脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

うぃんたーほりでぃ

2014年02月20日 | 私の右脳ライフ

うぃんたーほりでぃ
うぃんたーほりでぃ
うぃんたーほりでぃ
明日の長野県小布施町での仕事を控え、この大雪ですから前泊する事にしました。 「違うところに泊まってみよう」と思って、ちょっとググりました。 小布施より奥は交通事情が悪くなったら困る。 長野市辺りで、でも市内のホテルではおもしろくない。

いいところがありました。松代。 終戦直前に松代大本営が計画された所です。前からちょっと気になっていましたので、あまり事情はわからないままに予約しました。 大雪の影響で、路線バスが途中で引き返すというハプニングもありましたが、降ろされたバス停に同じ松代荘に泊まる母娘組がいて、一緒にタクシーでホテルへ

フロントの方が入浴の説明をしてくれるときに「これはもしかして・・・」と期待がムクムク。大当たり!温泉がすばらしかったのです! 成分が濃い。 もちろん源泉掛け流しなのですが、注ぎ口からは透明な熱めの湯が出てきます。湯船は茶色の濁り湯。含有されている鉄分量が多いので、空気に触れると酸化され錆色になると言うわけです。塩分も濃い温泉です。 3時過ぎに入った温泉のおかげで、8時前の今でもまだ体の芯がホカホカしてます。 思いがけない「うぃんたーほりでぃ」を満喫しています。 (写真が挿入できませんから、帰宅してアップします。)

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春近し、脳リハビリのコツ

2014年02月04日 | 認知症からの回復

歩いていると春の兆しが感じられて、心躍る季節になりました。
郵便局に行くときには片道20分歩いていくことに決めていますが、そこここに花を見つけられる一番楽しみな季節です。


伊豆名物早咲き桜2014013115060000_22014013115060001_2

小ボケや中ボケになった時に、脳リハビリのテーマとして「花を育てる」ということを教えることがあります。
「野菜を育てる」も脳には同じように作用するのですが、「野菜作り」の方が実益がある分、どうもこちらは「仕事っぽい」。
それに引き替え「花作り」は楽しみ優先という気分が先にたつようです。

家族が一生懸命カムバックさせた、ある中ボケのおばあさんを思い出します。

ひっそり咲くビワの花                                 華やかなアロエの花

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このおばあさんはとにかくお花が好きだった。ここから始まります。

まずホームセンターに行って、花苗を選んでもらいます。選択するというのは、ことの軽重を問わず前頭葉の機能です。

梅もきれいに咲いてます
2014013115130000_2 ところで、中ボケの人に「選択」してもらうときのコツがあります。

結論がすべて受け入れられる時にはまったく自由で構いません。

ただ選択の幅が広いと選択しにくくなりますから、どれを選んでもいい状態まで選択肢を減らしてあげることも大切です。

花苗は何を選んでもいいですから自由選択です。

肥料は家族が用意したそうです。

畑を作るのも家族が手伝ったと聞きました。

高齢者は人生経験が多様ですから、農作業の時などは注意が必要です。農作業の経験が豊富だと、中ボケになってもクワなどは見事に使いこなせることはざらにあります。そこで安心したらダメですよ。
花苗を植える間隔が不適切だったり、折角植えた花苗を何度も植え替えたりしてしまいますから、目を配ることが必要なのです。

農作業の体験がないと、一緒に手伝ったり励ましたりしながら花苗を植え付けていきます。ただ、あくまでも高齢者が主体的に動いているように感じさせるように配慮しなくてはいけません。

椿二種2014013116270000
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「花を育てる」のは、継続的な世話が必須。気持ちをかけると答えてくれるという共通点を考えると、ペットを飼うのに似ています。

集中力を維持しなくてはいけません。
肥料や虫の駆除や支柱など、観察しながら必要な作業を見落さないようにしなくてはいけません。
つぼみを見つけ大きくなるのを見る楽しみもあります。

見事に咲いた感動や、人からほめてもらう喜びもあります。

パンジー も輝いてきました

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 ただし、判断力は幼稚園レベルの中ボケですから、家族の声掛けがないと適切な作業ができないことになります。

ちょっとヒントを言ってあげる大切さを、この家族はよく理解してくれていたと思います。

素晴らしい花が咲いたそうです。

家にも飾り、近所にも差し上げ、そのたびに鼻高々なおばあさんの笑顔がみられるわけですね。

体や手先を使うことも脳を使っていることではありますが、「生きている喜びを感じること」ははるかに高いレベルの脳機能を活性化しているのです。

こうして脳は元気になるのです。

 

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兄の死

2014年02月02日 | 認知症からの回復

長らくご無沙汰しました。
1月半ばから友人とベトナム旅行に行っていました。帰国翌日に兄が亡くなった知らせを受けました。

11月から入退院を繰り返していたのですが、私がベトナムに行っている間に、末期の胃癌が見つかり手術。

手術は成功したとのことですが、その3日後に急逝。


秋の入院時に「熱も咳もでない肺炎」といわれ、「それにしてもなかなか良くならないなあ」と思っていました。

間質性肺炎だったらしいです。ということは、予後は結構大変・・・

体力の衰えか、肺炎治療の影響か、(微妙なバランスで)潜んでいた胃癌が表に出たらしいです。
はっきりした時には、もう手遅れでオ
ペ対象ではなかったみたいです。本人の希望でオペしたそうです。

 

振り返るといくつかの時点で『こうしたら』と思うところはありますが、その選択まで含めて、これが兄の人生だったと思います。

兄は、浄土真宗を信仰していました。西本願寺にお参りすることを楽しみにして「今度で何回目」「奉仕団15年表彰を受ける」と嬉しそうに話してくれたことを思い出します。

この頃、いろいろな人に別れるとき「もう卒業なのね」と思います。

「生老病死といって、生きることは「四苦」なんだよ」と私にいっていた兄。

その言葉は私の耳に残っていて、今もリフレインしています。

そのリフレインする兄のことばが、私よりもはるかに苛酷な人生を送った兄が、早目に死にゆくことは、文字通り「十分に生きて、そしてもう卒業できるのね」と思わせてくれます。

死ぬことは、兄だけでなく私も含めて受け入れているのですが、いろいろ思うと涙がでます。
特に私には優しい兄でしたから…

糖尿病の悪化入院と、会社を甥に譲ったのとが同時に起きて小ボケになっていったのを、母の法事でたまたま見つけました。2011年夏のことでした。

 

毎日歩いて歩数を連絡してもらって、毎日返信メールを送りました。

2年3か月間!

私たち兄妹、大人になってから、お互いこんなに毎日確実に相手のことを思ったことはありませんでした。

 

それをエクセルでグラフ化して、月に2回送ることもしました。

兄は自分で設定した目標値クリアを喜び、私の作ったグラフをとても自慢していたそうです。

 

兄は体が持たなくて亡くなりました。(そこまで痛めているとは思ってもみませんでしたが)もしこの2年間私が何もしなかったら、兄らしさが無くなって、そして死んでいったと思います。

 

去年の夏には

「絹子ちゃん、歩くって大事だねえ。
歩くと脳が元気になるってことを、
俺のことを言ってみんなに教えてやってくれ」と言いました…


兄のために返信メールを打っているつもりでしたが、
私のためでもありました。

可愛がってくれた兄に、この年齢で向かい合えた喜びは私のためでもありました。

きっと母の喜びでもあったと思います。

 

人が一人いなくなることは、ほんとにさまざまな思いに目を向けさせてくれるものですね。

生身が消えていくことは悲しいものですね・・・

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