脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

10月の右脳訓練ー「変なホテル東京銀座」

2018年10月23日 | 前頭葉の働き

IMG 4095 1
東京で宿泊が必要になりました。
当日夜は銀座。翌日は和光市まで行きます。その二つの条件をまずクリアしなくてはいけません。和光市は有楽町線と副都心線なら乗り換えなしで行けることがわかりました。まだ乗ったことのない副都心線にも惹かれるものがありましたが、銀座から近い方が…とホテルを決めるのにもいくつもの条件を考慮しなくてはいけないのです。そうそう、コストも考えなくては。ガンバレ私の前頭葉!

もうひとつ、余裕があれば興味関心があるかどうかも選択条件に入ります。
HISが、ハウステンボスで展開した「変なホテル」。フロントやポーターをロボット化して、極限まで省力化を図って成功しているというあのホテル。2015年にこのニュースを知った時から関心がありました。調べてみるとなんともう東京都内で7か所も営業していました。
銀座から一駅はなれていますが、有楽町線新富町駅から1-2分という立地だったので「変なホテル東京銀座」に決定。
高校同期の毛利さんがオーナーバーテンダーをしている銀座毛利バー。世界中にファンがいるという、毛利さんがステァしてくれた「ハバナマティーニ」を楽しんでいるうちに、ホテル到着は夜中の12時を回ってしまいました。

チェックインが済んでいれば、自分のキーで入れたのですが、まだチェックインが済んでいなかったので、インターフォンで玄関を開けてもらう必要がありました。結果、係りの方がフロントに立たれて、普通のチェックインになってしまいました。

6か国語表記です。ロボットだからこそ楽々と言葉を超えてしまえるのだと感心してしまいました。
部屋に入ると、無料のスマフォ貸し出しがあり、ほとんどすべてのことがそれひとつでできるシステムです。大型スクリーンで細かい説明もありました。もちろん、空調も鍵もこのスマフォで。

指示通りにしたら、たしかにスマフォがカギになりました。

スマフォでできるサービスも「見ればわかる」表示になってます。

ただ一泊するだけですから、豪華な施設や特別のサービスはいりません。
160センチもある幅広のとっても快適なベッドと、かけておくだけで洋服のにおいやしわが取れるという最新のクリーニング機が導入されていました。「LG Styler(韓国製)」

朝食は、食堂には小さなテーブルしかないので部屋に持ち帰ってもいいそうです。
カウンターの女性が「おはようございます。ビーフコンソメでございます」とお盆を出してくれるのですが、言い方がやさしくて心がこもっていて(と、特別に感じたような気がします)ロボットのやさしさとは全く違う!と当たり前ですが実感しました。
フロントの女性ロボットは、最高レベルの技術と最大限の努力を駆使してできあがったものでしょう。丁寧でわかりやすい言葉を選んで、声音も表情も工夫を凝らし、服装だって好感につながるように細かい配慮がありました。

でも、生身の女性(しかもおばあさんといえる年齢の方でした)が、たった一言の言葉とともにお盆を差し出すシーンには、暖かさというかホスピタリティが漂い、その心地よさに一瞬浸ってしまいました。
このように常に変わるお客さんに対して「おもてなし」の心が溢れるように対応するということは「人間」であれば誰でも必ずできるというものではありません。まさに前頭葉のなさしめる技。言葉遣いも動作も教え訓練することはできますが、その先のいわば応用編ですね。多分接客業で教育が一番難しい分野だと思います。
いずれにしても、労働人口の減少や経済的な側面からも、マンパワーにすべて頼るということは現実的でないですから、AIとどのように住み分ける時代が来るのか、とても身近な問題として感じることができました。

ネットの予約サイトでチェックした時には、料金もちゃんと検討したはずですが、希望ホテルに泊まれることがうれしくて、今は覚えていません…2人で14000円くらいだったような。つまり安いのです。だから首都圏への進出スピードが速い。この分野では「おもてなし」は要求しない人が多いのでしょうか。

コメント

9月の右脳訓練ー歌舞伎一幕見

2018年09月27日 | 前頭葉の働き
何度か書いていますが、歯科受診で上京するときには、ついでに右脳訓練に励むことにしています。
いつもの検診の時は朝一番に予約を入れていただいて、昼からゆっくりと右脳訓練に励むと言うパターンなのですが、今回は「歯の一部が欠ける」と言う突発的な状況でしたから、受診が中途半端な時間で後の予定が立ちにくい状況でした。

予定を立てるときに、用意周到にタイムテーブルを作り水が一滴も漏れないように準備できる能力は、もちろん前頭葉を駆使することになります。
一方で、いくつかのケースだけ考慮しておいて、あとは臨機応変に対処すると言う能力はどこが発揮するのでしょうか?

これもまた前頭葉です!

「状況を判断し、見通しを立てて、決断する」
「決断に従って、行動に移し、意欲を持って継続していく」
「一旦動き始めた状況をさらに検討し、場合によってはその行動を変更もする」
ざっと考えても、臨機応変と言うにはこのくらいの前頭葉機能が関与していますね。

閑話休題
最後の写真は定式幕(じょうしきまく)です。
森田座由来の歌舞伎座の定式幕は黒ー柿色ー萌葱。
市村座は黒ー萌葱ー柿色の繰り返しで、現在は国立劇場と大阪歌舞伎座でつかわれているそうです。
中村座は黒ー白ー柿色。中村座の娘が市村座に嫁し、同じ幕を使ったが、白の汚れが目立つので萌葱に変えたとか。
定式幕は如何にも歌舞伎らしい印象を惹き起こしてくれるものですが、三種類あることも知りませんでした。その知識が特別何の役にも立つわけではありませんが、「私」の前頭葉は喜びました。

急な受診が決まった時に「今回の『東京を楽しむ』計画はどうしたものだろう」と、前頭葉が動き始めました。ところが何時から自由時間になるのかがはっきりしません。
ひょいと思いつきました。

歌舞伎座には一幕見というシステムがあるのです。体験したのはもう50年くらい前に一回だけ。でもこの知識が今に役立つのですね。

一幕見というのは、当日の一幕だけの入場券を、だいたい2時間くらい前に窓口で買っておきます。料金は幕ごとに違いますが格安です。指定時刻に集合し、特別の入り口から入場券番号順に入場していくシステムで座席は4階!
その座席から見下ろした舞台の様子は、上にあげた幕の様子から想像がつくでしょう。
主目的の歯科治療から解放される時刻がわからない状態で、事前に組んでおく予定としたらベストかもと自画自賛。チケットが入手できなかったら、映画観賞に変更することも考えておきました。
さてその次、チケットをゲットして1時間半ぐらいの時間はどうするか。
帰ってくるので動きたくはないし、まとまった時間なのでゆっくりしたいし。
新しくなった歌舞伎座には、歌舞伎座ギャラリー回廊というエリアがあります。資料展示ブースや屋上庭園、日本茶カフェなどがあるのです。創業160年の寿月堂がパリ支店に次いで開いたカフェは、ここだけの商品などもあり一度行って見たいお店でした。「寿月堂でお茶」これも決定。
時刻だけが決まらないまま、予定は着々とできあがっていきました。
思いがけず、歯科治療は短時間ですみました。夜の部最初の一幕見席発売時刻に間に合います。

無事チケットを手に入れて、待ち時間の間は予定通り寿月堂へ。
竹を多用したおしゃれな店内は、隈研吾設計とか。

いただいたのは正統的にお煎茶セット。お茶を楽しみながらブログを書きました。

窓の外には、日本庭園が広がってます。借景とまではいきませんが、庭の背景に見えるのがビル群というのはちょっと不思議。

帰りの時間も、前頭葉が考えて三幕、玉三郎の羽衣までで終わりにしました。
結論。とっても楽しかった!今まで何度か見た舞台とは視点が違うので、歌舞伎の持つスペクタクルな舞台転換がより一層楽しめたかもわかりません。玉三郎と佐渡鼓童とのコラボはなんとモダンだったか!
舞台の写真は撮れませんから、言葉の力だけでこの感動を伝えることは無理です。チャンスがあったら一幕見に挑戦してみてください。

ブログに書いて一夜明けて、今朝気づいたことがあります。
テレビで吉右衛門特集も組まれたし、評判のよかった「秀山祭」。そろそろ終盤、あと一週間を残す時期だったのでチケットは完売と、最初から思い込んでいて、当日券売り場に行かなかった!
もしかしたら、空席があったかもわかりません。ケースシュミレーション不足でした。ただ一番いい席だと2万円超えのはず。それなら歌舞伎鑑賞を第一目的にしたいですね。
こういう風に一連のことに思いをはせて、反省したり思い直したりするのも前頭葉の働きです。そしてそれがまた自分の行動を決断していく時に、自分らしさという前頭葉の色付けに一役買うことになっていきます。
コメント

「人」が生きるということ

2018年06月08日 | 前頭葉の働き

新刊書の宣伝が目に留まりました。

今はやりのデユアルタスク。二つの作業を同時に行うこと。
こうすることで脳が混乱する。その混乱を収めるために前頭葉機能(ワーキングメモリーの表現が多いようです)の出番となって、脳がイキイキする。だから認知症予防となる。ということが最近喧伝されています。
「料理しながら、歌を歌う」とか「洗濯物を干しながらしりとりをする」とか、よくテレビでも取り上げられています。
前頭葉は脳の司令塔ですから、このようなデユアルタスクを行う時には確かに交通整理のために活性化してくることは、間違ってないと思います。


閑話休題。
先月末、友人たちと中欧の旅を楽しんできました。
チェコ フルボカ―城

プラハ城

チェスキークルムロフ城

ウィーン ホーフブルク宮殿

帰国後、いつもは辛口の夫が「何だか若くなって帰ってきたような。よほど楽しかったんだろうね」といいました。
そうです。とっても楽しかった!
ヨーロッパのあのなだらかな丘陵、よくよく眺めると林が目に付いたり山が迫ってきたリ表情豊かに風景が迫ってきます。
複雑な歴史に触れたり、文化の違いを再認識させられる建物や調度。おいしく珍しい食べ物、そして人との出会い。
上にあげた認知症予防の本にかかれていることは一つもしませんでしたが、私の前頭葉はしっかりと刺激され活性化されて帰国したのです。(結果、ちょっと若くなった?)
帰国後の伊豆高原大室山

「人」が生きるとはどういうことでしょう。
日々の生活の中で、楽しみを見つけ幸せを感じる。苦しみに出会う時には背を屈め、それでも前を向こうと努力する。
その一つ一つの行動や決断は、前頭葉なくしてはあり得ません。
旅でたくさんの刺激を受けたと書きましたが、アンテナさえ立てておけば日常生活の中にもたくさんの刺激が溢れています。「アンテナを立てる」ということを言い換えれば「意欲的に生きる」ということです。
前頭葉機能も老化を避けることはできませんが、何らかの生活の変化をきっかけにして「生きがいも趣味も交遊もなく、運動もしない」ナイナイ尽くしの生活を続けていると老化が加速されてきます。小ボケ・中ボケという経過の先にいわゆる世間が考えるアルツハイマー型認知症があるのですが、その時最初に起きることは「意欲低下」です。
伊豆高原 Jガーデンのプロテア

「意欲がない」状態になったら、つまりこれが小ボケですが、たとえ見たこともないような外国の風物に出会っても感動がわいてきません。そうなれば、仕方がないから上掲の本のように運動機能を加味したデユアルタスクを、あたかも訓練のようにやることになりますよ。
専門家の皆さんは、元気な高齢者(脳機能が正常な高齢者)がどういうものなのか、あまりわかっていらっしゃらないと思うのです。
その人が「このために生きている」という生き甲斐を感じたり、楽しくイキイキとした生活を実感するときこそ、前頭葉が活性化されているのです。
自分なりに充実した日々を送り続けることこそが、アルツハイマー型認知症の予防になるということに対して、もっと自信を持ってほしいと思います。
最近FB友達になったばかりの日野美歌さんが紹介された今日の記事に心打たれました。いかわあきこさんのお母さんの生き方、「人」の前頭葉はなんてすばらしいのでしょうか。一旦は逆境と感じた状況でも、見直し、思い直し幸せを見つけることができるのですね。デユアル(二つ)どころではない深く複雑な感情を見事に昇華されていると思いました。

30歳で画才開花!ダウン症の画家・いかわあきこに起きた「奇跡」

友だちになったばかりの友人から、自分があいまいに考えていることに、まさにピッタリの記事が送られてくる「共時性」に驚きました・・・本当は「感動した」という方がピッタリでした。
こういう感情の動きは、まさに前頭葉の機能です。上掲のデユアルとその働き方のレベルの差に気づいてください。日常生活の中に前頭葉を鍛えたり活性化させたりする要素はたくさんありますねえ。老化の加速が始まっていなければ、です。


コメント

楽天からの詐欺メール顛末記

2018年05月12日 | 前頭葉の働き

実はこの記事の前に「楽天市場から詐欺メールが!」という記事をアップしました。
「本物の楽天市場からのメール!」と思ってしまったほど、ロゴもレイアウトも書かれている文章すら驚くほど本物のようなメールでした。(今日の写真は熱川バナナワニ園)

一応の処理が終わった段階で、私の前頭葉は「こんな危険なことは皆さんにお知らせしなくては」と判断して、スクリーンショットなども使って「こんなこともあるので気を付けてくださ~い」と経過報告をしました。
ところが夫の前頭葉はまた別の判断。「こんな危険なことは即刻止めるべき」と削除要求です。そんなわけで、ほんの数時間アップしただけで、あえなくお蔵入り。

ところが、今朝友人から「危険なメール」という件名のメールが来ました。
「メールをしている途中『セキュリティの危険があるので至急対応を』というメールが飛び込んできました。『このURLに行き・・・』で移動しようとしても動かない、メールを止めようとしても止めさせてくれないのです。『怪しい時はとにかく閉める』で強制終了。
後でわかったことは、ランダムに届く危険メールで強制終了していて問題なし、ということでした。返信をしていたら何に使われたのかは不明ですが、恐ろしい世の中になりました。皆様もご注意ください」
(ウツボカズラ)

このメールグループは
学生時代の友人5人です。
ひとりから返事がありました。
「何事もなく切り抜けて良かったですね。本当に、怖い世の中になりました。ネット社会というのは、こういう危険が以前から予想されていましたが、私にもしょっちゅう変な請求書がメールで来ます。それとアップルIDが何とかかんとか、一度アップル社に問い合わせたら、ネット上からの返信というのは無いので無視するようにとの事でしたが、マークも本物そっくりで・・・。
どれが本当かどうかの見極めが難しくとにかく怪しいものは全て削除にしています。
セキュリティソフトをキチンと入れていても、これ程色々あるとすべてに対応は難しいようですね」
(ウツボカズラと同じプランターの片隅に咲いていた花。初見のウツボカズラの花!と思ったのですが、検索の結果違ってました)

もう一人からも返信がありました。
「私は以前ちょうどユーパックの荷物を待っていたところに、郵便局からのメールがあり、ついつい開けてしまったところウィルスが入り、大変でした。それ以来覚えがないものは一切開けないようしてます。
友人の話だと、ウイルスがPCに入って警報が鳴りだし、どうしても進まないといけない状況になって、それでも、友人は強制終了して、無事だったとか。
不審なものは開けない、危ないものはすぐ閉じる、これが基本らしいです」
(このヒスイカズラを見に行ったのです)

つまり仲間5人中4人に思い当る「危険なメール」事件があったということですね。

やはり私のケースをまとめておきます。スクリーンショットなしですが(笑)
1.楽天市場から「注文内容ご確認(自動配信メール)」が来ました。
2.注文はしていない。
正直に言うと、ここで削除しようとする前に「注文していないから、確認しなくっちゃあ」と思いました。確認のためにクリックしたくなるところはたくさん用意されていました。そのうち、幸いなことに「あれ。これはもしかしたらフィッシング」と思い至りました。
普段、いい加減に流し読みしかしていないせいもあって、楽天市場で買い物をした時に来る(であろう)「注文内容ご確認(自動配信メール)」とどこがどう違うのかわからないほど、そっくり!
今度はそのつもりで、自分なりに確認してみました。
3.マイページに入って注文履歴をチェック。当然注文履歴はなし。
4.楽天市場の「ショップからのメール」機能を使って、過去一か月間のメールの確認。一通もなし。
5.ここで、「楽天市場は関わってない。つまりこれは危ないメール」と確定できました。

気持ちを落ち着けて、何か変なところはないか探してみました。おかしいところがいくつも見えてきました。

1.宛先が8件もある。@の左(メールアカウント)は全部違う。@以下(ドメイン名)がみんな同じ。
2.注文時刻より送信時刻の方が早い。
3.送付先住所が全く違う。

4.金額に対するポイント数が違う。
5.たった1文字だが、文字化け発見。
6.iPhoneとiPadだけに配信され、PCには来てない(理由は不明)
(スイレンもみごとです)

友人たちのメールを読むまでもなく、不審なメールは即削除!と理解していたつもりなのですが、実際には・・・

私の場合は「注文をしていない」のですから、いろいろ確認しなくても削除してしまえるはずなんですが。それでもあれこれと気をまわしてしまいました。
友人メールですが、最初のお知らせは、突然飛び込んできてるし「セキュリティの危険があるので至急対策を」と言われると、なかなか無視できないですよね。
IDも無視しにくいテーマです。
注意していても、たまたまあまりにもグッド(というかバッド)タイミングで飛び込んできたら、これも開いちゃいそうです。
わからないメールは即削除!と言っても最後のケースは難しいですねえ。こうしてみていくと私のケースが一番簡単でした。
(スイレンの開花)

注文の確認」とか「商品の発送」とか、だいたい同じ文面だからと、よく読ますにスルーすることが結構あります。一応は目を通しておくべきだと「学習」しました。そうすると「何だか変」と感じる能力(これは右脳を使ってアナログな処理をする方が有利でしょう)がつくかもわかりません。
「おかしい」と判断するのも、「学習」するのも前頭葉の働きですねえ。
今回、挑戦したように「事の正体」を微力ながら追及していく機能も、前頭葉機能。
詐欺メールがきたことで、私の前頭葉機能の訓練になりました(笑)
ところで、これは危ないからと皆さんにお知らせしたくなるのが私の前頭葉機能の特徴。「世話好き」とか「おせっかい」とよく言われます。
小ボケになったら、その人らしさの中核的なところが見られなくなって「○○さんらしくない」と言われるのです。前頭葉機能から、働きが悪くなるからですね。
私が、世話を焼かなくなっておせっかいでなくなったら、小ボケが始まっているということですから、どうぞ活を入れてください!
 

コメント

相性の5軸ー就活時の確認法

2018年02月16日 | 前頭葉の働き

続けて「相性の5軸」のアップデートです。
2/14の我が家の河津サクラ。ここまで咲きました。

もともと、日経新聞「就活のリアル」という記事からのスタートでした。
若者の早期離職相性の5軸にまとめました。

2/13にまた興味深い記事の続きが掲載されましたから紹介します。まず大意をまとめてみます。
大企業に比べて、中小企業に就職した学生に早期離職が目立つ。その理由は二つある。一つには大企業は職場の人間関係を変えてみたり、職場の配転や教育の可能性があり、中小企業にはそれらの可能性が小さい。もう一つにはそもそも中小企業には、採用の際、選択の幅が少ない(応募者の側から言っても同様)。だから、会社の指向性と応募者の性格傾向を「相性の5軸」の観点からみて、どこまで一致できるかに、早期離職防止の鍵がある。
散歩中、ここまで咲いているサクラにびっくり

夫や子供たち、もちろん自分も、多少の答えにくさはありましたが、さっさと5軸の答えを出してくれました。
でも、就職面接の時のことを想像していました。応募者は自分のことですから思い至ることができますが、採用側はどう判断するのでしょうか?
2/13に回答がありました。新たな面接法「状況設定型面接」として紹介されています。
「『こんな場合あなたならどうする?』と二択から選ばせる。そして、選んだ理由を事細かに聞いていく」
そして「情↹理」の軸の確認のための実際例があげられています。以下は引用です。
「大切な先輩が、明日までに300万円を貸してほしいといってきました。あなたならどうしますか?
①期待を持たせるのは良くないから、無理という
②何とかできないか四方手をまわしたあげく、思案して悩む」
それぞれの答えに対して、さらに掘り下げて聞くというのです。
「これだと、事前準備はできないから虚飾もないし、何も考えていない学生も答えられる。しかも聞くべきポイントを事前に設定できる。さらに学生も楽しんで答えてくれる」
いいことづくめの状況設定型面接と締めくくられていました。
角度を変えて、我が家のサクラ

「状況を判断して、どうすべきかを決定し、行動に移す」
これはまさに前頭葉の機能です。「脳の司令塔」という表現をよく使うのは、この働きに注目しているからです。
前回のブログでも、「相性の5軸を自分の前頭葉の働き方という視点で理解してみる価値がある」と書きましたが、状況設定型面接では、会社側が「この状況では、面接者の前頭葉はどのように機能するか」を当の面接者の言葉で「繰り広げてもらっている」という訳です。
Photo_4
三頭建ての馬車で考えましょう。
まず馬たち。
左脳を評価するということは学歴に代表されるように、国語・算数・理科・社会の教科を点数化するようなものですから、確かに測りやすい。
もっと測りやすいのは運動脳。持久力や瞬発力。どのくらい速いか、強いか等々
右脳を代表する音楽・図工などの評価は実は難しい。さらに感情レベルとなると評価はさらに困難になります。
でも、馬車が走り抜けていくとき、馬の能力も確かに大切な条件ですが、右脳の評価が完璧でなくとも、さらにそれを上回る条件は御者の能力です。

馬車の御者の働きが前頭葉の働き。その人を理解するには、前頭葉の理解が不可欠です。

 





コメント

相性の5軸

2018年02月11日 | 前頭葉の働き

早期離職する若者に対して、本人の生き方と会社の指向性の相性という視点からの考え方を、「若者の離職」として前ブログに紹介しました。
書きながら、私たち夫婦はこの5軸だとまったく合わない相性かもしれないと気づきました。
(言わずもがなですが、右がいいわけでも、左がいいわけでもありません。そういう傾向があるということですから)

そこで、夫にどちらを選択するか尋ねてみました。
結果は、やっぱり想定通り。

いくら予想通りとは言え、ここまで正反対なら笑うしかありません。
なおかつ、周りの人たちの意見だと、上図で見るときに、私たちはどうもかなり極端な左寄りや右寄りらしいです。距離があるほど理解しにくい間柄なのに、よくもまあ早期離職(離婚)にならなかったものですね!

3年前の結婚記念日に書いたブログですが、この時、ほんとに夫に対して理解が深まったと思いました。結婚して45年目(笑)
結婚記念日ー左脳と右脳のせめぎあい

「あの人のことがよくわからない」とか「苦手」と思う相手がいたら、その人の脳の中で何が起きているかちょっと想像してみたらどうでしょう。
左脳優位なら、デジタルっぽくとらえています。
右脳優位なら、アナログっぽくとらえているのです。
特に、今の自分が依っている立場とは逆のとらえ方を想像してみて下さい。これにはかなり前頭葉の力がいりますね

ブログの最後に上のように書きました。
個人的な、閉ざされた人間関係なら、まあ、これで決裂しないでもう一回関係性を保つことができるでしょう。
このようにとらえなおすということに気づいたのが、3年前ですから、それまでどうやって夫婦という関係性を保ってきたのでしょうか?!
「不思議だなぁ」と思っていたような気がします。
(Jガーデンの仏手柑)

このような生き方の差はどこから来るのでしょうか?
答えは、前頭葉。
前頭葉は「十人十色」と言われる時の「色」を決めるものです。私達はよく3頭建ての馬車の御者に例えます。
Photo_4
御者が馬車を御していく「方法」はどうやって身について行くでしょうか?
幼いころは、親の生き方や親からの評価で少しずつ自分のやり方の芽が生まれてきます。そして成功体験や失敗体験を重ねながら、自分のやり方を確立していきます。
人のはなしをきいたり、本を読んだりという左脳的な知識も、もちろん前頭葉を育てるに違いありませんが、うれしいとか悲しいとか感情的な体験も、その人の色を濃くしていくでしょう。
本当の力は体験の中にしかありません。実際にやって納得するという段階があって、初めて3頭建ての馬車を自分らしく動かす、いわば技術とでも言いたいような、自分流のやり方が身につくのです。
(Jガーデンからの眺望)

そうやって育まれた私の前頭葉は、周囲との関係の中では協調的(問題をクリアにするより、なあなあマアマアで行こう!)、発想は伝統的(つまり守旧的、変化を求めずそのままでいい)、行動を評価するときには思考重視(さっさと行動に移すよりは立ち止まって考える)にできあがってましたので、「不思議だなあ」という思いが主になっていたのでしょう。
夫は真逆ですから、どのように折り合いをつけていたのか???ちょっと考えるだけでも前頭葉は奥深いものです。
物事を判断するとき、左脳が前面に出るタイプの夫と右脳的に処理してしまいがちな私というとらえ方も間違ってはいませんが、それだけではなく前頭葉そのものの判断方法にここまで差があると気づいたのも面白い出来事でした。
もちろん、左脳ベースまたは右脳ベースで状況に対処し続けると、そのことの影響だけでも前頭葉の完成型には差が出ますよね。
(Jガーデンのジャグジー風呂)

夫婦は、また別のつながりというか関係性というか、いろいろ複雑に絡み合ってるものでしょうから、この5軸のように単純には言えないでしょう。
会社―自分という関係性の中、つまり「この指向性を持った会社で、こういうタイプの前頭葉を持った自分が働く」という時には、この5軸を自分の前頭葉の働き方という視点から理解してみる価値はあると思います。
子供たちにも質問してみました。結果は下表のとおりでした。
5人だけの調査でしたが、やっぱり十人十色といえそうです。

 

 

 

 

コメント

桂花醤作りに挑戦ー前頭葉機能を考える

2017年10月13日 | 前頭葉の働き

春のサクラの花も時期が限られていて心急くものですが、考えてみたら10月になってどこからともなく香って来るキンモクセイも、気が付けば樹本に黄金色のじゅうたんを敷き詰めてしまって、今年もこの香りともお別れだなあと、毎年しみじみと思います。

以前、桂花酒に挑戦してみました。全然おいしくなくてそれ以来キンモクセイは香りだけを楽しむものだと思っていたところ、ランチに利用する仙豆飯店で、デザートの杏仁豆腐にキンモクセイの花が。
尋ねてみると「キンモクセイの花びらを砂糖で煮たものですよ」とシンプルな答えをいただきました。
散歩の途中に、香りに驚かされたキンモクセイの道があります。箱を持って行って、花だけを箱いっぱいいただきました。ネット検索した通りに作ります。
まずピンセットを使って掃除します。枯れた花や、花の茎を取り除きます。

これが気が遠くなるような作業で、たっぷり3時間はかかりました。
創造力を発揮するかけらもない単純作業ですが、やり続けるには前頭葉が大きく関与しています。考えたら「根気よく」という機能は、デジタル情報処理の左脳にも、アナログ情報処理の右脳にもないでしょう!

全部でたったの70g!
ナイナイ尽くしの生活を続けて脳の老化が加速されていくときに、最初に機能低下を起こすのが前頭葉なのです。前頭葉だけがうまく働いていない状態を小ボケと言います。小ボケの方本人や家族がよく訴える症状に「根気が続かない」があります。
掃除をしているときに、最後に掃除道具を片付けていない。洗濯物をたたんでいるときに途中でやめてしまったり、たたんだままで片付けていない。掃除でも炊事でも庭仕事でも、なぜ?と思うように、途中で終わってしまっている。
小ボケの人の一番目立つ症状は、ボーとして何もせず居眠りをしているということで、これは前頭葉がうまく働かないために意欲が出ていないからです。上に述べたように一つずつの作業が途中で終わり、終了しないという状態は、前頭葉の監督不足と考えるといいのです。

よく洗います。
シロップの用意をします。桂花酒がなかったので、代わりにプラムリキュール150g。このような応用編に気づくのも前頭葉機能です。

それにグラニュー糖150g。

花の水を切っている間に、煮溶かします。

花を入れてからは、さっと煮るだけです。

消毒した瓶に入れたら完成。

レシピ通りに作ったのですが、シロップが少なすぎ。
中華料理の「醤」はとろみがあるものですが、桂花醤はさらりとシロップとして使うそうです。そういえば仙豆飯店でもそうでした。香りの付いたシロップと、微妙な舌触りのあるキンモクセイの花びらと、二度楽しめました。
そこで私はレシピを無視して、シロップ200ccをまた作り桂花醤を入れて一煮立ちさせ、花びらをわけました。このような軌道修正も前頭葉の役目なのです。
この判断には、仙豆飯店で桂花醤掛けの杏仁豆腐をいただいた体験が大きく関与しています。知識も前頭葉を支えますが、単なる知識よりも実体験の方が、より自分の前頭葉を豊かに機能させるのです。

きれいでおいしくとても満足のクッキングでした。と評価するのも前頭葉。
今朝はうれしくなって、ホットケーキに少々。寒かったのでおやつには葛湯を練りましたが、そこにも少々。そして、ちょっと食べ過ぎかと反省しました。反省できるのも前頭葉の機能です。



 

コメント

中津の旅―後日編

2017年09月06日 | 前頭葉の働き

あの楽しかった中津の旅からもう3週間!
でも、余波は続いています。M股S江さんはネットをやらないといっていましたから、ブログにまとめた記事(といっても写真集レベルですが)を見てもらえない…「これはプリントアウトして送ってあげなくては」と思って、冊子にして送りました。喜んでくれました。全く想像以上で、こちらまでもがうれしくなるほど。
前ブログの最後に触れていますが、S江さんお勧め「虎屋よりおいしいんだから」の日田の赤司羊羹は売り切れでした。
冊子がついたら、弾んだ声でお礼の電話がありました。そして続けて
「早速また日田に行って羊羹注文してきたよ~ただね、お盆の注文が殺到してて届けられるのは9月だって。もうちょっと待っててね」
そうなんです。9月になったらちゃんと到着しました。さっそく自服でいただきました。

小さいパンフレットが入っていました。
「独特の淡く透明感のある色と風味とあっさりした甘さ」まさにそんな羊羹です。うたい文句通りでした。餡から手づくりして寒天と練り上げて一晩かけてゆっくり冷ます。昔、私が羊羹作りに挑戦した時のことを思い出しました。テクニックは別にして、昔ながらの作り方を守っているからこそ、たくさんはできないということなのですね。

いい水に恵まれていることも、おいしい羊羹ができる条件の一つかもしれません。日田を流れる三隈川(筑後川の日田市部分)は鵜飼でも有名だそうです。
こし・大納言・栗かのこ。3棹も送ってくれました。

もちろん、羊羹はとっても、とっても嬉しかったのです。そしておいしかった(笑)
「ありがとうございました」を10回言っても足りないくらい。
もうひとつ、うれしいエピソードがあります。
何度目かの電話で「このごろ、ちょっとお肉も食べるようにしてるんよ。ちょっとだけだけどね。食べるようにって言ってくれたでしょ」って言ってくれました。
日田萬天楼のおいしい焼きそばを食べたとき、S江さんはたしかに偏食があって、小さい時からお肉は食べなかったという昔話で、盛り上がりました。そのときに私が「脳の血管も、結局は蛋白質でできてるんだからちょっとは食べないと。元気な100歳の人たちの調査をした時も、『好きなものはお肉』って答えた人が多かったよ。少しでも食べてね」と言ったのです。
さらにもうひとつ。
「この頃、視力が弱くなって小さい字とか読みにくい。だんだん読みたくなくなってくるねえ」と言ってました。
一般的に、だれでも齢を重ねるごとに「できなくなってくる」ことがたくさん出てきます。視力や聴力もそうですね。ただS江さんは病気もしてるので、病気のせいもあるかもしれないと思いましたので、特別何も言いませんでした。

羊羹に入っていたお手紙です。
読むのが嫌になっているときは、書くのはもっと嫌なものです。なのに達筆で書かれたお手紙が、かわいいマスキングテープで貼り付けられていました。(実は私の友人の中で、S江さんは元気なノビノビとした字を書く筆頭だったような気がします)
ということは、家を出る前から、計画を立てて準備してくれていたということです。こういう気働きこそ、前頭葉。
ほんの半日一緒に過ごしただけのことで、S江さんのイキイキさがアップしてくれているような気がします。

それが一番うれしいことです。
無理しないように、お肉も少しでもいいから食べて、そしていろいろ楽しんでね。



 
コメント

創作活動の鍵は前頭葉

2017年07月19日 | 前頭葉の働き

近所のコミュニティカフェアジサイ舎で開催中の「藍染・木工・陶芸三人展+ONE」展を見に行ったときのお話です。
こんなかわいい飾り物が。モフリッチ(サギナ)というらしいですよ。

「あの子(人)は頭がいい」と口にする時、何が言いたいのか、ちょっと考えてみてください。
だいたいが、学校の成績がいいことを意味してるのではないでしょうか?
でもよく考えると学校の成績といっても幅広いものですね。「国語・算数・理科・社会・英語」などは点数化しやすいので成績がつけやすい。「音楽・図工・体育」などは点数化以前に、実は評価する側の実力が求められるものなので、つまり成績がつけにくい。
結果的に、「頭がいい」=「学校の成績がいい」=「評価しやすい脳機能分野、つまり国語・算数・理科・社会・英語に秀でている」という意味になります。
大人なら、偏差値が高い大学に行っているとかでしょうね。
ところが、脳機能はそんなに単純なものではありません。
Sikumi
上図でいえば、左脳となっている紫色の部分だけを評価しているのです。コバルト色で表されている右脳もあれば、緑色の運動領域といわれるところもあります。
そして、もっとも重要なその人らしさの源であるピンクエリアの前頭葉も。
脳機能のお話をする時に、エイジングライフ研究所では三頭立ての馬車にたとえて説明します。
Photo_3

左脳はデジタル情報の処理 言葉で説明できる。「1+1=2」とか「A=B,B=CならばA=C」とか「サクラが咲いた」とか。正答は決まっている。論理。
右脳はアナログ情報の処理 言葉ではうまく表現できないけれども、よく感じたりわかったりしていること。正答はなく、むしろ好きか嫌い。サクラに感動したら「サクラがきれいに咲きました。あまりにもみごとで何とも言えない景色なの。うまく言葉では表現できないから一度見に来てね」というしかないでしょ?感性。
最近は、以上のことまではわかってきたような気がします。
三頭立ての馬車にそれぞれ得意分野が違う馬を三頭繋いでも、その馬車はうまく走れません。状況判断をして的確な指示を出す御者がいないと馬車が走れないことに気づくべきです。御者の役割を担うのが前頭葉です。
例え左脳(担当の馬)が高い能力があっても、前頭葉がそれを使いこなすだけの能力がなければ、宝の持ち腐れ。
前頭葉の処理能力を100点だとしましょう。
左脳が150点、右脳が0点の場合だと、結局馬車は前頭葉が処理できる範囲の左脳の100点だけで走ることになりますね。
左脳が80点、右脳も80点だとしたら、前頭葉が左脳も右脳も能力いっぱいを引き出すことができますから、何と馬車は160点の能力で走れます。
評価しやすい左脳ばかりを重視するのは危険です。
仕事をやっていくときには、原則的に左脳優位な生活ですが、退職後の時間がこんなにも長くなった今、第二の人生を豊かにさせるためには右脳が必須ですから。
この3人展は面白かったのです。
入口には+ONEの方の作品が展示されていました。松崎町在住の齋藤秀雄さんで、木工轆轤による挽物作品です。

形といい、色彩といい、また木目までもが本当に「たまたま生まれ出てきた」と言っているようでした。

木を手にされた時に、見通しや予想もなさるでしょうが、制作を進めていかないと何が生まれるかわからない…ただどこでその手を止めるのかが、作者の感性そのものなのでしょうね。理屈ではなく論理でもなくまさに感性と前頭葉の連携プレイ!
次の林敏行さんの木工作品は、まさに対照的。一点一画ゆるがせにしない楷書のような作品たち。

フォルムや色のところは右脳が担当しているのですが、これだけかっちりと狂いもずれもなくというのは左脳に任さなければとても無理です。そして作品にまとめ上げるには前頭葉が必須です。

作者は面白いことを言われました。
「ボクは技術屋だったんです。物を作るというのは、大きな工作機械でもこのようなものでも、一つ一つの部品を正確に作って組み合わせるということですから、ボクの中ではほとんど同じなんです」
ものを制作するときには、形も色などデザインすることが必要ですからどうしても右脳の出番は求められますが、右脳だけでできるものではないという証明のような作品たちでした。

先の齋藤さんが製作される姿勢と対極的でしょう?作品から受ける印象は全く違いますが、どちらの作品も「木」の持つ魅力は十分に伝わってきます。
陶芸の八木弘明さんも魅力的なSeventy。絵を描かれる奥さまと。
今回の3人展は皆さん古希の方々です。制作される方たちは皆さんお若いですが、考えたら当たり前のことですね。常に前頭葉が創造的に活躍し続けているのですから。

もともと陶芸は、窯の中で火と熱を浴びて土にどのような変化が起きるか、その偶然性まで含めて作品が完成するものですから、窯を開けるときの期待感はなかなか言葉では表現できないものだと聞いたことがあります。
そのような偶然を前提に制作できるのは、当然右脳主体でなければ無理ですね。土の塊からフォルムを作り出すところも当然右脳、そして前頭葉。

ところが八木さんもおもしろいことを言われました。
「仲間で窯を持ってるんですが、このエリアの土、あのエリアの土と変えるんですね。そして釉薬も記録して。ちょっと実験っぽいところが面白いでしょう」こういう姿勢は左脳主体なのです。八木さんが何のお仕事をされたのか伺い忘れました。理系のお仕事だったら面白いですけど。

八木さんとは、その場でフェイスブック友だちになりました。そうしたらお花に詳しいこと。花の写真も見事ならその説明も感性豊か。単なる説明文だけなら左脳の出番ですが、八木さんの文章は違います。それだけでなく必ずその花や花ことばを読み込んだ短歌一首が添えられています。右脳が豊かなかたですね。

コンロンカの投稿がありました。普通は黄色の花が多数咲くのですが。去年の誕生日に息子が送ってくれたシンガポールのコンロンカを、私からも送りました。
花だよりを楽しめるしあわせをありがとうございます。





 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

6月の右脳訓練ー修善寺虹の郷

2017年07月05日 | 前頭葉の働き

もう7月。今年も半分が過ぎてしまいました。6月も遊びましたよ。
修善寺虹の郷に夫と二人で行ってきました。虹の郷が山の上にあるせいかバラがまだ見事に咲いてくれていました。
アカオローズガーデンで、今年のバラを満喫したと歓声を上げたのは5月だったのですから「やったぁ!」期待していなかっただけに何だか得をした気分です。

ロイヤルローズガーデンと名付けられたエリアがありました。

日本庭園もあるのですが、花盛りかと期待した花菖蒲は寒さとイノシシにやられたせいで、ほんとに少ししか咲いていませんでした。

「残念だなあ」と思いながら、そう思える自分に満足していました。「私の前頭葉、元気、元気!」
小ボケの人を、というのは前頭葉機能が元気でなくなっている人のことですが、どこかに連れて行ったとします。もちろん脳の活性化を目指してです。
何を見せても、淡々と「そのものが見えていること」だけを伝えてきます。
「あ~花…」「そうだねえ、たくさんだねえ…」「池…」「滝がある…」のように。
そこに感動がないのです。もちろん期待に添わない結果であっても残念がったりもしません。
虹の郷には、15インチゲージのかわいいSL列車が走っています。

イギリス村のロムニー駅

カナダ村のネルソン駅をつないでいます。

途中にはレイルウエイミュージアムがあって、機関車の整備風景も見られるようになっています。

小さいのですが、ちゃんと石炭を焚いて走るのです。トンネルに入ると煙くさ~い。

煙の臭いで、わっといろいろな思い出が胸に溢れました。
子どものころ、汽車に乗った時トンネルが近づくと周りの大人たちは慌て始めます。煙くさいだけでなく「煤煙が入ってくるから、目に入ったら大変」ということなのです。一斉に窓が閉められて、トンネルを過ぎるとまた一斉に窓が開く。列車に乗るのは夏休みが多かったのか、トンネルを出た後の窓の外は、一面の緑のグラデーション。
小学校に入ったころだったでしょうか。京都に連れて行ってもらいました。京都のことは何も覚えてないのに、列車に乗ったら冷凍ミカンを窓辺において、霜なのか氷なのか白くなってくるミカンを眺めながら「早く食べられるようにならないか」と待っている私、周りにいる両親や兄。鮮やかな一シーンとして蘇りました。
モミジの花

小ボケの人を、昔ながらの大きさの蒸気機関車に乗せてみたらどういうことになるでしょうか。(夏場に。冷房車でないとして)
トンネルが近づいても窓を閉めようとはしません。「窓を閉めて」と声をかけられると、スムーズに窓を閉めてくれます。そして多分「窓を開けて」といわれてから、おもむろに窓を開けるでしょう。
そのくせ「蒸気機関車は郷愁を呼び起こすねえ」というかもしれません。そういいながら「トンネルだ!鉄橋だ!たのしいな」という風情は感じられません。
「トンネルのたびに面倒くさい」とか「煤が入ってる」と嫌そうに言うかもしれません。折角連れてきてあげたのに…
前頭葉が元気がなくなるということは、こんなことが繰り広げられることです。
半夏生

前頭葉機能にもう少し目を向けてほしいものだと思います。
「前頭葉こそわが命」あなたがあなたらしく生きていく、私は私らしく生きていく。
「十人十色」という言葉がありますが、その「色」を付けるのがその人の前頭葉。同じ状況でもめげてしまう人もいれば、積極的に立ち向かう人もいます。人に助けを求める人も、あくまで自力でやろうとする人もいます。その差が前頭葉の差なのです。
前頭葉は「脳の司令塔」とも言い換えられます。いわゆる認知機能といわれる左脳(デジタル情報処理担当)や右脳(アナログ情報処理担当)を、状況に応じて「どのように使うか」を決め、指令を出すのが前頭葉の役割です。ということは、「どのように使うか」を決めるために、「状況の判断や決断」もそれに先行して行っているということですね。
虎の尾

どのように生きるかの鍵は前頭葉が持っています。
前頭葉は、体験の中でその色を決めていきます。教えられて身につくものではなく、自分が実体験した中で納得しながら自分のものにしていきます。
夏目漱石記念館

前頭葉は評価する脳でもあります。
ボケないように生活していくときには「これが生きがい!」というものが必須です。その生きがいを決めるのが、その人の前頭葉。周りの人みんなから例え「すばらしい生きがい」と評価されても、自分が納得できなければ、その人にとってそのことは「生きがい」にはなり得ません。
いわゆる社会的に立派な職業に就いた人たちは、第二の人生で「生きがい」となるべきものの可能性が小さいことをよくよく知らなければいけません。何になら生きがいを感じられるのか、脳が元気なうちにちょっと考えてみていただきたいといつも思っています。
漱石の直筆原稿。欄外に房山石漱」と書いてある私家箋

小ボケに対する脳リハビリの一つに外出があります。近所への買い物や、ドライブ、ミニ旅行など臨機応変に計画すればいいのです。
ヒントです。春秋には公園・植物園・動物園・遊園地など。夏や冬の穴場として水族館や展覧会があります。
楽しめるような前頭葉でありたいものだと、しみじみ思います。
おやつ






コメント

ブログ村

http://health.blogmura.com/bokeboshi/ranking_out.html