脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

3月の右脳訓練ー御茶ノ水さんぽ

2016年03月29日 | 私の右脳ライフ

研修会が御茶ノ水であった報告はしました。
「伊豆急は本数が少ないので、早く着きすぎるなあ」と思っていましたが、なんと思いがけないにゃらん電車でなんだか幸先がよいような。

御茶ノ水駅改札口をでると右手に神田川が流れてお茶の水橋。駅の後ろ、反対側は聖橋です。

交差点を渡ると交番があって、小さな公園になっています。
江戸時代始め、徳川家康は江戸城開府にあたり多くの土木工事をしたことは聞いていました。そのいわれが書いてありました。
湯島と地続きだったここは神田山と呼ばれる高地だったそうです。そこを切り崩し日比谷を埋め立てました。その結果川の流れが滞り、飯田橋から隅田川まで分流の神田川を掘り進め、湯島と分断され同時に江戸城外堀になったということです。
この一帯は駿河台と言いますが、その理由もわかりました。家康没後、江戸城に近く富士山も望める地ということで旗本達(駿河衆)がここに屋敷を建てたから。うーんなるほど。

御茶ノ水の地名の由来もわかりました。神田高地にあった高林寺から将軍秀忠に水を献上。その水をほめられたために毎日献上し、御茶ノ水高林寺と呼ばれるようになったと。

ちょっと早く着きすぎると不満だったのも忘れて、小さな公園で結構楽しみました。
私が参加する研修会は、だいたい大学が会場のことが多いのですが、今回は初めての貸し会議室でした。

興味あるテーマでしたから、集中して午前の部は終了。昼休みは1時間。
駅前で、そそくさと食事を済ませてちょっとだけお茶の水散策。駿河台は楽器の町とよく言われますが、本当でした。
最初の店はバイオリン。

次は管楽器。

何軒もずらっと並んでいます。

しかも、見事に違う楽器を扱ってます。

楽器の種類も多いけど、色もカラフル。

アップしただけで、これは小さい楽器です。ウクレレ。

1時間でも楽しめるものですね!
帰りは、東京駅で春休みになった孫と待ち合わせして一緒に帰宅。開催中のグランイルミに行きました。

伊豆高原駅前に500円/1日の駐車場があります。そこに停めておいて、グランイルミ会場へ行ってそれから帰宅すればいいと計画しました。駅に行ってびっくり。丁度サクラ祭開催中で駐車場がクローズ。
計画を立てるのも前頭葉ですが、状況の変化に応じて計画変更を行うのも前頭葉。
どこかに駐車場があるはずと、ちょっと焦って探しました。ありました!時間ぎりぎりだったら危なかったかも。これをいい経験として早めの行動ができるようになれば、学習効果があった(実はこれも前頭葉の働きです)ということになりますね。

充実した一日でした。

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研修会 in 御茶ノ水

2016年03月28日 | 右脳の働き

東京御茶ノ水で臨床心理士の研修会がありました。
(今日の写真は3/27の庭の様子。ベンバナトキワマンサク開花)

テーマは「高次脳機能障害を神経心理学的に理解する」というもので、これは結構珍しいことなのです。
「心理」は「心」をあつかうもので、「脳の働き(の結果)」という考え方には、なかなかお目にかかることがありませんでした。
「話せない」状況があるとしたら
1.「話せない」か「話したくない」状況があるので、心理的に「話さない」。
2.「声帯に問題が生じた」のように、発語するためのからだの器官が機能できない。
3.「2」が起きる原因が、「脳」にある。
(友人Y子さんから頂いた野菜苗寄せ植え)

最低でも上記3点は考えないといけないはずです。そして緊急性やよりベーシックなことに配慮すれば、むしろ3→2→1の順の対応が必要だと思いませんか。
従来は、1が心理の対応すべきこととされてきました。そしてもちろん今後もその必要性は変わりはしないと思います。
(ペチコート水仙を下から。アレッw)

ただ、私はこの流れに強く違和感を覚えてきました。その理由は、担当した仕事が、病気やけがで脳に損傷が起きた人達の脳の機能(神経心理機能)を調べるというものだったからでしょう。脳が壊れてしまったときには、その機能はどのような心理的援助をしても戻ることはありません。
そこの場所そのものではなく、近くが助っ人のように働き始めることはありますが。
(夏アジサイがこんなに大きく、少し水色っぽくなってます)

講師の中島先生が何度も何度も「このようなことをするのは…そう心理でしょう!」というフレーズを繰り返されたのがとても印象的でした。
このようなことというのは、心理テストをすること。その結果を読み取ること。置かれている状況を理解して、適切な援助をすること。患者さんの訴えに耳を傾けること。適切な励ましをすること
etc.
(キバナイカリソウがひっそりと)

大脳皮質の左半球や右半球の話よりも、脳幹や辺縁系の説明の方に重きを置かれたのは、基礎的な勉強という意味だったのでしょう。
感情や情動などを重視しがちになることは、従来の心理の手法と関連付けるには必要なことかもしれませんが、本当の認知能力まで説明されたら、脳機能に目を開かれることになるのではないでしょうか?
もう少し損傷された症例を左右に分けて解説していただけたらと思いました。その方が「脳機能」ということがもっとわかると思います。今回の研修会では、二度の落馬を超えて現役復帰した常石騎手のDVDを見せていただきましたが、右脳障害後遺症が今ひとつわかりにくかったと思います。
勉強しながら、私は脳機能を測った多くの患者さんたちのことを思い出していました。
(シャクナゲがもう咲いていました)

と、言うのは「左視野欠損と左空間失認」についての質問が質問タイムの時にでたからです。
「左視野欠損」は、「左の視野が見えない」という後遺症です。視野が狭まっているのですから、欠けている方に目を動かしてみると、今まで見えなかった場所は見え、その更に先の左方が見えなくなってるのです。
「左空間失認」は「左空間が認識されない」という右脳障害後遺症です。目を動かしても、左空間は常に認識されません。

「脳機能検査から右脳障害を知ってあげる」を見てください。
こういう後遺症が起きたら、例えば本を読む時にはページの左端に定規を当てて、そこを触ることを必ずやると指導します。それで脳機能は改善されなくても、日常生活に問題がなくなればいいのです。
こういう考え方が必要です。
手足のマヒでも同じ。リハビリをやっても後遺症が残ったらそこを補う工夫や装具や機器を使って、日常生活をできるだけスムーズにやっていけるようにしていくことになります。
(ランも戸外でけなげに)

その時、最も気を付けなくてはいけないのは脳の司令塔である前頭葉機能には問題は起きていないかどうかです。
前半部・後半部という分け方をし、刺激が入るのは後半部のみ、前半部が後半部に指示を送るという説明がありました。にもかかわらず、前頭葉機能を最高次機能と位置付けていないような気がしました。世の中全体の理解が進むのはもう少し時間がかかりそうです。
(貝母)

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(続)かくしゃくヒント29-本人メールを追加します。

2016年03月23日 | かくしゃくヒント

わたしのブログを見てくださったご本人から、メールが届きました。

このかわいい車であちらこちら遠出をしていらっしゃることは伺っていたので、年若い友人に「奈良まで行かれたそうです」とだけ教えた話は、前に書きました。
詳しい旅程をを教えてくださいました。ブログ掲載の許可もいただいてます!

「7時間走るのは、別に全然!!辛くありません。
例えば、昨年春には、伊勢、奈良、京都を各々、二泊ずつして、京都からの帰路は朝4時に出発して、埼玉県の自宅に到着したのは、ちょうど夜中の12時。
つまり、20時間、給油と軽食を食べる時に、15分ほど3、4回休憩しただけでした。

四国(愛媛県)にも、佐渡ヶ島、宮城県大崎市、福島県会津若松、富士山5合目にも行きました。

一昨年秋には、NHKの朝ドラの場所を辿る為、尾道に行き、主人公が尾道の港の波止場でトランペットを吹いた場所で、その主題歌を同じ様に吹かせて頂き、それから、四国に渡り、ワイフの実家(愛媛県西予市)に二泊し、帰宅しました。(本当は4,5泊の予定でしたが、台風が近づいてきた為、予定を短縮)

今月26日(土)27日(日)には、仲間15台ほど、一泊ドライブ旅行で群馬県内を爆走し、自動車博物館や、お酒の醸造所の見学なども行う事になっています。

来月は、勝沼、伊良湖岬、伊勢(伊勢神宮、及びサミット会場等)を廻り、計6泊のツーリングを予定しています。」

「基本計画は、4月21日から勝沼へ行き、翌日、伊良湖岬から伊勢に渡り、その後、昨年同様、奈良、京都を廻る予定でしたが、4月末には、帰宅する用事が出来てしまいましたので、伊勢から、賢島に行きまして、一泊し、往路と同じく、伊良湖岬から埼玉に帰る事にしました。

Y武さん私の同級生)は、名実共に、紳士で、控え目ですので、あの様にハデ?なクルマに乗り、世間に笑いを振りまく様な軽率(爆)な事はお願いしてもやらないと思いますが、わたしは、無口で、控え目ですので、せめてクルマは派手に行こうかなと考えています。では御機嫌よう

そのY武さんのメール。
「行きは小生の車が先行したので、あまり分かりませんでしたが、帰りはMさんの愛車が先行したので後ろからMさんの運転中の行動をつぶさに観察できました。交差点で止まっているときには横のトラックの運転手と会話を交わしたり、沿道の奥様方や子供たちに手を振る姿がよく見えました。Mさんは本当に楽しそうでしたね。小生にはできませんが。」

ラッパも吹くけどホラも吹く。絵もかくけど恥もかく」は冗談とばかり思っていたのですが、とんでもない!
Mさんは、自己紹介もしてくださいました。
「H〇〇入社後、初めの駐在はフランス6年。その後、ドイツ駐在(二度)計8年。その後、イタリア、アラブ首長国連邦(ドバイ)、ベルギー駐在計8年。そして、定年の一週間前に帰国。
趣味はトランペット、トロンボーン、ドラム、絵画(油彩)、バイク等でのツーリング。
飲む打つ(株投資など)買われる!?(爆)、読書等々・・・・。」
そして証拠写真!
の数々を添付してくださいました。
今年の2月制作の越生梅林の絵は、普段のユーモアたっぷりのやり取りからは想像できないような、丁寧な筆致で描かれていましたね

ツーリングの時は、皆さんのアイドルでしょう。

毎年クリスマスには児童福祉施設訪問。もちろんトランペットを吹くサンタさんになって、プレゼントも用意されるそうです!
愛車もクリスマス飾りを付けてさっそうと登場。

高齢者施設への訪問も。
 
よく見ると「Swing Glow SAYAMA Orchestra」
市民オーケストラに参加されてるんですね。管楽器での参加でしょうが、趣味の欄には「ドラム」って書いてありました。ドラムもなさるのですね!

全く、八面六臂の大活躍。東奔西走では足りません。
すると南船北馬ということになるはずですが、南北愛車で、お楽しみくださいませ。
       

  

 

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花だより

2016年03月20日 | 私の右脳ライフ

友人のK子さんが、遊びに来てくれた時自分で育てたらんの鉢を三つも持ってきてくれました。
咲きましたよ!ちょっと気の毒なほど花を持ってます。

こんなかわいいオンシジューム。甘いバニラのようなにおいがします。

お花をアップしてみます。

加工もしてみました。

もっと一般的なオンシジュームはもうすぐ花が開きそう。

年末にはシクラメンもありがとう!今回はこの鉢カバーにしてみました。葉はほとんど変わりないのですが、蕾が上がってこないので、そろそろ終わりそう。長く楽しませてもらいました。

Jガーデンの石井さんの作品です。

家の中でも春近し、という感じです。

3月13日、散歩の途中では白い花が目につきました。
スノーフレーク

沈丁花(白花)

ハナニラ
 
マーガレット

ピンクの花も、もちろんありました。クリスマスローズ

紫の花も。ムラサキハナナ

黄色といえばラッパスイセン

赤い新芽だけでなく、赤い蕾も。ベニカナメモチ

外に出てみる方が、春が身近でした。

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かくしゃくヒント29ー遊び心いっぱい

2016年03月17日 | かくしゃくヒント

今日10時過ぎに、楽しいお客さまが飛び込んできました。こんな車に乗って。

高校時代の友人の先輩。我が家にいらっしゃるのは二度目です。
前回もおもしろい方(興味深いの意味です!)と思いましたが、詳しいお話を聞く間もなくお帰りになってしまいました。
友人が言います。
「いや~今回は大変だった。高速に乗らずに下道を通ってきたので、何と7時間以上かかったんだよ」
埼玉から出発なのですが、なぜ「下道?」と尋ねると、「見てもらったらわかるから」

こうして並べて見ると、そのかわいらしさがわかるでしょう。
つまり、二台並んで走ってきたのですって!
しかもちょっとしたアクシデント付で。友人が説明してくれました。
「間違えて高速に入っちゃったんだよね。これって高速は走れない。だから次のインターまで行って降りるという訳にもいかない。どうしたと思う?係りの人が、県警に連絡して、上下線を一時ストップさせて、我々2台、中央分離帯のところの開閉箇所を開けてもらってUターン。申し訳ないし、恥ずかしいし…いやー大変だった」と、話の内容の割には楽しそうに友人が説明してくれました。
「11時前に出て、夕食が6時から、というのに3分前に到着。だから今日も、何が起きるかわからないので、もう帰らなくっちゃあ」と慌ただしいこと。
なんと言っても、目を引くのはドラえもんのヘルメット。
アップしてみました。目は取り外し自由で、その日の気分で付け替えるそうです。
「今日はいいことありそうでハート.✖もあるしね」

ちなみにタケコプターはバッテリー付きでスイッチを入れたら、回ります。

ホーンもあるのですが、大体はラッパの前についている自転車用のベルを鳴らすことが多いのですって。
「町中だとうるさいから。こっちの方が雰囲気が合う」
これだけで、どういう気分で街中を走っているかわかるというものですね。
「ラッパは飾りですか?」
「外して吹きます。ボクはラッパも吹けるし、ホラも吹ける。絵も描くし、恥もかく」と大真面目に答えてくれるのです。
車内、というか外気に触れっぱなしですけど、一応車内装備の説明を求めます。

「このドラえもんは飾りじゃあない…?」
「小さいドラえもんは、そうです!飾り。アクセサリー。」
「小さいネコも、飾り?」
「そう、あたり」

「三脚は?カメラを付ける?」
「そう、これもあたり!これで走ってると『写真撮っていいですか』ってよく言われるんだけど『もちろん』と答えてから『ボクも撮っていい?』って言っといてから撮影者を撮るんだ。おもしろいよ。びっくりした顔して写ってるから」

御齢73歳。
そもそも、の大切な質問。
「この車どうしたのですか?」
「自分で作ったんだ。3年かけてね。と言っても毎日やったわけじゃないよ。合間合間にやって3年かかったってこと。フレームまで手作りじゃないし、エンジンは50ccバイクのが載ってる。そうそう60歳から作り始めたから、もう10年は楽しんでるなあ」
話が簡潔。よくわかります。
ただ、私としたら、十分に楽しんでいらっしゃることは、わかるのですが、もっともっとどんな生活ぶりか具体的にお聞きしたかったのです。(またいらっしゃってくださいね。今度はゆっくりお話してください)
でも、もうお気持ちはGO HOME!

このサクラ祭りが始まってる伊豆高原までいらっしゃって、そのまま帰るのではいくらなんでも、と、せめてオオカンサクラと城ケ崎サクラだけは見てほしいと、伊豆高原駅と富戸港への道を案内しました。
でも、もしかしたら、花見よりなによりこの車で走る爽快感、してやったり感が喜びの根源かもしれないと今思ってます。
今日のフェイスブックを見て驚きました。
目撃されてる!
目撃した人がきっと楽しい気持ちになったことと、私までうれしくなりました。

こうしてブログを書きながら、ひとつわかりました。
部屋でお茶を飲んでおしゃべりをしていた時には、丁寧な言葉のやり取りをしていたはずなのです。友人の先輩、もちろん年上の方ですし、まだ2度しかお会いしたことがありません。
ところが、このかわいい楽しい車の前だと、どうしても砕けたものの言い方になってるのです。この車にはこういう力があるのですね。
やっぱり人生は楽しむ姿勢が大切だと思います!

追加です。
このブログを読んだ、年若い友人とメールのやり取りをしました。
「7時間はちょっと辛いかも」というメールに「奈良にも行かれたそうです」と言いました。その返信。
「奈良までですか?すごい!こういう方は、次どこ行こう?とか、もっと改造しようとかいつも思っていらっしゃるので、ボケとは程遠いのでしょうね。これだけ熱中できることがあるのは素晴らしいことですし、羨ましいです」
その通り!インターナショナル・ビジネスマンも、魅了されました。

 

 

 
 
 
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3月の右脳訓練ー箱根ポーラ美術館

2016年03月13日 | 前頭葉の働き

今回の旅の目的は、ポーラ美術館訪問が初めてという友人を案内することでした。

開催中の企画展のテーマが「自然と都市」。ポーラ美術館は印象派の作品収集で有名ですから、結構楽しみでした。
会場入り口には、会期前半の人気投票で一位のラウル・デュフィの「パリ」が展示され、ワクワク感を盛り上げています。パリの観光案内を一つの作品の中に朝・昼・夕がた・夜に分けて描いてあります。画材も楽しいのですが色がまた楽しさを増しています。「音楽が聞こえるよう」というコメントが添えられていました。

作品の写真は撮りませんでしたが、教科書に載っているような作品がたくさんあって、なんだかうれしかった(笑)
友人が最初のブースに展示されていたモネの風景画2点、「ジヴェルニーの積みわら」と「エトルタの夕焼け」を見て「近くから見るのと遠くから見るのとでは、雰囲気が違う。遠くから見たほうが雰囲気が出るというか温度まで感じられる」というので、二人で会場隅まで下がってみたり、逆に画面にぐっと近づいて筆のタッチを確認したりもしました。
確かにその場所の空気が感じられたような気がします。
夏の日差しを浴びた「ジベルニーの積みわら」からは、暖かい日差しと木立を渡る風、そのあたりから漂ってくる草いきれを感じます。「エトルタの夕焼け」は、日没のベストタイミングを狙う気持ちも感じられるし、ひんやりしてきた空気はもちろんのこと今から闇に向かう覚悟のようなものも感じました。
入場者が少ないので、このように好き勝手に3時間近くもかけてじっくり観賞しました。
実は、もう一つの楽しみもあって、それは2013年にオープンした遊歩道を散策することでした。

富士箱根伊豆国立公園内という立地です。ヒメシャラやブナなどの落葉樹林の間に枕木の歩道が敷き詰められています。

こんなに大きなヒメシャラはなかなか目にすることはできません。

ブナも世代交代するときがあるのですね。たくさんサルノコシカケが!

本当にサルが腰かけられそうです。

こんなに元気なブナの木。

せせらぎもあります。

かわいい彫刻が、木漏れ日を浴びて林の中にありました。

こうして「建物外の自然林」と「建物内の美術品」を両方楽しんで、ふと思いました。
今日のテーマは「自然と都市」でした。美術館の内部では、例えテーマが「自然」であったとしても「人間の活動の結果」が展示されています。画家たちが感動のたねをキャッチし、表現方法を模索し、たゆみない努力や斬新な工夫を駆使して作品を完成させていく…それを企画し継続させていくのは、まさにその画家たちの前頭葉です。
そして、画家たちの前頭葉の働きを追体験するのは、どこまで体験できるかはさておき、私の前頭葉。
モネの二点の風景画が私たちを迎えてくれました。その時に様々な思いが湧き上がったということは、私がそのような体験をしたことがあるということなのです。幼い日に、祖母の待つ田舎に行ったときの汗ばむ陽射しや緑の稲穂、風呂を沸かす柴のにおい…あの日の体験が、今日のモネの「ジベルニーの積みわら」の観賞につながっているなんて!
前頭葉は単なる知識ではありません。
体験して刻み込まれたもの、私の来し方人生そのものといってもいいと思います。これからも心して、元気な前頭葉であり続けたいと思いました。


そして又思いました。
自然に対した時も、その緻密さや偉大さ、絶妙のバランスに対して、芸術作品を見るときと同じように自然の中に身を置いた人たちの前頭葉は動き始めなくてはいけないのではないでしょうか?
じつは、圧倒的な自然に対峙した時には、「うまくいえないけど」とか「絵にも描けないけど」とか言いながらほとんどの人は感動しているものです。間違いなくその自然からの情報を受け取っている場合には、うまく言葉にできるかどうは別にして、前頭葉は活性化されているものです。
今度のポーラ美術館への小さな旅は、脳活性化には大きな効果を与えてくれました!遊びは大切ですね。
箱根を象徴するヒメシャラをもう一度。

もちろん、絵画にも景色にも感動はしますが、「おいしいもの」にも私は感動できます。
芦ノ湖畔のレストラン「ベーカリーアンドテーブル箱根」でランチ。

テーブルに青空が写っています。

3月上旬の箱根は、富士山も芦ノ湖も清廉な美しさで迫ってきました。

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やっぱり小布施は好きな町です。

2016年03月10日 | 私の右脳ライフ

2月に小布施に行きました。今、思い起こしてもやっぱり小布施っていい町だなあと思います。
どこにその秘密があるのか、ちょっとまとめておきたいと思います。
「通り抜け厳禁」とか「通行ご遠慮ください」という看板ならよく目にすると思うのですが、小布施堂本家の門には「ご自由にお通り抜けください」の案内板が控えめに掲げられています。

もう一つの酒蔵、「松葉屋」への道にも「通り抜け可」

ガイドセンター「ア・ラ・小布施」の展開するプチホテルの前、ここにも。「通り抜け可」

この看板を見るだけで心が和みます。
もう一つ、小布施町にはオープンガーデンの精神がいきわたっています。
お店だけでなく一般の家でも「オープンガーデン」の看板があるとお庭を拝見できるようになっているのです。
先ほどの「松葉屋本店」玄関です。右端の小さな案内板がそのマーク。

そこからほんの数分のところに、「鈴花」があります。水戸岡鋭治さんがデザインを手掛けたことで有名ですが、店主の鈴木徳一さんの真摯な姿勢の店づくりが、小布施町を飛び越えた評価につながっています。しなの鉄道のろくもん電車の食事提供はうれしいニュースでした。
庭の入り口には「オープンガーデン」の案内板があります。中央左の柱に掲げられています。

その「鈴花」の外観です。

小布施のまちづくりは「修景」と言われる取り組みから始まってます。もともと小布施にあった家屋の壁材の組成まで調べたということです。
町中にある、修理を加えられたお蔵。

このお蔵の壁の色と「鈴花」の壁の色は同じでしょう。
新しくオープンした「かんてんパパ」ショップ。この店舗もまた共通するたたずまいを見せています。この場所にもともとあった古民家を小布施風にリノベーションしたと聞きました。古きを大切にしながら、新しい取り組みにも積極的な町なのです。

新しい取り組みとして「まちとしょテラソ」にも触れないわけにはいかないでしょう。「死ぬまでに行きたい 世界の図書館15」に選ばれています!
去年初訪問しましたので「小布施への旅ー続、心惹かれる建物群」にまとめてあります。
また、こういう新しいお店もできました。カフェ「珈茅」

古民家の風情と、モダンな「OPEN」の看板の対比が面白い。

朝は7:00から始まりますが、午後は早めに終了。こういうゆったりとしたお店のあり方も小布施風なのかもわかりません。古民家でいただくカプチーノはマイセンのカップでサービスされました。


私は小布施には仕事で行きますから、観光に避ける時間はほんの少しです。
ご紹介はとても偏ったものになっていると思いますが、それでもそろそろ小布施通いも15年。表面にあらわれるものの下に脈々と流れている小布施の人たちの心を少しは感じることができたのではないかと思っています。
交通の要衝であった歴史、人や物が集うところに文化が生まれ、旅人や芸術家をもてなすホスピタリティの伝統。そしてそれが今に続き、小布施の町の「おもてなし」の根源的なものを支えているのだと思います。そのことを感じることができればできるほど、訪れた人たちは故郷に帰ったような居心地の良さを感じることにつながるのでしょう。

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季節が移り変わっています。

2016年03月09日 | 私の右脳ライフ

2週も続けて延期になった大室山の山焼きが2月28日に実施されました。なんだか毎年のように天気に恵まれずに延期されるのです。
山焼き開始の花火が上がりました。ヘリコプターも旋回しています。

今年は、民家の前の道からみましたから「あっ、火事!」としか思えない写真ですみません(笑)このころには顔を熱い空気が撫でていました。

山のふもとから一斉に火がつけられるといわれますが、少しはタイムラグがあるみたいです。右から段々に火が回ってきました。

ものの10分足らずで、終了です。枯草色の大室山が黒変しました。

山焼きが終われば、いよいよ春の本番が待たれることになります。
元は茅葺屋根の茅の調達のために行われていた山焼きが、観光目的で続けられているという説明をよく目にしますが、伊豆に来たばかりのころ「沖の船が、大室山と特徴のある岬と自分の船で、位置を知ったものさ。だから目立つように裸山にしてるのさ。江戸時代からだよ」と説明してくれた地元の方の言葉が忘れられません。
そういえば先日こんな話も聞きました。
「江戸時代、江戸まで行くのにここから船だと2時間だったんだよ。もちろん潮流を読んで、漕ぎ手もそろえてだけどね」今、東京まで新幹線を使って2時間です!いかに昔の人たちの知恵が豊かだったかというものですね。

伊豆中央道を通るたびに、伊豆長岡町のかわいいロープウエイが気になっていました。
山焼きの翌日は風もなく快晴でした。友人を誘ってそのロープウエイに挑戦。目的地は伊豆パノラマパークです。ロープウエイ代金は1,400円で「高いなあ」と一瞬思いました。

が。

なんという絶景でしょうか!駿河湾と沼津。冠雪の富士山。南アルプスの山々にも真っ白な雪がかぶっています。今の季節ならではの景色です。
遊歩道の百体地蔵が目を引きます。

展望台にはこんなものもありました。

つい駿河湾の方を見てしまいますが、逆側は天城連山。最高峰の万三郎や万次郎、遠笠山、矢筈山までよく見渡すことができました。手前に見えるのは大仁町。狩野川が流れています。

屋上食堂で「富士山カレー」を注文。旗は「日本一」と書いてありました。

桜の花がほころび始めています。

何度も歓声を上げた一日でした。

丹那断層の北のはずれに、火雷神社があります。1930年の地震の際、断層のずれが目で見えるということで前から行きたいと思っていました。3月2日も上天気でしたから、足を延ばしてみました。

鳥居が崩れたままで、鳥居と階段が大きくずれていました。
静岡県第2の巨木と言われるタブの木も見事でした。

向の畑の桜も、もう咲きそう!

伊豆スカイライン熱海峠から気持ち良いドライブを楽しみながら帰宅しました。

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号外!さくら便り

2016年03月08日 | 私の右脳ライフ
前から気になっていた、富士吉田のさくらを見に行ってきました。
事前情報はしっかりチェック。「多分ベストタイミングのはず」と見計らって、4月11日に決行しました。静岡県側は曇天でしたが、山梨県に入ると青空が広がり絶好のお花見日和。

なんだか、カレンダーを見るような。
「京都と富士山を一度に楽しめる」という理由で外国の方々に人気だという情報もありましたが、確かに多くの外国からの旅行者の姿が目につきました。
ここ、富士吉田市の新倉浅間神社(新倉山浅間公園として整備されています)は、日本の新富岳百景にも選ばれているさくらの名所です。
最初にお参りした浅間神社の本殿の千木には面白いお面がありました。

富士の手前のさくらと五重塔がチャームポイントなのですが、この五重塔は日露、日清そして太平洋戦争の戦没者慰霊塔で1963年建立されました。一緒に行った友人たちと「ウーン。せめてもう少し古びていてくれたら」とささやきあいました。

富士山から目を外すと、まるでジオラマ。眼下に広がる富士吉田の町には、電車も走っているし、中央高速道も横切っています。それにさくらの彩りがあるわけですから。

この記事がなぜ「号外」かを説明しましょう。
4月13日、今朝の日経新聞「窓」欄に、「新倉山浅間公園で12日、桜が見ごろを迎え、多くの観光客の目を楽しませた」という記事とともに、最初の写真とほとんど同じ写真が掲載されていることに気づいたからです。
ベストタイミングで新倉山浅間神社に行けました。カメラスポットへの道に、春竜胆が一輪咲いていました。誰も見てはいないようでした。このようなひっそりした花にも心惹かれるものがありますね。


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号外!さくら便り

2016年03月08日 | 私の右脳ライフ
前から気になっていた、富士吉田のさくらを見に行ってきました。
事前情報はしっかりチェック。「多分ベストタイミングのはず」と見計らって、4月11日に決行しました。静岡県側は曇天でしたが、山梨県に入ると青空が広がり絶好のお花見日和。

なんだか、カレンダーを見るような。
「京都と富士山を一度に楽しめる」という理由で外国の方々に人気だという情報もありましたが、確かに多くの外国からの旅行者の姿が目につきました。
ここ、富士吉田市の新倉浅間神社(新倉山浅間公園として整備されています)は、日本の新富岳百景にも選ばれているさくらの名所です。
最初にお参りした浅間神社の本殿の千木には面白いお面がありました。

富士の手前のさくらと五重塔がチャームポイントなのですが、この五重塔は日露、日清そして太平洋戦争の戦没者慰霊塔で1963年建立されました。一緒に行った友人たちと「ウーン。せめてもう少し古びていてくれたら」とささやきあいました。

富士山から目を外すと、まるでジオラマ。眼下に広がる富士吉田の町には、電車も走っているし、中央高速道も横切っています。それにさくらの彩りがあるわけですから。

この記事がなぜ「号外」かを説明しましょう。
4月13日、今朝の日経新聞「窓」欄に、「新倉山浅間公園で12日、桜が見ごろを迎え、多くの観光客の目を楽しませた」という記事とともに、最初の写真とほとんど同じ写真が掲載されていることに気づいたからです。
ベストタイミングで新倉山浅間神社に行けました。カメラスポットへの道に、春竜胆が一輪咲いていました。誰も見てはいないようでした。このようなひっそりした花にも心惹かれるものがありますね。


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