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脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

ChatGPTに手伝ってもらって、グーブログからの引っ越し作業を始めます

2025年08月01日 | 私の右脳ライフ
グーブログ終了のお知らせに驚き、またその理由を検索しました。今日はChatGPTにたくさん質問したので、回答は青字で表示しています。
ChatGPTによると「収益性の低下、システム老朽化、そしてユーザーの利用状況の変化などが複合的に影響した結果と考えられます。具体的には、広告モデルの収益性の限界、有料プランの伸び悩み、システム維持費の増加、そしてSNSへのユーザー移行」と説明され、確かに私で考えても、FBは使えますがX・Instagram・TikTokなどは知らないうちに上がってる!みたいな状況です。それにYou Tube。小学生が「ユーチューバーになりたい」という時代です。
つまり、20年も前にブログが出現した時に自己表現の場であった人たちの高齢化が進んでいるうえに、書かななくてはいけないブログに若者の参入はあり得ない…
石垣島平久保(ペーブク)のサガリバナ。出張中の長男が撮影。

確かに!と納得はしましたが、やはり書き溜めた記事が2005年6月から1400記事を超えているので消えてしまうのもちょっと残念と思って移行することにしました。
グーブログが推奨するAmebaブログとはてなブログ、決めきれずにいたらnoteにも移行可能のお知らせがありさらに悩みの種が増えました。

思いついてCHAT GPTに尋ねてみました。
懇切丁寧に各ブログのメリット・デメリットを表示してくれ、私の事情も勘案するとはてなブログだろうという結論に達しました。
私の事情は1500記事というけっこう大量の記事があることの他に、カテゴリー別に分類されていることが一番大きな条件でした。

noteはカテゴリ別でなく、すべて下書に納められるので、一つ一つ手作業が必要ということは承知していました。ところが、今回分かったことは、「Ward Press 以外カテゴリ分けに対応しているブログはない」ということでした。
ただし、「はてなブログはタグ機能で整理が可能「CSV形式に整形し直して、はてなブログの形式に合わせることができれば、一括インポート+カテゴリ割当も可能」だそうです。
私はCSV形式が必要な状況になったことはありますが、やってもらったので使いこなせない!
「グーブログからエクスポートしたファイルを確認して、どう移行できるかを調べ、はてなブログに最も手間なく移行する手順も教える」
グーブログからエクスポートしたファイルを送ったら
「はてなブログにはCSVインポート機能はないので「MovableType形式」または「はてな記法形式のテキストファイル」でのインポートが必要。グーブログは MovableType形式に非常に近いため、整形すればインポート可能 」
「希望があれば、私の方で自動的に変換スクリプトを用意し、カテゴリー・タイトル・本文をすべて整形できる(1500件対応可) 」
というありがたい申し出まで。その後は、グーブログで集めた情報とおなじような移行手続きが説明されていました。

これならばできそうとはてなブログへの引っ越しを決心した後でもう一つ質問しました。
「質問が前後しますが、前回エクスポートしてから1か月以上たち、新しい記事が6記事あります」と相談したら、その返信が’優しく’’返ってきました。
「まとめてインポートする方が圧倒的に楽。はてなブログでは一括インポート→全記事が下書き保存→一括編集・公開という流れなので、1ファイルにすべてまとめておく方が管理が簡単」
 「グーブログで再エクスポート(最新記事を含めるため)して、そのファイルを再アップロード。そのファイルをもとに、はてなブログ用の移行データを一括変換」その後はスムーズに移行できる…
何という時代になったのでしょうか?

幸運にも先日長男から「ChatGPTに『あなたは存在しますか?』と聞くとおもしろいよ」という提案があり、次男も参戦して盛り上がりました。
次男の返信は「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答。42」まるで禅問答みたい。
その答えを検索してSF小説から始まって、いろいろ深読みした結果がちょっと理解できました。
その後は存在の意味から始まって、「神」や「宗教」「一神教や多神教」「ユダヤ教、キリスト教、イスラム教」と話が広く展開していきました。長男の丁寧な尋ね方が印象的でした。
というようなエピソードがあって、ごく初期に「漱石の幾つかの作品についてまとめてください」の質問の答えが見事に間違っていたので、敬遠しっぱなしだったChatGPTに食指を動かす気になっていました。

若者たちから、ChatGPTのすごさは聞いていましたが、自分がやってみないとなかなか実力はわからないものですね。

ところで今気づきました。
間違えがあるということは体験もあるし「AIによる回答には間違いもある」との注意書きにも気づいて承知していましたが、今回のように知らないことをこんなにも懇切丁寧に教えてもらうと、全部信じてしまうところでした。きちんと情報を確認しなくてはいけませんね。
はてなブログに質問してみます。

というわけで移行が済むまでブログの更新はお休みします。See you again!


by 高槻絹子


まごころアパート訪問記

2025年07月21日 | エイジングライフ研究所から
この記事を読んでくださっている皆さんは「まごころアパート」という言葉を初めて目にすることと思います。
説明がなかなか上手にできないので、経営主体のMIKAWAYA21によるまごころアパートの説明動画をご覧ください。
YouTube画面を貼り付けられないので、アドレスをクリックしてご覧ください。
「立地・建物・ミチニワ」
https://www.youtube.com/watch?v=cJ_IEHw5JsE
「シニア支援拠点」
https://www.youtube.com/watch?v=cmzr3CHFea4&t=4s
「WiFiセンシングによるみまもり」
https://www.youtube.com/watch?v=h73OhQ980hA

高齢になると住宅ローンは組めないどころか、部屋も貸してもらえないと耳にした時は、高齢者の側に立って正直憤慨しましたが、貸す側の立場に立つと、病気になったら、認知症になったら、突然死したらと不安が募るのも納得です。
高齢者が終の住処の選択に困っている一方、人口減少が続くなか、どんどん増加していく空家や空室も大きな問題です。うまく擦り合わせる工夫が要りますね。
この「まごころアパート」は、国土交通省の「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」に採択されています。
単なる高齢者のための住むところを確保する住宅づくりだけではないのです。どのように展開させていけば、これから日本の高齢者が、日々豊かな時間を重ね安心して生活をし、加齢による障害にも立ち向かい、そして満たされた思いで人生の幕引きを迎えることができるか…多くのテーマが含まれています。
単純にまとめてみます。

1。コンセルジェの部屋(みまもり拠点)をアパートに用意する
見守りスタッフ(コンセルジェ)の拠点
事務作業をするコーナーは出入り口を含め独立可能。

掃き出しから出入りする入居者や地域の人たちの邪魔をしないための工夫という説明を聞いて、本当に細かいところまで気が配られていると思いました。
今までのMIKAWAYA21の事業展開の中で、専門家でなくても担える分野に、近隣の高齢者に名乗りあげてもらうと、その人たちの認知症予防になる実感があると。その通りです。
入居者の見守りと共に近隣住民の集いの場を兼ねる
コミュニティキッチンの展開

必要な場合ソーシャルサービスへ繋ぐ
ターミナル時の宿泊

2。安全な生活のための準備
車椅子利用まで見据えた設計
特に浴室トイレ水回りの配置

洗面台の隣が洗濯機置き場。その並びに逆向きに便座を配置。それだけで使いやすい!
手すりは必要になった時につける
炊事を含めできることはできるだけやる
台所部分を省略していないところにも配慮を感じます。



道や歩いてる人が見える(見られる) 。
部屋から、通行する人に声をかけやすい作り。

ターミナルになってベッド上からでも家や空が見える。ベランダの柵も目隠しでなく素通し。

設計はシンプル、モダン
カラーリングや表札のこだわり
ここは扉が青で壁紙も落ち着いたブルー系。隣は赤でした。


3。Wi-Fiセンシングを使った見守り(世界最先端)。
監視カメラも何も必要とせず、こんな小さな器具だけ(3個)で24時間途切れることなく、室内での動きから睡眠の質までキャッチできるのです。

コンセントに挿すだけという精神的な負担のない設置。
睡眠パタンや活動状況の捕捉
AIを使った解析から必要な時に適切な介入が可能
適切にソーシャルサービスに繋げることもできる

4。ワクワクできる楽しい生活。
何よりの鍵は対人交流。
近隣住民との自然な交流。
対人交流の場としてベストは食。
コミュニティキッチンや「ミチニワ」でのティタイム。

コンセルジェの部屋(みまもり拠点)はアパート居住者のためだけでなく近隣の福祉の拠点も目指しているのです。古くからある住宅地の中にちょっとおしゃれではありますが、ごく普通に溶け込んで2棟の建物が建っています。
一棟は既存のアパートを改築(左側)。右側の黄色の柱のところがコンセルジェの部屋。こちらの1棟は新築されていました。間の空間が「ミチニワ」。

高齢者に「安心とワクワク」を提供しようと考えを巡らせた結果は、そのまま私たちが言う認知症予防のための生活そのものという面白いことになっています。
私たちは認知症は「脳の生活習慣病」と考えています。生きがいも趣味も交遊もなく運動もしない、いわゆるナイナイ尽くしの生活そのものが脳機能の老化を加速(廃用性機能低下)させて徐々に認知症になっていくという主張です。
まさにそれを予防する生き方を「ワクワクする生活」と「見えることによって人や外とつながる生活」と言う言葉を使って具体的に提示していました。

今は2棟とも完成、このまごころアパートを象徴する「ミチニワ」の植栽も済んでピンクの百日紅が咲き誇っていました。

たまたま2軒分の敷地が横並びでなく、前後の立地のため別々の道路に接していました。そこを解放することで近道(ミチニワ)ができます。近道するために通りがかった近所の人が、子どもでも高齢者でも誰でもが、ちょっと立ち止まってハーブに触ったりおしゃべりしたり。想像するとワクワクしてきます。

コンセルジェの部屋(みまもり拠点)の出入り口は、ドアではなく掃き出し窓ですが、そこにテーブルセットが置かれています。ここはもちろん「近所の方たちもウエルカム!です」の意思表明。
そうそう、移動スーパーも呼び込むことになっているそうですから、近隣の皆さんの井戸端会議の場所になるのも間近です。
小さいところの工夫が光ります。

「通りに開かれている」ことは、まごころアパートの大切な特徴ですが、そこへの抵抗がある人もいるでしょう。
親密な対人関係も苦手な人も、シンプルモダンなコンセプトについていけない人もいるでしょう。
その疑問に対する答えが聞こえるような気がします。
「クリアできる方に入居していただきます」

このような住環境を整えることで、少子高齢社会でも、近隣の人々とのふれあいの中(共助・互助)でその人らしさを保ちながら安心してワクワク生きる事(自助)ができるのではないかという先端的な知見やノウハウの詰まったモデル高齢者住宅だからです。
「高齢社会」というと決して明るい結倫になり得ないと思う人は多いでしょうが、このまごころアパートの取り組みは、高齢者の住宅問題解消にとどまっていません。社会のあり方、人の生き方にまで踏み込んで光を見せようとしています。
この試みが成功するように祈る気持ちでした。
1ヶ月ほど前に書いたブログです
NHK日曜討論「今考えるこれからの介護」に足りない視点

NHK日曜討論「今考える これからの介護」に足りない視点 - 脳機能からみた認知症

6月8日に放映されたNHKの日曜討論を見ました。「今考えるこれからの介護」がテーマです。番組表を見た時に私なりの展開を想定してみました。1。高齢化が進む一方、働き手の...

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まごころアパートは対極的な視点を持っていると思います。


by 高槻絹子


三日見ぬ間のマイガーデン

2025年07月16日 | 私の右脳ライフ
先週小布施へ行って、3日間家を留守にしました。
気になっている花たちがありました。屋久島土産のサクラランが3年ぶりに蕾をつけたのが6月末。見つけた時には誰もいませんでしたが「あらっ」と声をあげてしまいました。

なかなか蕾が大きくならず、
出発の前日にここまで成長していました。

下向きの蕾をよく見えるようにちょっと誘導して、もうすぐだとワクワクしていました。
帰った翌日、朝一番に見に行ったところ、またもや「おお〜」と声が溢れてしまいました。

屋久島のホテルサンカラの玄関に咲いていたサクラランと同じ!すこし小花の密生度が足りませんが、いいんです…よく咲いてくれました。
ホテルサンカラのお花は完璧。


実はもう一つ心待ちしていたのがハス。何年も植え替えもしないのに毎年時期を忘れずに咲いてくれます。
今年も4本も蕾がつきました幾つお花になるかと思っていたのですが、なんとみんなちゃんと咲きました!

毎年間近に観察しています。ハスは植物ですが雄蕊の動きはむしろ動物的。なんというか健気さまで感じます。


小さい花も咲いてました。オレガノの花


留守の間、花も咲いてくれましたが、雑草も茂ってきました。
特別考えもせず、トマトのプランターに生えていた雑草を抜きました。それを始末しようとして、あまりにも可愛い花がいくつも葉の影に隠れて咲いているのを見つけました。
直径1センチちょっとですが色鮮やかな小さな花。

独特の形の蕾。と思ったのですが、どうも実らしいですね。

上から見ると見事に隠れています。

picture thisというアプリを友人から教えてもらってここ数年便利に使っていました。
ただ、すぐに気づいたことは元々知っていた植物なのに名前を失念していた場合は、アプリが教えてくれることで即刻問題解決。
問題は全然知らない初めて出会った植物の時です。教えてくれた名前で合っているのかどうか確信が持てない…
最近は便利ですね。
Googleフォトにある写真は、選択して一番上の右端の三点リーダーをクリックして出てくるGoogleレンズを開けばすぐに回答が出てきます。その回答は一つでないこともありますが…


さて今回の答えをまとめてみましょう。
Picture Thisはブドウホオズキ(食用)。
Googleフォトは食用ホオズキ オレンジチェリー。
と教えてくれました。
さらには「有毒」という無視できない情報も。
今度はWikipedia。
鑑賞用ははっきり有毒で食べてはいけないということでした。
食用は熟したらマンゴーのような風味があって美味しいらしいです。
チャットGPTはまだ使えるとまでは言えませんが、一応聞いてみました。
優しい言葉で丁寧に答えてくれました。

3日見てない間の庭の変化はここにもありました。
紫陽花の剪定枝を挿したのですが、青々とした緑をよく見ると、グングン伸びている芽がいくつも目につきました。
こんなに活着してしまったら鉢に植え替えるのは結構大変そうです。
でも、喜んでもらってくださる人の顔が浮かびますから、頑張ります。考えてみれば私は「育てる」ことが好きだということなのでしょう。




by高槻絹子











小布施町訪問のふろく旅-斑尾高原と下田

2025年07月12日 | 私の右脳ライフ
今回の旅の目的は、小布施町長さんとの面談でした。「7月3日午後1時30分」心に刻みさえすれば、あとはフリー。
前の投稿で、北陸新幹線「上越妙高」からえちごトキめき鉄道で「高田」に行き、期待以上の満たされた時間を楽しんだ報告をしました。
宿泊ホテルは斑尾高原。
えちごトキめき鉄道で「妙高高原」まで。そこでしなの鉄道で一駅「黒姫」。それからホテルのウエルカムバス(と言っても有料でした)でホテルまで。なにしろ本数が少ないので、ほとんど選択の余地なく確認作業しただけです。
えちごトキめき鉄道。終点の妙高高原です。
途中二本木駅で、スイッチバックが行われました。箱根、姥捨に続き3回目の経験でした。

しなの鉄道北しなの線。長野駅行き。
ホテルについてもまだ明るく少し散策しました。

スキー場ですから、リフトの下に広がる草原にはラベンダーやユリの畑が整備されているのですが、ちょっと早すぎました。

翌朝、リフトに乗って野尻湖展望台へ。

北信五岳は夏雲をかぶっていました。



野尻湖のナウマンゾウ資料館に一度は行きたいものです。

リフト駅に直結の野尻湖ラウンジ。

コーヒーにするつもりが、信州らしいおやきを一個いただきました。

さあ、下り。

リフト乗り場を出ると正面のホテル壁面いっぱいに斑尾高原が広がっていました。

ホテルからバスで黒姫駅へ。

黒姫駅前の知る人ぞ知るお蕎麦の名店「信濃屋」

水切れのいい甘いお蕎麦でした。このご時世でご飯食べ放題というのも太っ腹ですね!

お昼を済ませて、悠々と小布施町へ。
役場に行く前に、山王島のボケ封じ地蔵さまにちらっとお参りしました。



メインの町長さんとの面談、続いて思いがけないオレンジカフェくりんこ訪問を済ませ、翌日長男とのラッキーな小布施観光。
長男は東京で会議の予定があるというので、長野駅で別れ別々の新幹線で帰りました。
小布施町蔵部


記録しておきたい出来事があります。
今回のチケットは大人の休日倶楽部のフリーチケットで新幹線も特急も乗れます。ただし指定席に乗る場合は事前の発券が必要との説明付き。東海道線の特急は全車指定になってしまいましたから予約も発券も必要です。えきネットというアプリで予約はできたのですが、電波が悪くて予約確認画面が出せません。予約画面が出ない状態で発券ができるかどうか…そのうえ東京駅から特急湘南3号への乗り換え時間は12分しかなく…
新幹線出口改札口で、駅員さんに尋ねたら「そのまま乗りなさい」
半信半疑ながら、乗り込みました。
全車指定で9両編成。私はどこに座ればいいのでしょうか?
なんとなく車両を動いているとアナウンスで「座席上部の赤ランプはしばらく乗客は来ない。座っていいが指定券を持った乗客が来たら立つように。オレンジは近々乗ってくる」
ようやく安心して、すぐ近くの赤ランプの席に座りました。
もう一度予約確認画面を出してみたら…でました!なんとiPhone画面の表示している席は、今座っている席!(最初は赤ランプでしたが何もしないのに、気がつくと緑ランプに変わっていました)
「!」をいくつけても足りない気分。長男に報告したら「ミラクル!」と。

もちろん立ち止まった車両は6号車。


翌5日。
洗濯や片付けなど家事に勤しんでいたら、FBで「下田駅前に紫陽花の池出現」のお知らせを見つけました。
「まあ〜きれい」と見惚れているうちに閃きました。「フリー切符は今日まで使える。特急踊り子号にも乗れる。行こう!」伊豆高原発11:02で出発、下田発13:02で戻って来れるということだけチェックして25分後には電車の中。

下田駅前







13:02まで時間があるので一人ランチ。車中でチェックしていた和食屋さんは予約で満席。すぐそばの焼肉屋さんへ。

夫が嫌うので、内臓系は食べたことがありません。○が付いているのがおすすめということなのでシマチョウとセセリを注文しました。



一人焼肉も、シマチョウもセセリも初体験。
感想は…とってもおいしかった!歳に関係なく挑戦してみると脳は活性化されますね。

駅前に足湯を見つけたので、これも体験。熱くてびっくりしました。
特急踊り子。



土曜日の上り特急ですから、車内はガラガラでこの車両の乗客は5人だけでした。
座席上のランプの意味もよくわかりました。

7月1日から7月5日までのフリーチケットを、十分に活用できました。💮


by 高槻絹子










小布施町で新しい発見ー旅は道連れがあるといい

2025年07月09日 | 私の右脳ライフ
私の住んでいる伊東市は選出されたばかりの田久保市長の学歴詐称や私文書偽造などで大荒れですが、小布施町の大宮町長は去年12月に選出されたばかりで、長野県下最年少の36歳の町長さん。
その小布施町の大宮町長との面談が旅の目的でした。
それも、長男と一緒というあまりないシチュエーション。
たまたま長男の会社のノウハウを用いた事業計画(他社)があり、その説明などが訪問の目的でした。和気あいあいと面談は終了。
ちょうどその日は、地域包括支援センターでオレンジカフェくりんこが開催されている日でした。知らせてくださった方が「とにかく参加者みんなが楽しんでいるので、ちょっとでもいいので顔を出してください!」いうことでしたから、大急ぎで移動。
厚労省の説明です。
「よくわかる!地域が広がるオレンジカフェ」
50ページもありますから、ごく簡単にAIの回答をお知らせしておきます。
「オレンジカフェとは、認知症の人とその家族、地域住民、介護・医療関係者などが気軽に集い、お茶を飲みながら交流したり、情報交換をしたり、相談をしたりできる場所のこと」
小布施町のオレンジカフェくりんこの様子です。確かにみなさん楽しそうです。
この春の定年を機に、町のバスの送迎担当を始めた方ですが、特技のバイオリン演奏で参加。

皆さんは厚い(50曲くらい入っている)歌集を手にワクワクモード。

今日の予定が終了して、帰り支度が始まりました。
ほとんどの方が自主的に片付け始めます。つまりお世話のいる方はほとんどいらっしゃらない。お元気な方々がボランティア精神で参加しています。そうするとお世話をする人手は最小限で済むのです。
お顔馴染みのK林さん。「地区の人は仕事が忙しいから、私は一人で参加して認知症予防してる」ニコニコとお一人で参加しているとちょっと誇らしげでした。

O原さんはさっさと片付け始めました。
「脳リフ教室が始まって20年以上。90歳を超えたけど元気でいさせてもらってます」
本当によく頑張ってくださって…いつも楽しそう!

片付けとお掃除が終わったボランティアのみなさんで記念撮影。この笑顔が嬉しいですね!。

オレンジカフェを何ヶ所も知っているわけではありませんが、小布施のオレンジカフェくりんこの
自由でのびのびした印象はなかなか得難いものだと思います。多くのボランティアさんたちが「お世話というより私も楽しんで、ついでに認知症予防を」と言う精神で参加していらっしゃるのです。こういうところに、長く続けた認知症予防活動の成果を感じました。

今宵のお宿は長男が予約した「桝一客殿」。16年前のオープンの時にすぐに泊まりましたが、和風の外観から想像もできないようなデザイナーズホテル。設計はアメリカ人と聞きました。

蔵をリノベーションしたリビング付きのお部屋。
ガラスを多用していて、おしゃれ。ちょっと迷いそうでした。
居間。
ベッドルームへの通路。

このちょっと狭い通路の先に高い吹き抜けのあるベッドルーム。ライティングが工夫されていました。

お風呂もガラス

タオル類
夕食は道向こうの和風レストラン蔵部(クラブ)ここは酒造場をリノベーションしてあります。







お勧めのとうもろこしの天ぷら。

イワナおむすびのお茶漬け


翌朝、階段を降りた中庭で発見。長男がツリバナと教えてくれました。


朝食は小路を歩いて傘風楼。








小布施といえば北斎。
桝一客殿、蔵部、傘風楼と北斎館はこの空間の周りに立地しています。
象徴的に神座を表しているのでしょう。石の造形物には高天原と刻まれていました。今回初めて気づきました。

この写真の左下方向に向かい合って建っている北斎館があります。

エントランス


双六を見ていると、スタートの日本橋のすぐ上に私たちが住んだ見附宿(現在の磐田市)発見。
浮世絵ができる過程の説明もありました。

北斎は83歳の時に初めて小布施を訪れて、89歳で亡くなるまで三度も鴻山から招かれています。書けば簡単なようですが、江戸時代ですから全部徒歩ですよ。これほど高齢でありながらよく歩けたものですね。
この時に制作された晩年の肉筆画は小布施町の宝です。
なかでも岩松院にある八方睨みの龍の天井画が有名ですから見せたかったのですが、「今回は暑すぎるから、この次のお楽しみにしておく」という言葉に従いました。
東町、上町の祭屋台の天井画も北斎の直筆!北斎館に通常展示されています。

東町祭屋台の天井画「龍と鳳凰」85歳の時の作品。

上町のは「男浪・女浪」で、86歳の時の作品。
ところが!フランス ナント市で開催中の「小布施 北斎の傑作展」に出品のため洋行中でした!すごい!
代わりに、歩いていた時に長男が見つけたマンホール。


次は徒歩圏内の高井鴻山館へ。
門の横に高井鴻山像があることを知りませんでした。




鴻山と北斎。鴻山は、北斎に高価な顔彩を自由に使わせ確かにパトロンの地位にいました。ただそれだけでなく、実は弟子でもあったのです。
飄逸で動きのある人物集合図などは北斎漫画を彷彿とさせます。有名な菊図。ここに描かれた富貴菊は小布施町で今でも作出され、秋には菊花展が開かれています。

私たち母子は見ていくペースが違い、別々に見ていきますが、お互いに気になった作品について耳打ちしたり、戻って見直したりしながら進んでいきました。興味や関心があるところがたくさん一致していることがわかって、ちょっと嬉しかった…
ホテルに戻って私は休憩。長男はネット会議。今のビジネスマンは世界中に仕事の場所があることが納得されました。
そうそうフランスの友人に、浮世絵の刷り方の展示を送ってあげたら、間髪入れずに返信があり、それも見せてくれました。

出発までにもう1ヶ所。さあこれはなんと読むでしょう。
エントツカフェです。
市村家本宅のお蔵がリノベーションされています。

もちろんここではモンブラン朱雀をいただかなくては!


もう何十回も小布施に来ていますから、大体の観光ポイントは押さえていると思いますが、長男と一緒に回ってみると新しい発見もありました。
一つずつの事物を本当に丁寧に見ていました。思いがけない角度からカメラを構えたり、気づかない植物に目をやったり、旅をして楽しい相棒だと思えたことそのものが喜びでした。
(今回の写真は全て長男が写したもの。快く掲載許可を出してくれました。
見出し画像は1755年創業の桝一市村酒造のシンボルマークです)


by 高槻絹子












上越高田「世界館」で「104歳、哲代さんのひとり暮らし」を観る

2025年07月03日 | 私の右脳ライフ
いつも行く小布施町でちょっと用事ができました。
「仕事の時は前泊」が私のルールですから「前泊はどこで楽しもうかな」と思いを巡らします。新幹線長野駅の次、上越妙高駅まで足を延ばせば可能性が広がります。
地図や路線図を眺めて、高田駅発見。
桜の名所高田には一度行きたいものだと思い続けていますから「桜の時期ではないけど、行ってみよう」と観光案内をチェックしていると、興味深いことが続々とわかってきました。
筆頭は高田城址。
創業400年という飴屋「高橋孫左衛門商店(ここの翁飴はその昔食べたことがある!)」。
北国街道上に続く雁木通り。
日本最古級の現役映画館「高田世界館」。しかも「104歳、哲代さんのひとり暮らし」上映中…これは外せません。最優先事項。
瞽女ミュージアム高田(休館日)。
小川未明生誕地。
さあ、詳細を詰める段階になりました。
全部ネット情報でしたが、いただいたパンフレットの方が理解しやすかったことを報告します。

上映時刻13:40〜15:20から逆算して出発時刻は6:24決定。
ホテルは、翌日の小布施到着時刻を第一優先にして斑尾の東急ホテルに決めましたが、公共交通機関を使っての移動ですから、高田滞在時間は4時間弱。
駅からタクシーで、創業400年続く飴屋高橋孫左衛門商店へ行きそのまま高田城に連れて行ってもらい、上映時刻に合わせて世界館に行くつもりが、残念なことに飴屋さんが定休日。
気づいたのが新幹線上越妙高駅から乗り換えたえちごトキめき鉄道車内。下車まで5分くらいかなあ…

早速計画変更。この変わり身の速さは、実は前頭葉のなさしめる技ですから、チェック不足の失敗に落ち込むよりちょっと自己満足してしまいました。
当初に予定したこの二つの目的地をカットして、世界館あたりを時間の許す範囲で探索することにしました。
実はこれが大正解。
まずは第一目的と定めた高田世界館から。
日本最古級の映画館で明治44年(1911年)開館した「世界館」が、クラウドファンディングなどの努力もあり、現在も営業しているのです。

上映中の「104歳、哲代さんのひとり暮らし」は上映館が少なくて東京では初めて聞く映画館が3館、私の住んでいる静岡県では富士宮市の映画館1館だけというのですから「行かずばなるまい」と決心したのでした。
街道沿いの家並みに特徴的な奥に長い敷地ですから道路の遥向こうに建物が見えます。
館内は昭和というより感覚的には大正ロマンの匂いが漂っていました。

映画の感想は。
1991年に行った超百歳の調査でわかったことは、百歳を超えても矍鑠といられる人の特徴は、自己申告ですが、自立心が強い。自分らしさにこだわり貫こうとする。自己肯定感が高い。楽観的。肯定的。対人親和性が高い。などでした。
哲代さん、然り。
イキイキとしたチャーミングな笑顔!
やり遂げようとする努力。
思いを貫く意欲…
上にあげたパンフレットに納得のいく言葉が上がっていますので、ここにまとめておきます。どうぞご参考に!
半夏生

・喜んで年齢を重ねる

・ものごとは良い方に考える

・できなくなったことを追わない

・なんでも美味しくいただく

・「ありがとう」と感謝を口にする

・自分で自分を励ます
サンゴバナ

まさにかくしゃくへの道には必須な考え方です!けれども先の調査の時に、家族から言われた「百歳を超えると1年は10年です」という言葉が何度も思い出されました。
「服薬管理ができない」「新しくなった電磁調理器の使い方に難儀する」「整理整頓が難しくなった」などの認知機能の衰えははっきりありますが、年齢相応とも言ってもいいかもしれません。
ただ、それ以上の困難は体の衰えです。入院を余儀なくされたり、特に移動が困難になった哲代さんを見るのは苦しいものがありました。
ポジティブな発言は聞かれましたが、本当に生きていくことは大変だろうと、何度も思いました。
ハス


雁木の街並みも興味深いものでした。
高田の雁木通りは日本一の長さを誇っていること。
平野部の都市としては、降雪量の多さは突出していて、その昔には家並みが見えなくなって「この下に高田あり」という高札が立てられたと!
今まで雁木の下を通ったことはありますが、今回内部を見学して、雪国に住む人の工夫と助け合い、共助の精神がよくわかりました。
雪や日差しを遮るだけでなく、高齢社会のヒントも含んでいると思いました。
いただいたパンフレット「町屋読本」から。
雁木が家にプラスされた形から家に取り込まれた形に変化したことがよくわかります。
江戸期

大正期

北国街道沿いに立ち並ぶ町屋ですから、間口は狭いのですが奥行きが深く、そこに現代に生かすべき知恵があると思いました。



個々人が作った雁木の高さが揃えられている。
街道に面していない奥庭は近隣と繋がっていて共同の除雪場にしていた。
家に入ると店に続いて解放的なチャノマ。交流の場であったはず。
これから大切になるはずの共助を大切にした共生社会の精神を感じました。
思いがけない収穫でした。
高田駅。手前の新しい建物が並ぶメインストリートも新しい雁木が作られていました。

本町通りに面しての町屋交流館高田小町。見学だけでなくイベントスペースとしての貸し出しもできるようになっています。

入ってすぐのミセ

ミセに続くチャノマ

さすが豪雪地帯だけあるみごとな梁組。

この絶妙な組み合わせ。

建物の中に土蔵。

角巻を着ました。
「荷物も赤ちゃんも角巻の中に入れるんですよ」
「ボタンもヒモもなく、大きい安全ピンで留めるんです」
「ピンは下から手を出して、自分で留めます」

多分30度は超えていたでしょうから、冷房が効いた室内でもちょっと暑かった(笑)
この高田小町の向かいに世界館があります。この本町通と一本向こうの大門通に保存の良い町家が並んでいました。
雁木の下は涼しいのです。

旧今井染物屋

はるか奥まで続くトオリニワ

ブレード織機

屋敷蔵

台所

座敷

床の間の裏に50センチくらいの細い急な階段があってオモテニカイに上がれます。

この下は雁木。

瞽女ミュージアム高田は休館日でした。
天童市の出羽桜美術館で初めて斎藤真一の作品に接した時に、やはりその「赤」に驚きました。
そして伊東市の友人から「斎藤真一先生は伊東高校の美術の先生だった」というビックリ情報をゲット。急に身近な存在になったのです。


実際に行って見たり触れたりといういわば右脳重視の考え方で旅を楽しむのが私流ですが、今回の高田の旅では「知識」の大切さがよくわかりました。「知っていること」で新しく見えるものが確かにありました。
駅前で見つけた現代の道標。快く高田時間を楽しみました。



by 高槻絹子






旬のジンタ(小さいアジ)をいただきました

2025年06月30日 | 私の右脳ライフ
ジンタを料理しました。
アジの中で一番小さいのをここではジンタと呼びます。夏が旬ということで、そういえば振る舞い料理でジンタを作っている時は、確かに夏のことが多いですね。
ティスプーンより小さい。

これだけ並ぶと気持ちいいですね。
このうち15匹は三枚おろしにして、握り寿司にしました。
一塩して、身を締めています。

酢洗いして、握りになりました。
お寿司には汁物がつきもの。
頭や中骨の一部で味噌汁も作りました。
中骨のほとんどは骨せんべいにしたのですが、とっても好評で写真を撮る前になくなりました。

40匹近くは、南蛮漬けに。160度で揚げた後180度で二度揚げして漬け込みました。玉ねぎは友人が「絹子畝と名づけて作ったのだから」とたくさんくださったもの。
ピーマンは私のプランターの初成り。人参はスーパーで求めました。
鷹の爪は去年の自家製。

最初に大きめのアジを12匹選んで一夜干しも作りました。

一匹紛れ込んでいた太ったイサキには大きな白子があったので、子供達がフォアグラよりも美味しいという食べ方で。と言っても、ごく簡単なレシピです。
ニンニクと鷹の爪の香りを移したオリーブオイルで焼きます。付け合わせのフェンネルとトマトは自家製。


日常とちょっと離れると、つられて思いがけない展開が始まります。
せっかくだからと、到来物の醤油を出してみました。
一口食べた夫が「どうしたの!これ甘い」
故郷九州の醤油は甘いと言われますが、私が食べても、確かにコクがあるという以上に甘い。
今使っている醤油に替えました。

そこで、思い出したことがあります。
長男のイスラム事業の一つに、イスラムのハラル認証をとった醤油があります。
立命館アジアパシフィック大学の留学生に、母国の人たちが好む味を開発してもらうという新しい視点を取り込んだ商品開発だったのですが、その醤油が甘かったのです。
食べ比べてみました。

左端は普通の醤油、真ん中は薩摩さしみ用醤油、右端がハラル認証取得済みの醤油。その順に甘いのです。
好みというものも興味深いものですね。いろいろそれらしい理由をつけても、最後のところは「好きなものは好き」ということばがまかり通ります。理屈ではないということです。
今朝咲いていたハスの花



このジンタを調理するのに3時間くらいはかかったのですが、だんだん山が小さくなるのが嬉しい。一方できちんと形になっていくのが気持ちいい。通奏重音的に感じていたのは「これは美味しい料理になる」という期待感。
労働としては結構大変でも楽しいひとときでした。
それにしてもこんなにたくさんのジンタ!ありがとうございました。



by 高槻絹子








取りまとめて楽しかったこと

2025年06月26日 | 私の右脳ライフ
gooブログが終了するというお知らせがきたのは3月でした。青天の霹靂!
「すぐ反応するより一段落して取り掛かる方がいいかも」ということを夫婦二人で共通理解しました。
「6月もそろそろ終わることだし」と1週間ほど前に、移行の第一ステップ「記事を書き出す」作業を始めました。「終了の知らせまで電源を入れたままにしておく」ということが唯一の注意事項でした。数日かかるということだったので、もうそろそろ終了かと思っていたところ、事件勃発。
夫がパソコンの電源を抜いてしまったomg
もちろん悪意あってのことではなく、ちょっと用事があっただけなのですが、ショックでした。
書き出し中なので、記事投稿は控える方がいいと自己判断していましたが、記事の書き出しが頓挫したので、一つ投稿することにしたら「楽しいこと」が書きたくなりました。
今年就職した孫(沖縄在住)からのプレゼント。

縁起のよいアート珊瑚というもので「大切な人を思う特別な心」を込めて制作されるのだそうです。
「大切に使いますが、普段使いすることにしました」と送ったら「普段使いしてほしいなって思って買ったから気に入ってもらえてよかった!」という嬉しい言葉付き。
2021年に長男の仕事がらみで沖縄に行きました。その時に訪れた沖縄本島最北端の国頭村にある、辺戸岬を見るための11.5mの高さを誇るヤンバルクイナ展望台。思いついてFBのカバー写真をこれに変更しました。結構驚かれて楽しかったです。

旅の思い出シリーズを続けましょう。
2023年屋久島旅行では、次男からのサプライズプレゼントのサンカラホテル三連泊。
屋久島の旅の楽しみ方

7月の右脳訓練-屋久島の旅の楽しみ方 - 脳機能からみた認知症

JALのマイレージが溜まっていて6月末で失効するマイルがあったので久しぶりに特典航空券に替えることにしました。「どこかにマイル」という、行先は4か所の候補地からどこに...

goo blog

 
その玄関に可愛く咲いていた初見のサクララン。
そのサクラランの苗を買ってきました。(詳細はブログ記事後半をお読みください)
先日ようやく小さなツボミ発見。
ツボミに誘われて、2年たっても艶やかなままで芽もでない葉挿しを植え替えてみました。水苔で植え替えました。


うちには自称三男がいます。海外出張ということでお嫁ちゃんが遊びに来てくれました。花探訪しました。
ジャカランダ


銀梅花

城ケ崎アジサイ

ハポニアインテルメディア

ダンドクの種

モジズリソウ

食堂からのブーゲンビリア

ニューヨークランプミュージアム

川奈ホテル



城ヶ崎の吊り橋
吊り橋脇の崖に城ヶ崎アジサイが群生していました。

サスペンスドラマの舞台になる岩場で、結婚式の前撮りをやっていました。
前から行きたかった龍雲寺。立派なお寺です。

境内に小さな滝がありました。伊東市で珍しく稲作ができる十足地区にあるので納得。

映画にも行きました。「国宝」。

美味しいものの紹介も。
手作りアジの干物。頭と尾をとるとコンパクトになって作りやすい。

豊漁の花鯛の塩焼き。
こんな面白い出来事も。
5月にやりとりしたメール。
長男がSomething blueを見つけるのを楽しみにしているので「『星空を食べる』で検索して」という私の情報にこういう返信が。

なんとそのやり取りから1ヶ月も経たないのに、気仙沼の友人がこの山形のお菓子を美しいからと送ってくれたのです。息子とのやりとりは当然全く知らないまま。びっくりでした。

もう一つのびっくりは、ニューヨークランプミュージアム売店で見つけたコスモスのボウロ。

「かわいい!」と近づいた時「あ。あれとテイストが似てる!」去年の誕生日プレゼントに、長男が送ってくれたバタークリームケーキがすぐに頭に浮かびました。

家でゆっくり調べてみたら、どちらも函館のFlower Picnic Cake製。
ボウロは白あん、ケーキはバタークリームですがどことなく共通するものを感じたのです。
去年ケーキを食べた時に、プレゼントしてくれた長男の配慮とそのおいしさが深く心を動かしたたのだと思います。深く刻み込まれた記憶は思い出しやすい…確かに。
それにしても半年以上も経って、しかもボウロとケーキと形が違うのに、同じ店で製造されているかもと気付いた自分が心地よかったです。最近の一番楽しかったことかもしれません。
写真を一緒にしてみました。



by 高槻絹子




























NHK日曜討論「今考える これからの介護」に足りない視点

2025年06月11日 | エイジングライフ研究所から
6月8日に放映されたNHKの日曜討論を見ました。
「今考える これからの介護」がテーマです。
番組表を見た時に私なりの展開を想定してみました。
1。高齢化が進む一方、働き手の減少は避け得ない。
2。働き手を外国人に頼ることの是非。
3。どこまで介護の機械化やロボットの導入を図るか。
4。介護を充実させれば充実させるほど、増大する費用を誰がどのような形で負担するか。
5。それ以前にほとんど破綻とも言われる介護費用、ひいては介護保険制度そのものをどのように考えるか。
6。介護離職の問題。
7。ヤングケアラーの問題。
以上が、ごく普通にこのテーマで番組を制作する時に思いつくテーマではないでしょうか?
願わくば、希望的な結論に到達できるはずがないという理由でもいいので、予防に踏み込んでくれたらいいのにと思っていました。
(写真は伊豆市、カフェ石窯焙煎珈琲研究所グリーンポケットで撮影…今年日本ミツバチが営巣した巣箱の前のギンリョウヘン)

論者は以下の方々でした。
・東洋大教授(高齢者福祉、介護制度専門 
NPOとなりの介護代表理事
介護離職防止対策促進機構理事
日本ホームヘルパー協会会長
慶應大学教授(全世界型社会保障構築会議構成員)
それぞれの立場からの主張が繰り広げられていきました。
私の予想が外れて取り上げられなかったのは2と3と7。

「介護」がテーマのためでしょうか?対象となる高齢者は認知症であることがほとんど前提となっていると思いました。
高齢者に直接対応する方たちの発言にその傾向は強かったと思います。言外にいかに大変か…
こんな発言もありました。
「若者が介護職を目指したとき、親族はじめ周りの人がとどめる」
「なんでもできていた親が、色々できなくなっていく。何度言ってもわからない。その状態を理解し受け入れることができない」
「親の老いを受け入れる教育がなかった」
ところで、当たり前のことを言いますが、認知症は突然起きるものではありません。
現在は介護や見守りが必要な高齢者でも、3年前は?5年前は?10年前は?必ずその人なりの社会生活をしている時代にぶつかります。
認知症の定義は「一旦完成された脳機能(つまり社会生活が可能であった!)に支障が起きて、社会生活や家庭生活に支障が出てきた状態」というものですから、当然です。
「急にボケちゃったんです」と訴える家族がいますが、それは見落としているだけです。
「徘徊して警察のご厄介になったのは今日が初めて」と言いますが、徘徊は初めてでも、近所で迷ったことがあるはずです。慣れたところに行けないこともあったはず。
認知症に関しては、特に専門の方々が対応される場合重度化してしまってからが大部分だと思います。
老いイコール認知症ではありません。

今朝友人からメールが来ました。お姑さんご逝去のお知らせでした。
おはようございます。
○○さんのお母様が早朝、亡くなりました。自宅で、枯れてゆく老衰で、苦しみなく旅立ちました。生きている限り、命の学びがある事を教えていただきました。感謝です
彼女からはこの5月にこんなメールも届きました。
90歳を過ぎて、お1人でお住まいですが、お会いすれば、素敵な笑顔を見せてくださる方。
『今日、お風呂にこれを入れて。優雅な気分になるから』と。手に持った紙袋の中には見事に咲いた香り高い大輪の薔薇の花がたくさん。本当に良い香り。『1人で楽しむだけではもったいないから』って。とっても嬉しくて、そのお心に感動しました。
お風呂に浮かべる前に、部屋のあちこちに飾ると、家がとっても豊かな雰囲気に包まれました。薔薇を見るたびに、幸せを感じて。私も心ばかり、蕗の煮物を差し上げたら、こちらが恐縮するくらい喜ばれて。こんな穏やかな嬉しい1日に感謝です」
こういう生き方ができる高齢者がいることを、市井の人たちはよくよく知っているでしょう。
一方で専門家といわれる方々はどうでしょうか?

私たちは世の大部分を占めるアルツハイマー型認知症は認知症の正体は、それまでその人らしく生きてきたのに、何らかの出来事をきっかけにして、その生活を続けることができなくて、生きがい・趣味・交遊なく運動もしないナイナイ尽くしの生活に入ることによって、前頭葉の出番がなくなります。その結果、脳機能の廃用性機能低下(使わないので老化が進む)をきたし、正常老化を超えた老化が始まり認知症への道筋をたどる、いわば脳の生活習慣病だと主張しています。
脳機能も加齢による能力低下はあるのです。例えば物の名前が出てこないとか、若いころのようにテキパキとものごとを処理できないとか。それはだれしもにおきる正常老化というものです。グラフの黒線。体力、内臓機能、免疫力、容姿などと同じように、加齢による認知機能の衰えも逃れることができません。
グラフの赤線のように認知症への道をたどっているときには、厳密に脳機能検査をすれば認知機能の衰え方に歴然と差が起きています。早期発見には前頭葉機能検査を含めた脳機能検査が必須です。
今回の討論は、世の中には正常老化の道をたどる高齢者やかくしゃくといわれるような高齢者はいないかのようなものでした。

私たちはその差を生むものは、アミロイドβやタウ蛋白ではなく脳の使い方、生活のありようそのものだと主張しているのです。前頭葉を駆使してイキイキと楽しく日々を充実させてる高齢者だけが、脳の老化を加速させない、つまり認知症の道を進みません。

福祉にかかる費用は確かに大きなものだと思います。
障害を持っている方たち、身体障害(視覚聴覚など含めて)、知的障害、精神障害、そして重度の認知症も独力で生活を遂行できないという障害を持っています。
ところが前3者と重度の認知症には、決定的な差があります。
前3者は生まれつきにしろ病気や事故にしろ不可避のものとして人生に降りかかってきた障害です。そのとき生活を成り立たせるための福祉を要求するのは当然の権利です。
認知症は違います。脳機能検査ではきちんと捕捉できますが、知らない人にはわからないようなごくごく早期の老化の加速が始まってから介護が必要になるまでには何年もの時間(だいたい6年以上)が必要です。
予防的福祉ということばには「あり得ない!」という声が上がりそうですが、認知症に関してはまさに予防的福祉の考え方がフィットします。

目の前にどうしようもなく疲弊した家族がいたり、虐待に近い環境に置かれている認知症高齢者がいると「予防」の前にこの一つ一つをどうにかしてあげないと気持ちがせくのはわかります。
でも、いつかは発想を変えて蛇口を閉める考えを持たないといけません。高齢者が増え続ける間、要介護者も増え続け、今ですら介護保険制度はこのまま存続できるかどうかというところまできているのです。
元気な高齢者を増やさなければいけません。もちろん年齢相応でいいのです。
正常な脳機能を持っている高齢者を脳機能が正常なまま年齢を重ねてもらう。
そのためには高齢者が楽しく過ごせる場所がいります。しかもそこは「ボケた人の介護の場ではなく、ボケたくない人が行くところである。むしろ行かなくてはいけない」という共通理解も必要です。
正常な人が脳機能を落とさないためなら月に1〜2度、参加すれば十分でしょう。
かくしゃくとした人は、地域から認知症者を出さない活動を自分の生きがいにすればいいのです。
地域で共助の精神で高齢者が脳機能を維持し続ける「場」の提供にどれほどの予算がいるでしょうか。統廃合されて空いている小学校に手を加えるとかいくらでも工夫の余地はありそうです。
そこでは、右脳刺激を中心としたアクティビティの指導者(これすら高齢者を含め地域の人材を生かす共助)と脳機能を測定し生活指導ができる専門スタッフを用意する。
地域性を考慮して柔軟な方法で展開していけたら、それだけで認知症にならずに済む高齢者が生まれます。
展望に繋がらない重度認知症への「介護」問題と同時に、元気な高齢者をサポートし「介護」を回避するシステムにも目を向けてほしいと思いました。


by 高槻絹子









会える時には会いましょう(スカイツリーと浅草寺)

2025年06月08日 | 私の右脳ライフ
ひょんなことから実現した大人の修学旅行。
1日目は上野のミロ展と旧岩崎邸庭園。
2日目は小石川植物園と皇居二重橋。夜は毛利バーグラン。と楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。
さあ。3日目の目的地は東京スカイツリーと浅草寺。
このまとめのために、東京スカイツリーをWikipediaでチェックしてみたら、面白いことがたくさんわかりました。詳しくは上記赤字の東京スカイツリーをクリックしてみてくださいね。
目的がテレビ塔のため、東京既設の高層ビルの影響を排除するために600mを目指したのですが、どうせなら世界一を目指すということで東京の旧名武蔵野から634mになったのですね。テレビ塔としては世界一。
完成は2012年ですが、現在の人口建造物としては世界一はドバイの828mのブルジュ・ハリファ。第二位はマレーシア クアラルンプールのムルデカ118で678.9m。ここはマレーシア最大の投資企業である PNBの本社ビルで、長男がよく行っているビルということで親近感があります。
長男が3月に送ってくれた写真。


さて、東京スカイツリー。一般公開になってすぐに行ったはずですが、ブログに記録しているかなと思ってチェックしてみました。
ありました(笑)
2012年7月「7月の右脳訓練ー東京スカイツリー」。レイアウトが崩れていますがよかったらお読みください。
13年も経つと記憶もいい加減。小石川植物園のところでも書きましたが「その時、そのことがどのくらい自分にとって重みがあるかという判断が記銘の確実さを決め、その結果で想起の程度が変わってくる」
スカイツリ―の見学はそんなに深く刻まれてなかったらしく、押上駅からどういっていいものやらさっぱりわかりませんでした。13年前にはWeb予約していたのに、今回は当日チケット購入の流れになって、チケットを買うのに並び、エレベーターに乗るために並び、余分の時間がかかりました。
350mの展望デッキまで、分速600m(時速36km)でかけ上るので1分もかかりません。
展望デッキはそれなりに混んでいて、少し待ちながら景色を眺めました。

外国人観光客がたくさんいました。決められた時刻に撮影できるコーナーにも外国の方が待っています。さすが日本アニメ。

当日の状況の記録です。

この表示なら、誰でも理解できそうです。ユニバーサルデザインなのでしょうね。
次の目的地は、浅草寺。
二天門という浅草寺本堂の真横の門から始めます。今、浅草で流行っているという人力車発見。
珍しく日本語が聞こえてきました。

この後は、外国人観光客がたくさんで日本人を探すのが難しい状態でした。男女を問わず着物を着ている若い人たちで溢れていました。
本堂でお参りしました。



ちょっと首を傾げたくなるような着物もたくさん目につきましたが、これが外国人の着物体験の入り口と思えば、それもまた良しという心境になってくるものです。
本堂を背にして仲見世を雷門方向へ行きましたが確かに人出はなかなかのものでした。
先日見たテレビ(プレバト)のコーナーで、この角度から見た絵画を競うシーンがあり「あ、ここだ」と喜んでしまいました。

雷門到着。やはり外国人の多いこと。

これで大人の修学旅行は無事に終了しました。
ちょっと盛りだくさんにし過ぎたかもという反省も感じましたが、この次はいつ…と思うと希望は全部叶えてあげたかったのです。
余程「会える時には会いましょう!」と呪文のように言い聞かせないと、なかなかデートは実現しません。同時に、その気になれば実現可能ということも今回のミニトリップで自信が持てました。

付録。
今年2月24日、伊豆高原にスタジオを構えていらっしゃった彫刻家重岡建治先生が亡くなられました。
弔問に伺った時に、先生の作品集をいただきページをめくってゆくと、裏表紙に、汐留の共同通信社に設置されているという作品がありました。
ホテルが汐留だったので、朝散歩で探してみることに。
ゆりかもめ汐留駅に隣接して共同通信社があります。

中庭のようなところに設置されているものだと思い込んでちょっとウロウロしましたが、なんとビルと道路の間が広くなっていてそこに、一目で先生の作品とわかるブロンズ像が屹立しています

共同通信社の方を向いて撮りました。

新幹線ガードからすぐそばです。写真右端に注目してください。ちょうど新幹線が通過しました。

作品名は「とどけ」
希望?愛?平和?もっと単純に「私のこの思い」でもいいと言ってくださるかも。そんな先生でした…

ホテルへ帰る途中、日本テレビ社屋壁面に宮﨑駿監督の列車のモニュメントを真正面から見ることができる場所がありました。地下鉄浅草線新橋駅に行く途中、みんなで楽しみながら見て、新橋駅へ。

スカイツリーの最寄駅押上駅へは30分もかかりません。押上駅から今日の旅は始まりました。
旅が果てて、京都ちゃんが「大震災は本当に大変なことだったけど、こういうお友達関係ができたことは、なかなかない良いことよね」と呟くと、気仙沼ちゃんは「私たち三人の関係は心の潤い」と言ってくれました。
そうそう。三日間で40,000歩歩いたそうです(笑)

by 高槻絹子




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