脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

続 3月の右脳訓練ー葛飾柴又

2013年03月31日 | 私の右脳ライフ

東京で夕方からの所用ができたので、早めに行って「念願の」葛飾柴又へ行きました。
「念願の」というのはちょっとおおげさかな?「男はつらいよ」はテレビで何作か見た程度ですから。マンネリといわれても人情味あふれるストリーと寅さんの口上は楽しめますね。

品川まで新幹線、京急に乗り換えさえすれば一本で京成高砂。そこで乗り換えて一駅目で柴又です。ネット検索ができるので最近はほんとに便利ですね。
帝釈天題経寺
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桜が満開だっただけでなく魅力的なお寺でした。「百聞は一見にしかず」です。
寅さんの口上「帝釈天で産湯をつかい」確かにご神水が湧き出てます。冷泉のような味でした。
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堂宇の周囲に立派な法華経の説話彫刻が!(だから彫刻の寺といわれます)
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三車、火宅の図                        風神雷神図

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邃渓(スイケイ)園
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「川甚」でウナギを食べて、矢切の渡しへ(手漕ぎでなく船外機だったため乗船は中止)P1000079P1000072

昭和初期の和洋折衷の建物と庭園(米国庭園雑誌で日本庭園ランキングで3位になった!)で有名な山本亭でぜんざいを。長屋門にステンドグラスが。玄関の間の日本画。
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葛飾柴又公園 江戸川とサクラとスカイツリー
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うーん。なかなか楽しい春のエクスカーションでした。
情報に対してアンテナを立てておかないと、自由な時間に何をしたいのか…どうでもよくなると思いませんか?
興味がもてることは十人十色。何でないといけないということではなく、好奇心いっぱいの生き方を続けられるようにしたいと思います。


パフィオペディラム

2013年03月28日 | 私の右脳ライフ


パフィオペデラム

クリックして詳しい説明を読んでください。落ち着いた地味目なランで、どちらかというとちょっと珍しいタイプといえるかもしれません。

私が育てているパフィオに不思議なことが起きました。下の写真の撮影日は2009年3月1日となっています。
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このパフィオは割合によく見られるタイプだと思うのです。特に管理に気を配ったわけでもなく、大きくなりすぎたので株分けをしたのは、確か一昨年・・・花が咲かなくてもそんなものだと特別気にも留めていなかったのです。

今年の寒いころ、「あれ。つぼみが!」ちょっと楽しみに待ちました。
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撮影日は2013年3月17日。
「色が変わった!」と感動。
ネットで調べてみてもこのように劇的に変化するということは書いていないのです。かといって説明を見つけられないからといって「花色変化は起きない」と断定もできないし・・・

「とにかくブログで紹介しましょう」と思って新しい花を撮りました。
並べてよくよく眺めてみました。
私のような素人が見ても、いくらなんでも変化ありすぎ!
花色だけでなく、花弁の形も別物ですし、唇弁も全然違います。

パフィオでは、こういうことは起きるのでしょうか?

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二つの推論を考えました。
母親か父親の形質が強く出た?
もっと単純に最初に買い求めた株にすでに二種類のパフィオが混植されていた?

パフィオのことを知っている人から見れば、とんでもないことを言っているのだろうという予感はあります。
私は、ランのことはよくわかりませんが、認知症のことならよくわかります。認知症のことがわからない人にいろいろ教えてあげたいです。


竹の花器つくり

2013年03月25日 | 私の右脳ライフ

来週、息子がお客さんと帰省します。まだ寒いころに注文がありました。
「華道部のみんなと一緒にその辺を散歩しながら、いろんな植物をとってきて活けて春の一日を楽しむ、というプランを考えてるんだけど」(彼の趣味の一つが華道!)
もちろん異存のあるはずもなく快諾。

そしてつい先日、気づきました。花器がない。
あわててかけた電話の先の声は落ち着いたもので「竹が切れないかなあ」

P1000032_3年上の友人のことがパッとひらめきました。私のパソコンの先生でもあります。

第二の人生を伊豆高原で過ごすと決め、四季を楽しみながら積極的に生きていらっしゃいます。

その生活ぶりや人生観が感じられるブログは私の「お気に入り」なのですが、最近は、お仲間4人でその頭文字をとったikoi農園(野菜づくりにとどまらず、収穫祭、ハイキングなど楽しみごとたくさん)の活動に新境地を開いていらっしゃることが、ブログからよく伝わってきていました。

先日のブログ「池地区のキャンドルナイト」に、お仲間が、竹をたくさん切ってキャンドルサービスの奉仕をしたことが書かれていました。
「あの竹器を使わせていただけたら」

結論ですが、ikoiのお仲間が新しく作ってくださることになりました!
私は竹を切ったことがありません。どういう展開になるのか興味津々でikoi農園に伺いました。

P1000016後姿がukoi農園メンバー。今日の先生のI本さんです。
ちゃんと作業台がありました。固定して切るのですね。当たり前なのでしょうが私はここから感心してしまいました。

そして、切る場所にはセロテープを張る。

ゆっくり、ゆっくり切る。

切り口は紙やすりできれいにする。

何事も、教えていただけるのと、自力でその域に到達するのとでは大違いです。基礎習得の後に、初めてオリジナリティは発揮できるものです。

もう一つの新知識。竹をバーナーで焼くと鮮やかな緑色に大変身するのです。何となく白い膜のようなものでおおわれているのですが、火が当たれば一瞬の変化で、魔法みたい。
文字通り、ビフォア、アフターです。

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さすがikoi農園。農園の一角にあるバーゴラの下で、ランチパーティも企画してくださっていました。
食事もおいしく、何よりも会話が楽しく、曇りのち雨の天気予報も外れて穏やかな春日の至福のひと時でした。

ところで今日の失敗
1.写メールで息子に現地中継したことはよかったのですが、ブログにアップするには写真のサイズが小さすぎ。注意力不足です。

2.エプロン、軍手など持参しましたが、出番がなく(これはいい訳です)椅子に乗せたままでした。そうです。忘れてしまいました・・・

でもまあ、竹花器に関して意欲も興味もあるし、夕方からは我が家に場所を移して完成記念祝賀会をやったし、歳のせいにさせていただきます(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


春の酵素つくり

2013年03月20日 | 私の右脳ライフ

散歩に出た時に、イタドリが結構大きくなっているのを見つけました。

ソメイヨシノが散って後、1週間がベストタイミングと教わっていましたが、ソメイヨシノはほんとに咲き初めたところではありましたが、穏やかな(結果的には夏日の)一日のようだし・・・と思い立って春の酵素つくりをしました。3月19日。

指で摘める柔らかさの草や木の芽を10Kgとってきて、砂糖11Kg で漬け込みます。手で混ぜて発酵させて、酵素がたっぷり含まれた酵素液を作るという作業です。

名前がわかるものもわからないものも 、とにかくたくさんであるほど有効だそうですから、目を凝らして探します。

ドクダミ、タンポポ、ツルニチニチソウ、キケマン
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カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、テンナンショウ、ヤブレガサ
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アザミ、トラデスカンティア、ネコノメソウ、スミレ
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ヨモギ、イタドリ(スギナも)、アシタバ、ミツバ
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名前のわからない草たち
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マーガレット、シャガ、ツワブキ、アロエ

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この他に写真のない小さな野草が数種類。

後は、庭の草々。
ヒメオドリコソウ、イヌノフグリ、バイモ、ミント、ホタルブクロ、ローズマリー、チェリーセージ、ノコギリソウ、ホトトギス、ホトケノザ、ダルマギク、クロコスミア、クリスマスローズ、シダの芽。
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海岸にも行きました。イソギク、ハマボウフウ、ユウスゲ。

後は木の芽。
アジサイ、バラ(野バラ、モッコウバラ、木立バラ)コウヤマキ
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モミジ、キブシ、ツタ、サクラ
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ヒノキ、サンゴジュ、アオキ、ツツジ、サカキ、ヤツデ、ヤマブキ、レンギョウ、サンショウ。
林の中の名前がわからない木や蔓の新芽数種。結局60種類は軽くクリアできています!

砂糖と混ぜ終わり⇒3/19の夜⇒3/20の朝
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朝晩かき混ぜながら、1週間程度で完成です。

20の朝、かき混ぜようとしてびっくり。
砂糖が底に沈んでいませんでした。これは今まで初めての経験です。さあ、どんな酵素が出来上がるでしょうか?
とっても楽しみです。


花金カレーの日

2013年03月17日 | 認知症からの回復

3月17日(日)静岡県ではソメイヨシノの開花宣言が出されましたが伊豆高原の状態です。
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ほんとにもう少し・・・
例年に比べてずいぶん早いような気がします。でも早く咲くと長持ちするそうですから、楽しみに。

今日の散歩途中の花の様子
P1000030ところで今日のお昼のNHKテレビ「のど自慢」は広島県呉市からの放送でした。

「花金カレーの日」という言葉が飛び込んできました。
昔海軍で、洋上に長くいると曜日の感覚があいまいになってしまうことが起き、それを防ぐために金曜日にはカレーを食べるという風習が出来上がったそうです。

呉市には海上自衛隊がありますから、「花金カレーの日」ということで町おこしを図っているという話でした。

「変化のない生活を続けていると時の見当識が揺らいでくる」
とっても納得しながら、「あ、これ、いただき!」と思いました。

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小ボケから中ボケに移行するころ、今日の日付がわからなくなっていきます。
小ボケの時なら、例えば趣味の会などのいつも行っている集まりの「日」を間違えるのです。
「どうしたのかしら。うっかりしちゃって」とか
「午前中急に人が来たりしたものだから、勘違いした」とか
「昨日の新聞を今日のと間違えた」とか、理由はそれなりに肯けるようなことを言います。

P1000024小ボケの段階で見つかった人たちに対しては、
「日付は、毎日の活動の原点です。キチンと理解できることは、ボケない人生へのとっても大切な条件です。
今は理解できていますから、このまま続けられるように、ちゃんと意識してください。

日付を理解し続ける一番の近道は、目的を作って変化ある暮らしをすることですよ。
曜日によって、それぞれの目的を設定しておくのはとて効果的です。

趣味の会などがあると自然に日付を意識することになりますから、趣味は必須です」と生活指導するのです。

P1000028中ボケになると、何度も何度も今日の日付を聞きます。
家族は、ちょっと辟易しながら
「○月○日よ」とか「新聞を見たら?」と答えます。

あまりにも聞かれるので、面倒になって、怒り口調になることもあるでしょう。

中ボケになると、家庭生活にもトラブルが起きてきているのに、本人の自覚はほとんどありませんから、もっぱら家族への生活指導になります。家族が仕向けてあげなくて無理なのです。

朝ご飯が済んだら、カレンダーの今日の日を丸で囲む。
(決まったタイミングで行うことが大切です。丸をしたかどうか忘れますから)
昨日をバツで消すことでもいいのですが、カレンダーを見たときに「最後のまるが今日」というのと、「最後のバツの次の日が今日」というのは、どっちが気分がいいでしょうか?

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小ボケでも中ボケでも、家族の支えや励ましは大切です。
だから、離れて住む子供たちには、
「曜日を決めて顔を出すか、無理なら電話をするかしてください」と頼みます。
一番大切な時の見当識を確実にするための一つの工夫ですね。

P1000040ようやく話が戻ってきました。

そうなのです。
「曜日を決めて大好物を食べる日にする」か
「新しい料理や食材や味にチャレンジする日」
というのはどうでしょう。

曜日を決めて、外食するというのでもいいですね。
おしゃれをして出かけて、ランチを楽しむ。
できたら、気の合う友人と一緒なら、素敵。
できたら、新しいお店の開拓にも挑戦したら、もっと素敵。
脳が生き生きすること、請合います!


小布施町脳のリフレッシュ教室交流会2

2013年03月07日 | 認知症予防教室

                                   北部の作品集 個性的ですね。
P1000081今回の交流会では、特筆しておきたい事がありました。
それは、自主的な活動が一段と進んだということです。

スタッフからも、
「まったく関与しないままに準備ができた」とか
「自由に集まって自由に作って持ってきてくれた」とか
「この歌を歌いたい。このダンスをやります」など、「びっくりさせられました」と嬉しそうな報告がありました。
各地区で、当然温度差はあるわけですがそれでも「自分たちの教室」「この活動で認知症予防をする」という意識がはっきりしてきたと思います。
以下の写真、一枚しかない地区は見とれて取り損ねたんです。失礼しました。

伊勢町地区。試行錯誤して、みんなが楽しめるものをたくさん見つけてください。それは正答ですから。
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中町中央地区。小道具も玄人はだし。かんざしもきれい。先生がいるんです。地域の人材活用の例です。
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飯田地区。真っ赤なほっぺにはなたれ小僧。みんなでやるから怖くない。フムフムなかなか楽しそう。

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山王島地区。いつも大人しいのに。今年は意欲的でしたね!心が一つになった「花は咲く」には泣けました。
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東部地区。「信濃の国」を歌うだけでなく、十州を紹介してくれました。そういう工夫が大切です。
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大島地区。たくさんの参加者!お花一つで気分はお祭り。前列の方は足で見事な拍子を取ってました。
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P1000111この写真も見てください。
大島地区の皆さんと会場が一つに盛り上がったところです。

13年前、この会場にこれだけの皆さんが集まったとして、こういうシーンは繰り広げられたでしょうか?
たぶん、もっとおとなしく、お行儀よくただ「見ている」だけではないでしょうか?

認知症予防は「生き方の変革」です。
このように、ノリノリの楽しみ方ができることが、変革が進んでいる証拠です。

2010年交流会の様子です。クリックしてみてください。


小布施町脳のリフレッシュ教室交流会1

2013年03月07日 | 認知症予防教室

時の移り変わるのが早いですね。
先月の話となると、ちょっと旧聞に属する話といいたくなってしまいます。でも感動的でしたから、遅くなりましたが報告しますね。
2月22日、長野県小布施町で「脳のリフレッシュ教室交流会」が開催されました。
このブログでも何度かお伝えしていますが、今年はもう7回目。P1000082

左の写真は挨拶される市村町長さん。
「できるだけ出席したい」というお気持ちを持ってくださっているのがよくわかります。

「町として、認知症予防に取り組み始めたのは、13年前から。介護保険が始まる前からでした。
人口11400人のうち65歳以上の方は3000人を超えました。
元気な高齢者の方がたくさんいらっしゃいますから、元気な方が率先して認知症予防をやっていただき、またその一環として、高齢者に対する種々のボランティアとしても活躍していただきたい」
交流会の様子を、実に楽しそうにご覧になっていらっしゃいました。そして小声でおっしゃいました。
「小布施町の規模って適正ですよ。僕はここにいらっしゃってる方のお顔はほとんど全部わかる。顔のわかりあえるところだからできることがありますね」

上松川地区。ハットとネクタイでの登場に会場から驚きの声が。期待を裏切らないモダンなダンスでした。
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北部地区。北部は替え歌!最高齢の女性が歌詞指示係。役を務めながら気持ちよく歌ったところがすごい。
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林中扇地区。今年は何?という期待を受けて劇「大きなカブ」見事なカブ!折り紙入の飴もありがとう!
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東町上町。楽しくて観光案内にもなるような被り物の工夫!制作は楽しかったはず。法被姿も素敵。
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都住地区。「赤いバンダナいいでしょ!交流会だから、派手でも」その通り。楽器に挑戦したのがえらい。
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3月の右脳訓練ー河津サクラとお雛さま

2013年03月05日 | 私の右脳ライフ

毎年、早咲きで有名な河津サクラの開花のニュースを耳にすると、そわそわとお花見のスケジュールを考え始めます。
今年は3月2日(土)に行ってきました。

南伊豆町青野川河畔 
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河津町の河津サクラが有名ですが、ちょっとにぎやかになりすぎて敬遠。
私たちはもう少し南に下った、青野川まで遠征します。背景が町並みでなく、山というところが素敵です。

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お花見を楽しむ人たちの多くが携帯やデジカメで写真を撮っていました。
構図や、花の色を検討しているのですね。右脳です。と、解説してしまえば、左脳優位になってしまいます。

P1000149あふれるようなサクラに圧倒されました。

もともと、私の住んでいる伊豆半島はサクラがとても多い地域だそうです。

桜葉の生産は、松崎町が日本一ですし、山々は多くの自生のサクラで覆われます。
花は白も、ピンクも。大きさも濃さも様々ですし、葉も緑っぽいものから赤っぽいものまで、それは見事な景観になります。

こんなにサクラの木があったのかと毎年驚くのです。その時がもうすぐそこまで来ていると春が待たれます。

翌日は3月3日。伊東市役所のホールと隣の佛現寺の階段にお雛さまが飾られているというので、友人と見に行きました。
佛現寺の階段は野外なのです。雨が降らなくてよかった!
「まがり雛」というのは、階段が曲がっているからかと思ったら「魔狩り」なんですって。実際に行ってみないとわからないことはたくさんありますね。

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大ボケは、遺言することはできません。

2013年03月03日 | 正常から認知症への移り変わり

朝のドラマを見ていたら、大ボケのおばあさん(若年性認知症の設定!)が、弁護士に向かって
「今日ははっきりしてるから子供たちに遺言を・・・」というシーンがありました。
その内容も的確でした。

過去から現在までのわが娘に対する心情を、聞いていて納得できる言い方で話していました。

ドラマとしたら、結構な山場づくりということになるのでしょうが、こういうことはありえません!

2月25日、東京で。新築なった歌舞伎座
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なぜならば、「大ボケ」のおばあさんなのです。

エイジングライフ研究所では、
「正常な高齢者が、ある日突然重度のボケ症状を呈することはない」と主張しています。

認知症は、正常から次第に少しずつ進行していくものですが、一般的には行きついた終着駅の「大ボケ」の症状こそが「認知症」と考えられています。
だからこそ「こんなになってしまって・・・ボケは治らないよなぁ。それにしてもボケにだけはなりたくない」と恐れられてもいるのです。

初めての築地本願寺。ここは日本?!
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世間で言われる認知症の症状を上げてみましょうか。
安心して「あの人はボケたんですって」というような症状のことです。すべてラストステージです。
(正常からどのように変化していくのかを具体的に書いていますから、フォントの色が変わっているところはクリックしてみてください)

  ・時の理解がなくなる。ために夜中に騒ぐ。
   「時の見当識から見る認知症の重症度」
  ・場所の理解がなくなる。ために徘徊する。
   「所の見当識は?」 「続ー所の見当識は?」
 
  ・人の理解がなくなる。ために家族すらわからない。
   「ちっとも顔を見せないんだから」 

  ・激しい記銘力障害。ために「ご飯食べてない」と訴える。

  ・抑制がまったく効かない。ために粗暴な行為がおきる。

  ・日常生活に介助が必要。(着衣、食事、入浴、トイレ)

  ・失禁の後始末ができない。

人形町の人形焼屋
P1000124この、おばあさんは
・娘のことがわからない。
  「あなたは誰?」

・夫が死んだことがわからない。
  「お父さんはどこに行ったの?」

・徘徊騒動

などのまさに「大ボケ」の症状がいくつか描かれていました。

ただし、どんなに上手な女優さんでも、ボケてしまった人の表情や動作の演技は難しいので、セリフで「大ボケ」ということを説明しているだけで、画面上では「大ボケになってしまっている」ということはあまり説得力はありませんでしたが。

築地の店(卵焼きは立ち食い。大間のマグロを高額落札したお寿司屋さんで昼食)
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「大ボケ」の症状を出すということは、脳の老化が進んでしまって、脳機能レベルがそこまでしかなくなってしまっているということです。
一方で幼児のような理解力しかないための症状を出しているのです。
家族がわからないとか、家族の死亡も理解できないとか、子供が迷子になった時と同じように行先を探させるとか!

東京駅ステーションホテル2階の虎屋
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このレベルの理解力しかない状態で、「遺言 」はできません。
「遺言」の意味だって分からないですよね。
万一「遺言」したとしたら、何を意図しているのかわからないような「つぶやき」ですよ。


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