットの左上にのせられている布製お菓子ボックスは、外も中もプレゼント!お菓子がピンクの部分にも緑の部分にもたくさん入っていてワクワクしました。

入り口で好みの色のベルのブローチを付けていただきました(これもプレゼント)が、紙袋の中には、さらなる手芸品も。我が家のクリスマスツリーにやさしさを添えてくれています。

帰宅してから、こんな素敵なプレゼントにも気づきました。本当にありがとうございました。

Y田さんにも、S田先生にもお話ししたのですが
「最初は、ご近所のお年寄りに何かしてあげたいというお気持ちで始められたことでしょうが…」とここまで私が言うと
お二人とも
「今になってみると、ほんとうに自分のため!準備など大変なこともあるのですけれど、自分も楽しいんですよ。そのうえ楽しみにしていただけたり喜んでいただけたりして、生きがいですね。私たちのボケ予防だと実感しております」

「これだけの会ですから、準備はほんとに大変でしょう…」
「いえいえ、みんなでかわいいものを作ることも楽しいんですよ。部屋の飾りはどうしようとかカードはどうしようとか
手芸品の材料や色合いなんか工夫するのも、楽しくて。この帽子はカップヌードルの容器なんですよ」

「今おっしゃったこと、全部右脳の出番です。小物のどれもこれも、シール一つでもクリスマスらしさがプラスされていて楽しくなりました。『大変』と思うか『生きがい』と思うかその決定権は前頭葉にありますね」とエイジングライフ研究所の考え方もチョットだけお話ししてきました。

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自然発生的なボランティアによる認知症予防教室ー「ルツのテーブル」in鎌倉①

2015年12月20日 | 認知症予防教室

「ルツのテーブル」に招かれて、一緒にクリスマス会を楽しんできました。
この会は、有志のご婦人の思いに共感されたボランティアの皆さんたちが、月一度地域の高齢者のために開いているお食事会。そのときどきで、歌ありゲームありお話しありの楽しい一時を過ごされているそうです。まるで、ランチ付の認知症予防教室ではありませんか!

鎌倉駅前の鎌倉雪ノ下教会の地下ホールが会場でした。クリスマスらしい飾り付けがされた会場。

参加者がいらっしゃると、スタッフが目ざとく駆け寄っては抱きかかえるように席に案内します。
その時の声掛けに心があふれています。
「まあ、お元気そうで…」「よく来てくださった…」「お加減はいかがですか?」「お待ちしてましたのよ」などなど

ステージでは聖歌隊の皆さんが練習中。聖歌隊の中に、この会の協力メンバーがいらっしゃるそうです。

ちょっと、台所に目をやるとせっせと今日のお昼が作られていました。

定刻になり、まず皆さんで合唱するところから会がスタートです。

牧師さんのお話しをいただいてから、お食事がスタートします。私のテーブル!
おいしいミートローフ。スープもお菓子もおいしくいただきました。
さあ、ここからが本日のメインイベント。参加者とスタッフ全員参加のクリスマス劇の始まりです。
もうずいぶん前から、この劇「その星を見て」は演じ続けられているそうです。

「まったく同じ台本で」と笑いながら代表のY田さんが説明してくださいました。「当日に配役を発表するのですが、もう少しセリフの多い役がよかったとおっしゃる方もいらして。おもしろいでしょ」

当日渡される台本には自分のセリフのところが赤印が付けられていて、その台本を見ながらセリフを言うのです。
様々な衣装も用意されていて、その着替えもスムーズなものです。あっという間にキリスト降誕の時に連れて行かれます。台本片手に進行を担当するスタッフの方はまるで演出家のようです。

スタッフの皆さんは参加者の方々の間に座りセリフがスムーズに進むように気を付けてくださいます。

天使たちも出番を待ってます。右端の方が最高齢ということで「撮ってください」の声がかかりました。

東方三博士!衣装も素晴らしいですが演技もなかなか。たまには「セリフをとられてしまったので、もう一度言わせてもらいます」と博士らしい口調でアドリブが飛び出したり。真剣に、なおかつ楽しんで演じられていました。

ヘロデ王。プロのパーカッショニストの方。ちゃんとその出番も考えられていましたよ。写真をお願いするとちゃんと王様らしくポーズをとってくださいました。

観客がほとんどいない劇。でも終了時には大喝采。
本日締めの全員参加の輪唱は3パートに分かれました。それぞれのパートに熱心なリーダーがついて、とても盛り上がり、もう一度達成感を感じてもらうことができたと思いました。

続けて記念写真の撮影でした。今日は聖歌隊の方々もいらしゃっていましたから50人くらいになったようでした。

楽しいクリスマス会でした。
こういう理想的な地域での活動があることに、感動しました。
認知症サポータ―という制度があります。90分の講座を受けて、地域の 認知症や家族の方のサポートをするというものですが、認知症になって問題が明らかになってしまった方たちへの援助は、とても困難なものです。
それよりも、毎月第2火曜日に決まって集うこのような会こそ、地域の高齢者を認知症から守りうる活動モデルです。(続)

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12月の右脳訓練ー韮山再訪

2015年12月14日 | 私の右脳ライフ

友人が来たので、韮山反射炉に行くことにしました。
今日も観光客の方でいっぱいです。前回行ってからまだ1か月ほどですから、隣接する物産館に設置されているビデオでいろいろ「学習」して待つことにしました。韮山反射炉建設に尽力した江川坦庵という人は、なかなかの傑物であったことがわかりました。

韮山役所を兼ねた江川邸が公開されているというので足を延ばすことになりました。と言っても車で10分足らず。武家屋敷らしい豪壮な玄関ですでにびっくり。

玄関わきの見学者用通路を通って行きますが、楓と樫の木が宿った桜の木が目に入りました。すっかり葉を落としたサクラの幹から見事な紅葉が青空に映えていてちょっと目を疑いました。
入り口でまたもびっくり。
室町時代に建てられたこの建物は、高さが約12メートルもある小屋組みの見事さで有名なのだそうですが、江戸時代に修築されたもののめずらしいことに火災にあってない!
古文書もたくさん残されていて、国の重要文化財に指定されているというのもうなずけます。

江川家は江戸時代を通じて代官を世襲して勤めたこと(これは珍しい)またその領地は伊豆、甲斐から駿河、武蔵、相模にも及んだと知りました。
江川坦庵は幕末の人で、渡辺崋山や高野長英等から海外情勢などの情報を得、憂国の思いは深かったようです。沿岸防備(台場の建設)銃砲建設のための反射炉建設、農兵制度、西洋造船技術導入、江川塾での教育などなど活躍の場は多岐にわたります。
日本で初めてパンを焼いて、パン祖と言われているそうです。また文人としての作品も多数展示されていました。

家臣の娘の嫁入りに際して持たせた書状。2行目「プリプリしてはいけません」ですって。

大代官らしく米蔵もなかなか見ごたえがあります(中は資料館)

文化人ですから、お蔵でまたもやびっくりするものに出会いました。利休の花生(のレプリカ)。
有名な銘「園城寺」の花生は江川邸に生えている割れ目の入った韮山竹を使って作られたことを知りました。

秀吉の小田原攻めの時には、韮山城は北条方家臣だったとか、利休が、江川邸の竹を切って作った花生けを使って小田原一夜城内での茶会に使ったとか、歴史が急に身近に迫ってきました。

この古文書には面白いことが書いてありました。
1862年。養老手当の支給です。80歳以上になると支給されたそうですが18人中15人が女性。
志んさんと里んさんはなんと97歳。男性は治郎吉さんの87歳が最高齢でした。

12月7日は小春日和のいい天気でしたから、もう少し遊ぼうということになって、伊豆長岡まで足を延ばしてランチを楽しみました。
ホテルは、もちろんクリスマスムードいっぱい。食事も楽しいのですが、きれいなものやかわいいものに出会うととっても得をした気分になります。

オーナメントが外国製らしく珍しいものでした。

いかにも外国製でしょ。

レストランの入り口


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【インタビュー】大津美子/夜空に光るあの星よ

2015年12月13日 | 前頭葉の働き

【インタビュー】大津美子/夜空に光るあの星よ

大津美子さんとは、東京に住んでいた時に友だちになりました。
家が近くで、大津さんのご長男と家の長男が仲良しになったのがきっかけでした。同じ幼稚園に通うことになり、そのうち次男が生まれて「お借りします」といわれて、大津さんの御宅でよく遊んでもらったものです。

くも膜下出血を起こし、一時は失語症の症状も出たのですが見事にカムバック。今でも現役。
芸能生活60周年ということで、11月末に新曲のリリースがあったのです。
先ほど電話でおしゃべりしましたが、イキイキとした心情あふれるしゃべり方は実に若々しいものでした。

理由を考えてみました。「歌う」ということ、だけでも右脳が活発に動きます。
その上にプロですから「同じ歌を歌っても、いつも感動を伝えられるようにと思ってるの」昔から何度もこの言葉を聞きました。感動を伝えるということは感動する心(これこそ前頭葉)が先にあることですね。
今回の新曲でも「歌詞をいただいたときに涙がこみ上げてしまって」こういうみずみずしい前頭葉の働きを維持していることが、脳の若さを保つことにつながり、QOLを高め、外見の若々しさにつながっていくのでしょう。

プロの歌手に求められるのは表現力だけでなく、状況判断や軌道修正などの能力も高度のものでしょうから(私は未経験ですから想像するだけです)それに応じ続ける前頭葉に大きな拍手を送りたいと思います。
そして、人に見られるということは、おしゃれも重要ですが、それ以上に適宜な緊張感を前頭葉に求めることでもあります。

小ボケになった人たち(脳機能から言えば、前頭葉機能だけが不合格、大脳後半部の認知機能は正常域)は、家庭生活は相応にこなすのですが、社会生活だけができなくなるのです。
例えば、現職だと窓際に押しやられます。世話役が無理になって、会長さんはピリッとした挨拶ができなくなるし、会計係はミスばかり。楽しみにしていた趣味の会なども参加しなくなります。理由はいろいろ言うのですが、つまるところいろいろに変わっていく状況に応じることができなくなっていることが、その理由です。

「もう齢だから」とよく耳にしますが、そんなことはありません。
「脳は、特に前頭葉は置かれている環境の中で適応させる努力をすればがんばれるもの!」と信じて生きていきましょう。
大津さんはいいヒントをくださいました。ありがとうございました。

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脳リハビリのコツ―小布施町手作りゲーム

2015年12月12日 | 認知症からの回復

アッという間に師走も半ば。1か月も前になりますが小布施町地域包括支援センターに伺いました。
町で行う基本調査で、ちょっとでも気になるところがある方たちに、センターで実施するプレ認知症予防教室(体験型)に参加するように誘うそうです。各地区で自主的に行われている教室に入るのにちょっと躊躇している人たちに、教室の意義や目的の説明もちろん丁寧にするのですが、とにかくどのようなことする場所なのかを体験してもらうための教室と説明してくれました。
認知症予防教室のカリキュラムは「とにかく楽しくて時間があっという間に立ってしまう、次回が楽しみ」でないといけません。当然右脳中心になりますね。歌、造形的なこと、ゲーム、体操、社会科見学、茶話会etc…
千年樹の里まつりにも、もちろん参加してましたよ。これは工作ですね。

さて私がうかがったときには、ゲームで盛り上がっていました。

一人ずつ、お手玉ボールを5球もらって、数字ボードに投げつけて外れたらそれが得点になるのです。

簡単に書きましたが、皆さんが楽しめる工夫が随所に見られました。さすがに認知症予防教室を10年以上も指導してきたスタッフがいる町です。
・参加者を2班に分けて、団体戦にしている。
個人戦だと不得手な人は楽しめない。団体戦でカバーできても勝ち負けがあることは、集中を高め目標もはっきり持てますね。
・ボールを手作りお手玉にしている。
何度も使ってなじんでいる。ボールよりも手触りよく投げやすい。
・ボールが1球でない。
1球勝負でなく続けて投げられることで、うまくいかなった時に練習効果も期待できるし、意欲アップにもつながります。
・得手不得手又は男女で、スタート線をずらしている。
全員に同じようにする公平性は、経験も能力も差がある高齢者には通用しません。


それぞれの立ち位置が違いますね。スタッフやボランティアさんたちが結構盛り上がって応援していました。もちろん参加者の皆さんは自分のグループの応援に熱が入ります。
結果発表の時は大騒ぎ。

数字ボードが絶妙な落ち方をするので、見に行きました。マジックテープを使った手作り品でした。うまい具合に落ちてくれるようにと何度か試行錯誤もしたそうですが、結局脳リハビリをする時には「ちょうど能力にあっているもの」という条件があります。
過不足ないものを提示するためには、よくよく観察しなくてはいけないのです。その時のコツは、行動から脳機能を類推するという点でしょう。いつも強調することですが、話されている言葉だけに頼っては、何の問題もないことになってしまうことがたびたび起こります。やっていることを見ると、判断力にも遂行能力にも問題を発見できることが多いのです。
今回はまだまだお元気な方が中心ですが、脳機能も体力的なこともよく見ているなあと、感心しました。
この日は、スタッフのお話しと、歌いながら手遊びを入れたいくつかのゲームで盛り上がったところで、メインの数字ボード落とし。
その後に「今度は太鼓です」というスタッフの声に太鼓があったかしらと思う間もなく、段ボールが配られました。(そうそう、お茶とお菓子の時間もありました)

箱は壊れていいそうです。ストレス解消にもなるのでは(笑)
男性の方で群を抜いてお上手な方がいました。聞けば、お祭りの時お囃子をやり続けていたとのこと。表情も明るくイキイキと楽しんでいらっしゃいました。この方にとっては「お囃子」が最も効果的な脳リハビリ。できたら演奏するだけでなく、例えば小・中学生に教えて、伝統の継承を図るようなことにつながると、本当の生きがいになると思いました。

脳リハビリのテーマを見つけるには、繰り返していいますが、観察が第一。愛情を持ってよく見ることです。
若いころからの趣味や生活を細かく知ることも大切でしょう。
そして、やってみなくてはわからないこともあります。その時の注意点は「上手かどうかではない。楽しめるかどうかが認知症予防教室の物差し」ということをスタッフが十分理解したうえで、参加者の皆さんにお伝えしなくてはいけません。
小布施のスタッフの皆さんには感服しました。

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脳リハビリのコツー手作りジグソーパズル

2015年12月06日 | 認知症からの回復

友人のお姉さんが中ボケレベル!
エイジングライフ研究所が推進している二段階方式では、まず脳の機能検査(A)を行います。そしてその脳機能状態になれば必然的に起きてくる生活状態とのマッチング(B)を行います。そしてその脳機能状態にまで脳の老化を加速させてしまった、「ナイナイ尽くしの生活状況がどのくらい継続したか」を聞き取って(C)、その三つが一致した場合に生活指導が始まります。
上記A・B・Cは必須のものということをお話したうえで、例外的なこととして今回の報告をしましょう。

友人と電話で話しました。Bのチェックをしていくことになります。
結論が中ボケ。二段階方式ではこのレベルに到達するにはだいたい4年間の「ナイナイ尽くしの生活」が必要と考えます。ちょうど4年前にいろいろなことがあっていくつかの趣味を次々に止めてしまい、それから家で過ごすことが多くなったというのです。B=C。

このレベルになると、日付があいまいになっています。新聞を取り込んでカレンダーを使って今日の確認から朝が始まります。何度も何度も尋ねられます。聞かれるほうはイライラしてくるものですが、怒らない!だってほんとにわからないのですから。
1週間も曜日によって、イベントを組み込みます。デイサービス2日、ランチ1日、友人や兄弟を招く1日、お出かけ1~2日。
外出は近くの日常的な買い物でも、ちょっと遠くまで目的をもって出かけるのでもいいのです。家にこもっていると「何だか怒りたくなる」と家族の方が訴えられるのですが、外出してしまうとそのイライラが少し軽減されるメリットもあります。
注意点としてはちょうど幼稚園児くらいの状況判断力や行動決定力しか持ち合わせていませんから、その配慮が必要になります。
幼児はずいぶん楽しみにして出かけたのに喜ばない、すぐ飽きてしまうなど、こちらの期待したようには応じてくれません。ちょっと考えるとよくわかりますね。
外出先としては、盛りの花見や公園へ。神社仏閣も自然も豊かで落ち着くものです。春秋の動物園、夏冬の水族館が意外な盲点。
もちろん興味がありそうなら演劇や美術館や博物館でもいいのです。近場で開催される規模の大きくない展覧会はおしゃれして出かけるには、飽きずに済むので最適かもしれません。映画館は避暑、避寒先と考えたほうが、がっかりしなくていいことが多いでしょう。
旅行はちょっと大変です。目を離さないようにしなくてはいけませんし、お風呂も気が抜けません。ちょうど幼児を連れて出かけているのと同じです。

生活全般で、「決めてもらう」状況を作ります。
注意すべきは「おやつは何がいいか」ではなくて「お饅頭がいいか、リンゴがいいか」という状況設定が大切です。
外出のとき、買い物のとき、洋服を選ぶとき、ふたつの候補から一つ選んでもらうのです。
選択するのは前頭葉ですから。

もちろん散歩は毎日。
これからは、右脳主体の脳リハビリで、生活に変化と楽しさをどうにか取り入れるのです。
・歌が好きな方ですから、BSの歌番組を、欠かさずチェックしておいて一緒に見る(そのうち歌う)。
・お習字も趣味の一つでしたから、再挑戦する。仮名文字をきれいな料紙で書く(そちらのほうが楽しい)。
ゲームや勝負事は全くしなかったというと、なかなかこの分野は取り入れにくい・・・右脳担当の色と形に注目して
・ジグソーパズルはやってみる甲斐はありそう(大人用は難しすぎるので幼児用から始めること)。と、いろいろおしゃべりをしました。
有言実行。それから北陸新幹線で出かけることがあり、車中の冊子の裏表紙に注目。「これ使えそう」と手作りジグソーパズルを作ってプレゼントすることにしました。
カレンダーやきれいな写真はとても良いジグソーパズルになります。ただし裏打ちをしておかないと柔らかすぎて使いにくいですが。厚紙はなかなか手に入りませんから段ボールにしました。

これは4分割してあります。最初はとにかくアッという間に出来上がる程度のものから始めないといけません。
・分割する前のモデルを見せながら。
・モデル提示なしで。
・所要時間を記録して。
・それぞれを2分割すれば、8ピースになり、それをまた分割すればいくらでも難しくできる。
その人をよく観察することから、適切な工夫ができますね。よく観察することはその人を支える力になります。

ちょっと大人びた画像もいいです。今年は琳派400年と言われてますね。そういう話題についていける中ボケの方だっていますよ。

色や形がくっきり違うほうが簡単です。字があるのもやりやすい。

色調が同じものは難しいものです。その時は形の情報でつながるように。図の中に直線があるとつながりやすい。

手作りジグソーパズルの話でした。これがいいきっかけになってくれるといいのですが。


 

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グランイルミ2015で動画編集に挑戦

2015年12月02日 | 私の右脳ライフ


近所にある伊豆グランパル公園で開園50周年記念の「グランイルミ」が開催中です。

フェイスブックでも大好評でしたし、思い立って11月最後の夜はグランイルミで楽しむことになりました。
道案内に従って園内を一周。最後は大すべり台を滑ります。このすべり台は、もちろん昼間ですが孫と一緒に滑ったことがあります。結構スピードが出る長い滑り台です。
今夜はほんとにナイトレインボー!
グランイルミ2015

今、ここに動画を載せましたが、ここに至るまでの道のりは長かったのです。
もともと動画はほとんど撮りません。
結構スピードが出るすべり台。
左手でしっかり縁をつかみ、右手でiPad miniを持って撮影するのはちょっと怖かったため、滑り終えたとき、ホッとして下向きにした画面を見ながら「あれ!写ってないかも」と叫んでしまった。
画面は下向きなので、はっきり防寒ズボンが写ってしまった。

だからどうしても動画を編集しなくてはいけなかったのです!
iPadで編集ソフトを探したらいくつもあって、最初に出ていたし評判も良かったのでFilm Storyを選択。カットするだけでなく、文字を入れたり音楽を添えたり。ソフトを作ってくださった方に感謝しながら楽しく編集作業をつづけます。ちょっと試行錯誤はありましたが割合簡単に終了。

そこからです、問題が勃発したのは。
完成したファイルはFilm Story上にはあるのですが、マイピクチャに保存ができない!どこをクリックしたら送れるのかがわからない!ファイルの場所がわからなかったらフェイスブックにもブログにも上げられない…
ネットの検索画面に「Film Story で作った動画の保存法」とか「Film Storyで作った動画をブログにアップしたい」など入れまくります。いろいろ回答はあるのですが、どこを意味しているのかがわからない…
格闘した挙句、方針転換。(あきらめずにFilm Storyにあるファイルを眺めていると突然ここをクリックすればいいと分かったのです。それが上の動画です。が、今はまた消えてしまってます???)

「youtubeにあげておいて、そこで編集してみよう」またまた検索画面が活躍して、どうにか編集画面にたどり着きました。早速編集開始。
文章にするとこの程度ですが、なかなか大変な作業でした。
その時に頭をよぎったのは、講演に使うパワーポイントは自作するのですが、その経験が役立ってるなあということでした。
そのパワーポイントを作る時にも、その以前に論文を書くときどうしても必要だった表作成や画面割り付けのテクニックが役立ったのです。
考えてみれば、体験こそ宝。
マニュアル読んで理解するのは左脳です。実際に試行錯誤するのは右脳ベース。うまくいかない時に、さまざまな理由を付けて継続させるのが前頭葉。
「こうかもしれないから、とにかくやってみよう」「もうちょっとで、できるはず」「フェイスブックやブログにあげたら喜んでみてくれる人がいる!」「楽しかったんだから記録しておかなくっちゃあ」「もう一回!」
「自分でできた」という過去の体験が後押しをしてくれることを実感した動画編集でした。まだまだですが、30秒にまとめたyoutube版もみてください。
自分の編集動画

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