脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

失語があるかないか?

2010年07月31日 | 左脳の働き・失語症

たまたま続けておもしろい相談がありましたので、今日は保健師さんの勉強です。

今日の花はハスの花。T口さんが春先に植え付けてくださいました2010_0714_064500p1000428 

ケース1
保健師さん「なんだか変なんですけど・・・。普通ではないと思うのです」

私「普通でないって?」

保健師さん「MMSの低下順が老化が加速している時と違います。言葉の問題にしても入力障害も出力障害もあるし。涙が出て途中で話せなくなってしまって」

ケース2 2010_0714_064300p1000425_2
保健師さん「認知症だけでなく失語症もありそうなのですが」

私「どういうタイプの言葉の障害かしら?」

保健師さん「勝手にしゃべってる感じがしました。何か一つの単語が入るとそれだけでしゃべってしまうというか。
ずーと話し続けるんですが、突然ふと我に返った時みたいに黙ってしまったり。
検査中でも、勝手に話すので制止しながらやりました」

保健師さんは入力障害を考えたみたいですね。

2010_0714_064500p1000429 認知症を理解するには、A「その方の、脳の機能がどういう状態になっているのか知る」ことがすべてのベースになります。

そしてその次、B「その脳機能でどのような生活を行っているのかを確認する」ことが続きます。

さらに大きなカギとしてC「ここ、数年の生活ぶり。それまでの生活を大きくかけ離れた生活を余儀なくされるような生活上の変化がなかったかどうかを聞きとる」という、もっとも保健師さんたちに期待される段階が必須になります。

このケース1・2についても同様のアプローチで考えてみました。

ケース1のA4版白紙Img

「簡単な検査をしております」といいながら書かれたものは「かうたなけうさおしています」

立方体模写が可能な点も注意が必要です。

MMSにも特徴的なことがいくつかありました。
時の見当識は5点なのですが、所の見当識で、どうしても郡の名が出てこない。
記銘は1回目「みかん、県名、わからない」2回目「みかん、わからない、わからない」とともに1/3点。3回目には3/3点になったのですが、テスト途中で「ダメダメそんなの」「わからない」と辛そうに訴えながら止めそうになったとのこと。
それなのに、想起は2/3点!

この脳機能からは、単純な老化の加速が起きたのではないということがわかりますね。
保健師さんは「言葉が出にくい様子がある。話が途中でふっと途切れ、話を変える様子がある」と言葉の出力障害を強く疑いながら、記銘ができなかったために「入力障害が主体」と考え、そうすると「この検査中の反応が説明できない」と悩んでいたみたいです。

失語症に関してはマニュアルC95Pにまとめてありますが、あくまでも典型的な場合の説明ですから、このケース1のように、入力障害と出力障害が一緒に起きることもよくあります。保健師さんの観察通り、出力障害が主体だと思います。(だから涙が出る。入力障害の場合はあまり泣いたりしません)

「生きがい対応型ディ、さわやかカラオケを進める。失語症が疑われるため家族に確認して専門医に受診」という保健師さんの結論は正しい展開です。2010_0715_075100p1000436

ただ、エイジングライフ研究所二段階方式では、A脳機能だけの解釈で終わることはありません。

B生活実態を見てみましょう。
本人が小ボケレベルだと自覚しています。(MMSは失語のために20点ですが、時の見当識が5点、想起2点ですから生活実態は確かに小ボケでしょう)

そうすると、C生活上の変化の有無が、ケース1を理解するためには重要なファクターになってくるのです。

今この方には言葉がうまく言えないという障害があります。
失語になったのは、年半前の腰椎骨折を起こした時なのかどうか(転倒の際に頭部打撲したために失語症が起きた。または脳の言語野を含む部分に器質的な何かが起きたために倒れていたとも考えられる。この事故とは無関係にもう少し前だったことも考えられる)は、家族からの聞き取りを待つしかないのです。
が、その時をきっかけにして失語という障害を持っただけでなく(たぶん)、生活が大きく変わって家事などほとんど何もしない状態で、日中は近所を歩くだけくらいになったため脳の老化が加速してきていることも事実です(小ボケレベル)。
失語を念頭に置いた脳リハビリが必要です。

ケース2のA4版白紙Img_0001

文を書くときに「それはだめだ。できない」と拒否したそうですが、保健師さんが励ました結果「話をしている」とちゃんと書けています。

図形の模写は一方が四角形。もちろん0点ですが、「惜しい!」
時の見当識の得点が点ですから、図形の模写ができないとすれば、右脳障害を疑って「専門医受診」となるのですが、この場合は本来はできるのに、前頭葉の注意力が発揮されずにうっかりミスになったという印象が強いですね。
脳機能に問題がないということを確認するためには、再挑戦してもらっておいた方がいいでしょう。

記銘は2/3回目に3/3になったのはケース1と同じですが、「27」を二度とも「22」と答えたというのです。
ケースとできなさ加減が違うでしょ。
こういうときにテスターは「しっかりしてくださいよ!検査中なんですから!」と相手の前頭葉を叱咤激励したくなるものです。

計算の際にも、93の後は「ダメダメ」と拒否的にやめてしまうし、一方的な話をし始めてしまう。

一言にいって、非常にテストがやりにくいタイプの方だったと思います。
誠蓮(マコトレン、八重咲きのハス)2010_0715_075100p1000437

A脳機能を見てみましょう。
前頭葉テストは全滅。立方体模写は上図の通り。テスト中は多弁なのにもかかわらず動物名想起は4個のみ。かなひろいテストは丸は個付きましたが内容把握は全くできません。
MMS
20点でしたが、時の見当識点、想起1/3点です。記銘と模写は脳機能としては多分問題なしで、実際には小ボケレベルということになります。

B生活実態は本人が小ボケレベルと表明しています。

C生活歴に至った時に保健師さんは「そうか!やっぱりこれでいいんですね」
ちょうど年前に大きなターニングポイントがあったことを保健師さんは捕捉していました。ごく普通の、老化が加速された認知症と考えていいのです。
対人的トラブルが出ていて、小ボケ状態にとどまっているとは考えられなかったそうですが、生活実態の確認では「ゴミだしOK。風邪薬の自己管理OK」と家庭生活上のトラブルはまだ起きていないことが明らかになっていました。

2010_0715_075200p1000438 ただこのケース2は、もともと性格的に難しいところがあったのです。
それをコントロールしてきた前頭葉が機能低下を起こしたために、その身勝手さやむずかしさが前面に出てきてしまったと考えると、今起きているトラブルの本質が見えてくると思います。
テスト場面では人間関係の問題は起きてきませんが、テストのやりにくさという形で端的に現われます。

A4版白紙の図形の模写の線分が一線でなくこのような描き方になる時には神経質な傾向を考慮するのが鉄則です。
また、日付けの書き方にも注意してごらんなさい。
「平成二十二 六月8日」単に前頭葉の注意力不足だけでない、「変わり者」らしさが出ていると思いませんか?

いずれにしても、結論としては失語を考える必要はなく、前頭葉が言語野の能力をフルに引き出せていないという解釈で十分です。
老化が加速して小ボケレベルなのに、でも生活実態上でトラブルが多発するときには、この性格傾向の偏りも考慮する必要があります。マニュアルC163Pを参照してください。


かくしゃくヒント4(付録)

2010年07月20日 | かくしゃくヒント

ブログ掲載のお知らせをしたら、前回お伝えした先輩からメールが届きました。

こういう風に生きていけるなら、第二の人生がどんなに充実したものになるのか、想像するだけでもワクワクします。
まるで、まったく別の二つの人生を生きていらっしゃるような感じすらします。

先輩のメール
「・・・こういう風にシニアを持ち上げて ますますインセンティヴを高める術も極めて有効なシニア対策でしょうね。
私もうまく乗せられることにして ますます元気を出そうと思います・・・」

     このノリ

「先日お話しした際 秩父の子どもたちの花祭りについても語ったように思いますし、後日写真をメールで送るからとお約束したと記憶しています。
遅ればせながら ある異業種交流のサロンの会報に投稿した写真と随想の原稿をお送りいたします。もう発表済みですからご安心ください。
秩父地方は江戸文化のルーツが沢山残っていて魅力的なところです」

秩父・塚越花まつりPhoto   

随想原稿
 秩父・塚越の花まつり
 
秩父の山里で二百五十年ほども続いている、子どもたちが中心となって司祭する行事があります。お釈迦様の誕生を祝う花まつりです。四月下旬頃より野山の花を摘み集めて、当日に備えます。
 五月四日の早朝、子どもたちは集落の神社に集まり、それぞれの籠に一杯の花びらを詰めて、朝七時に山腹の米山薬師堂をめざして出発します。約三百米の細い参道を、花を撒きながら花御堂と誕生仏を担いで静かに登ってゆきます。
 
鳴りものはいっさい無く、子どもたちのはしゃぐ声だけが次第に近づいてくるのを、薬師堂の小さな境内で待ちうけました。お堂に着くと誕生仏を安置し、子どもたちが一人ずつお参りします。
 
全員の参拝が済んだところで、合図とともに一斉に空高く花びらを撒き上げます。あっという間のフィナーレです。

 子どもたちに続いて、花びらを敷き詰めたような参道を下りながら、さわやかな空気と素朴な人々の人情をしみじみと感じるひと時でした。この花の浄土を想わせる美しいお祭りに、来年も袋一杯の花びらをおみやげにお参りできたらと念じております。そしてあの子どもたちの笑顔に会いたい。

              平成22年5月7日 記   」
(青字に変換したのは私です。この生き方に感動したからです)

今後の課題がわいてきました。
どうすれば、このような生き方ができるようになるのか?
先輩と同じ境遇にいらっしゃる方全員が、このように第二の人生が展開していらっしゃるはずはありません。

実は、答えは半分わかっています。
子ども時代の脳をどのようにはぐくむかということではあるのですが。


かくしゃくヒント4-第2の人生をNPO で

2010年07月20日 | かくしゃくヒント

高校の10年先輩にお会いしました。70歳を超えていらっしゃるということです。
興味深いお話を伺いましたのでご紹介します。

このような名刺をどう思われますか?Img

第2の人生の名刺としては、なかなか素敵ですよね。

笑いながら名刺を出してくださった先輩はとても若々しく、とてもそのお歳には見えません。
いつも言うことですが、「脳が若々しい人は(ということは、イキイキと自分らしく生きている人はと言いかえてもいいのですが)、見た目も若い」のです。

「いったい何をして楽しんでいらっしゃるんですか?」

「野菜を作ってます!」
私が怪訝そうな顔をしたのでしょうか。お話が続きました。
「地域の子どもたちのための栽培収穫体験農園をやっています。1,000㎡あるんです。
もうすぐかぼちゃの収穫ですが 子どもたちがたいへん楽しみにしてくれています。その収穫物を使って「夏野菜カレー」が給食に出てくるので 私たちも一緒に食べることにしています。
農園では鯉のぼりを揚げたり、七夕飾りをやったり、年中行事も子どもたちと楽しみます。ご近所の大人たちも喜ぶんですよ。」

「1000平方メートルもの農地?」

「いろいろと優遇措置があるんですよ、子どもたちのためならね。
ただ手続きや、書類作成はちょっとめんどうかなあ。でも会社勤めした経験で手順を踏めば何でもないことですよ」

そもそも「かながわ子ども教室」って何でしょう。Img_2

シニア世代が知識や経験を生かして「理科好きの子どもを育てる」「子どもの健全な人格形成に寄与する」ことを目的に活動しているNPO法人です。
主催団体の説明がもう少しありました。

『主催団体は、「NPO法人・かながわ子ども教室」で「子どもの健全な育成」と「高齢者の自立と生きがいづくり」を願って活動している、神奈川県在住の企業退職者の集まりです。
前身は「子どもの科学・社会教室」で、平成16年に「ダイヤかながわ交流会」の分科会として発足し活動をはじめました。
活動を開始してから教室の開催依頼は年々増えると共に、開催場所も小学校、コミュニティハウス、地区センターから学童はまっ子、放課後キッツと広がってきました。
平成21年4月からは「NPO法人かながわ子ども教室」として「ダイヤかながわ交流会」から独立し、活動を継続することになりました』

散歩途中のボタンクサギ2010_0718_144700p1000445_2

「ダイヤかながわ交流会」という名前から想像できるように、三菱(スリーダイヤ!)グループ企業の退職者で神奈川在住の有志の会がその母体だったのですね。

ダイヤかながわ交流会の趣旨は
『会員が心身ともに健康で充実した人生を楽しむための交流の場を目的としながら、同時に「しあわせで活力ある長寿社会」に向けて高齢者の自立と生きがいのための社会貢献活動にも積極的に取り組む』というものです。

まるでレベルの高い認知症予防教室の趣旨そのものではありませんか!
5/10のブログ「かくしゃくヒント2-第2の人生へのソフトランディング」も併せて読んでください。

先輩が言われます。
「いろいろな業種、いろいろな仕事をしてきた人がいる。退職しているのだから、そこからはフリーの立場なんだけど、やっぱり得意分野はありますよね」

「僕も、最初かながわ子ども教室では、専門を生かした電気教室で参加したんだけども、その体験を生かして、今の農園を始めることに発展したのです。
この栽培収穫体験農園は個人でやってるんですが、6人のシニアサポートチームもあって、仲間も楽しんでやってますよ」

うわぁ!素晴らしい!
次々に活動が広がっていく、しかも自主的に。自分らしく。
活動のベースに、喜びや楽しみがなければこういう展開は考えられません。

この話にはまだ続きがあります。
大企業の健康保険組合でOBの健康保持のため、そしてボケ予防のために、種々の企画をしているところがあることは承知していました。

ところが、さすがに三菱。
三菱グループには財団法人ダイヤ高齢社会研究財団というものがあることがわかりました2010_0718_144600p1000443_2

『高齢社会における「健康」「経済」「生きがい」などのテーマについて、民間の立場から実践活動を基礎とした調査・研究および啓発活動を積極的に展開し、高齢者を含むすべての世代が健やかにいきいきと生きていける「しあわせで活力ある長寿社会」の実現に向けて鋭意努力する』

このような流れがすでに生まれていたことは知りませんでした。
とてもとても重要なことですし、その趣旨を、実践にまでつなげてくださっている皆さんがいらっしゃることにも感激しました。

「かながわ子ども教室」のホームページから「たのしい科学教室」「たのしい暮らしの教室」のページに入って見てください。
開いてびっくり。はっきりと作成者の主義も主張も感じられるのですが、ほんとに楽しそうなのです。


本物の知識がある人は、わかりやすく楽しく教えることができるものです。まさにその通りの世界が繰り広げられています。

これも散歩途中で2010_0718_133200p1000441
ところで、この教室の面白さは、子どもたちだけが享受することでしょうか?

自らの体験を、自分らしい色付けで子どもたちに伝えることは、間違いなくその人の生きがいにつながると私は思います。
「どのように生きているか」を評価するのは、決して他人でもなければ世間でもありません。その人の前頭葉こそが自分の生き方を評価するのです。
「かながわ子ども教室や、今度お会いした先輩のように自ら立ち上げた栽培収穫農園で、子どもを育てながらイキイキと自分らしく生きる」ことを、その人たちの前頭葉はどのように評価するでしょうか?

ボケ予防の神髄を見る感じがします。
先輩、これからもどうぞ子どもたちとお楽しみください。


7月の右脳訓練その2-東京

2010年07月11日 | 私の右脳ライフ

右脳訓練の続きです。
東京に所用があったので、ついでに右脳訓練も!
先日人形浄瑠璃を見て感動したので、今回も国立劇場をチェックしたら「歌舞伎鑑賞教室」がありました。Img
チェックするのが遅かったので、1500円の3階席でした。(一番安いけれども、一番上の座席です)

鑑賞教室らしく観客は高校生や中学生がほとんど。
中村壱太郎、中村隼人という若手歌舞伎役者が案内人になって歌舞伎の世界にいざないます。
どちらも10代ですから、同世代の親近感もあるでしょうし、考えられた演出もありましたが、ざわついていた劇場内が、一瞬のうちに静まったのは、彼らの技量だと思いました。

本番になったらこの二人が女方になって再登場するのですから、興味を引く工夫がここにも隠されています。

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演目の「身代座禅」は狂言「花子」から生まれたものです。大笑いの場面が続きますが、若者たちもちゃんと笑っていました。
若いころにも何度か歌舞伎や人形浄瑠璃や能は見たのですが、この年齢になってみるから楽しめるのではないかと最近思っています。

でも、若いころにこのような世界があることを知っておくだけでも、将来それが宝になる可能性は秘められていますね。
右脳にとって、間口は広い方がいいのです。早いほど刺激が受け入れられやすいのが右脳ですから。

それでまたもや右脳刺激を試みようと、翌日は新国立美術館へP1000420P1000421          

 

9:30に到着したときにはすでに長い列が。開場も早められたようですぐに入場できましたが、何しろ人がすごい。
こんなときどうするかご存知ですか?
とにかく人がいないところまで先に進む。そこからゆっくり目に最後まで観て、会場最初の場所に戻ります。もちろんそのころにはもっと人は多くなっていますが、少なくともゆっくり見られた部分があることで納得しましょう。
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国立美術館で「空前絶後の」というキャッチコピーを使うくらいですから、確かに作品はすごかったですよ。
「これ知ってるゥ」の、オンパレードでしたから。

それはそれとして、帰り際の様子です。いっそう混雑していました。

前回の谷川岳の報告と様変わり。人ばかりで、もう少しゆったりとした時間が持ちたいと思いました。
その後銀座で人に会う予定がありましたから銀座へ。P1000422
銀座四丁目、和光の角。
参議院選挙最終日ということで選挙カーが走り回っていました。

蓮舫・三原じゅんこ・鳩山太郎・・・

私の住んでいるところでは選挙カーが来てくれたかしら?という状態でしたから、さすが日本の中心地だけのことはあると妙に感心しました。
そして銀座にいると「日本は高齢社会」という言葉が実感のないものにしか思えません。
それでは困るのですが。


7月の右脳訓練その1ー谷川岳

2010年07月11日 | 私の右脳ライフ

タイミングがずれないうちに、お楽しみ報告です。

一度行きたいと念願していた谷川岳に行ってきました。といっても、谷川岳登山ではなく谷川岳ロープウエイに乗るだけなのですが。
なんとロープウエイ乗り場には「雷注意報が出た場合には、運転中止することもあります」と注意書きが。梅雨真っ最中ですから、雨が降ってないだけでも良しとしなくてはいけません。
ロープウエイ頂上駅天神平あたりは何となく靄っぽい。
リフト乗り換えてさらに天神峠まで行くようになっているのですが、ちょっと悩ましい状態でした。そういう時、前頭葉がどうするかを決めるんですね。
私の前頭葉は「乗り場に行って係りの人に聞いてみる」と決断しました。
その答えは「完璧。のはず(笑)」でした。
降りる人も登る人もほとんどいないのですが、とにかく700円払ってリフトで上へ。
天神峠からの北~東の眺望2010_0704_092500p1000376_3 2010_0704_093000p1000380

 

 

 

 

 

見えました!こういう景色を見ることがないので一人で大感激。
高山植物はあと半月もしたら咲き乱れるに違いないという風情です。2010_0704_092600p1000377_2 2010_0704_093500p1000382_2

 

 

 

 

 

なんと残雪2010_0704_095700p1000391_2                  

何しろ雷注意報が出たら困りますから、ハイキングは中止して下山。

水上まで戻り、谷川温泉の「天一美術館」へ。
収蔵品にも興味はありましたが、奈良の国立博物館や皇居新宮殿の設計者として有名な吉村順三の最後の作品ということにも魅かれての訪問です。

素晴らしいの一言です。
二時間もゆっくり楽しんだのですが、その間の入場者は私だけ。もったいなくて申し訳ないくらいでした。2010_0704_122300p1000400_3 2010_0704_121100p1000396

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

収蔵作品も見事です。Photo02

十二分に満足して、すぐ隣の「旅館たにがわ」で昼食と日帰り温泉を楽しむことにしました。
ダムカレーというのがご当地グルメということなのでそれを注文。
「『決壊!』と言いながら召し上がってください」

2010_0704_131000p1000406

 

 

 

 

温泉は源泉かけ流し。1時過ぎということもあったのでしょうが、ここも私一人の貸し切り状態でした。2010_0704_123400p1000405           

水上駅に戻ると「おまけのおまけの汽車ポッポ。ポーがなったら帰りましょ」のハヤシ歌通り。なんとSL機関車に石炭が焚かれて、あの懐かしい煙の匂いが!

カメラを向けている人たちが少しはいましたが、ここもまたそんなに大勢ではありません。夏休みになると子供連れで混雑するのでしょうね。

2010_0704_141200p1000409 ネットで調べて、宿の人に聞いて、現地での情報収集もして。
やはり国内旅行は充実しますね。

旅に出ると中高年の旅行者が目につきますが、どうも両極化しているみたいです。
軽装で、いかにも自分好みの旅行をしている人たちと、団体様でガイドさんの言うとおりに動いている人たちと。

団体様がいけないというつもりはありません。どちらでもいいのです。非日常で生活に変化があって楽しい時間が持てたら、それはボケ予防の時間に間違いないのですから。
もちろんだんだんに自分らしい旅ができるようになるともっといいでしょうけど。

 


小布施便りー2

2010年07月11日 | かくしゃくヒント

小布施便りの続きです。
小布施はほんとうに魅力的な街ですが、私にとって最も魅力的なのは、やはり「人」に勝るものはありません。2010_0703_123000p1000373

と、言いつつまたもや小布施観光情報に戻ってしまいます。小布施にはおいしいお蕎麦屋さんもたくさんあります

今回は昼食を「手打百藝おぶせ」というお蕎麦屋さんで頂きました。

玄関を入ると右手に蕎麦打ち処。左手に座敷とテーブル席がしつらえられています。
その座敷の一角に陣取った男性グループが実に楽しげに食事をしていらっしゃいました。
もともと、どこに行っても目につくのは女性たち。
男性だけのグループと言うだけでも珍しいのに、笑いが絶えない男性グループというのは、あまりお目にかかりません。2010_0703_122900p1000372

「失礼ですが、皆さんはどういうお仲間でいらっしゃいますか?」とお尋ねしてみました。
「飯田の諏訪神社の総代仲間。今年は御柱祭りがあっただら。無事に終わったもんで、諏訪にお礼参りに行った帰り」
「総代のお仕事は、どのくらい集まられるんですか」
「そりゃあ、もう終わりごろは毎日でも足りんくらい。1年もそうやってりゃあ、息があってこのうえない仲間さ」

飯田には私も仕事で何度も行きましたし、保健師さんのお顔も何人も目に浮かびます。
「前、松尾にいたS木保健師さんはご存知ですか?」
「えっ、S木さん!ああ、知ってるさ!」の声がいく人からも上がりました。
ここでまた大盛り上がりになったのは想像していただけると思います。2010_0702_131200p1000356         

第二の人生に入って、このような仲間がいる人たちはなんと幸せなのでしょうか。

人は老いていくときに脳を健康に保とうとすると一人ではとても無理なのです。現実には一人暮らしを余儀なくされる人も多くなっています。その人たちの人間関係をどのように構築していくのかは大きな問題です。とくに都会では顕著でしょう。
高齢になって新しい人間関係を持つことはなかなか難しいものです。抑制も働くし、それ以上に新しい人間関係を持つには相当の意欲が必要になってきます。

ところで、お年寄りどうしが名前をチャンづけで呼ぶあうということを、私はこの仕事で地方の農村部に行くまで知りませんでした。60年や70年間続いた幼馴染という関係性!何でも知ってもらっている人間関係。
その温かさ。安心感。
農村部が、えてして持つ干渉の多い閉ざされた地域性は、若いころには煩わしいものとして生活しにくいという思いにつながることもあるでしょうが、高齢期には何よりの支えになるのです。

その関係性の持つ強力な力を、いろいろな場面で明らかにしていくとき、一人暮らしや都会の高齢者に対して、人間関係を積極的に求めていくことが脳の健康につながることをアピールできるのではないかと思っています。
私たちは「自立」を第一義に考える教育を受けてきたと思います。そのことを感謝もし、大切にも思いますが、一方で長い老後を考えるときに、上手に干渉されることの心地よさにも心を開いておくべきだと思います。

千年樹の里2010_0702_181500p1000371

小布施町健康福祉センター「千年樹の里」の玄関前に飾られていた見事なさつきの盆栽。住民の方のお名前がありました。
住民
と町役場も、関係性が濃い現れでしょうね。

最後にもう一人ご紹介します。
講演会には副町長さんがいらっしゃってご挨拶をなさいました。
この副町長さんは「大学時代落研(落語研究会)で・・・」と自己紹介される方です。
「その証拠に、お題をいただいたらなぞかけをやって差し上げます。『~と掛けて~と解く。その心は』というのですね。さあ、お題を」

考えられますか?副町長さんのご挨拶ですよ。
でも、楽しいでしょ?
私たちはこのような「生き方=脳の使い方=豊かな前頭葉の働き」にこそ、合格点を差し上げるのです。

当日のなぞかけの顛末です。
即座に会場から「高槻絹子と掛けて?」
一瞬の間の後「僕の財布と解く」
「その心は?」
「あっ、軽い。明るいと解きます」
会場は大受け。
つまり副町長さんの前頭葉も豊かですが、集まられた皆さんの前頭葉もまた豊かということです。おあとがよろしいようで(笑)


小布施便り-1

2010年07月08日 | かくしゃくヒント

小布施に行きました。
平成14年から各地区に認知症予防教室「脳のリフレッシュ教室」を立ち上げてきましたが、もうあと二地区を残すまでになりました。
今回は、「中町・中央」地区ということです。2010_0703_124300p1000374

会場の公会堂ですが、まだ新しいのに、これなら町並みに溶け込んでいるに違いないという印象をもたれるでしょう。

小布施町は、町並みを整えることを「修景」といいます。
立ち退きを前提とした再開発を行って「昔風」の建物群を作るのではなく、元来小布施の町に作られていた建物を素材から分析検討し、さらに技術の伝承も視野に入れて、新しい生活と観光が両立するような街づくりが行われています。
例えば壁なら千曲川の川砂が何%、田土が何%などの材料チェックから始まって製造工程の調査も行われた上で「小布施の土壁の色」が決定されているのです。

今回の小布施便りは、そんな小布施の魅力の一端をお知らせしたいと思います。
小布施名物栗。栗の実の赤ちゃん            小布施ワイナリーも有名2010_0702_131100p1000355_2 2010_0702_152600p1000370             

修景事業の音頭を取った小布施堂(栗菓子で有名) お酒屋さんでもあります2010_0702_145800p1000360 2010_0702_150000p1000361 

北斎館 2010_0702_150900p1000362 2010_0702_132100p1000357                           おしゃれな街

 

観光の町町民意識の表れ?              行政主導のオープンガーデンでも有名2010_0702_152500p1000369 2010_0702_151300p1000363  

小布施は町がとても魅力的です。
いろいろな条件が重なってこんな素敵な街になったのですが、カギはやはり「人々」
とくに先駆的な取り組みができるタイプの人たちに恵まれたのではないかと思っています。前例を踏襲するときには、ほとんど前頭葉の働く余地はありません。望ましい将来像を明確にイメージする力や豊かな発想は、まさに前頭葉の出番ですから。柔軟な前頭葉をお持ちの方に恵まれたと言い換えてもいいでしょう。

そしてまた、人が生活するときには、前頭葉が手綱を取ります。同じように、町であれグループであれ組織が活動するときにも、強力なリーダー役ができる人が必須です。そのリーダーは組織の前頭葉とも言えますね。
小布施町がどの方向に進めばいいのかのかじ取りができる(前頭葉が豊かな)リーダーに恵まれたということです。

I村さん2010_0702_134300p1000358_2

 私は小布施に行くと、ゲストハウスに泊まります。
ゲストハウスのフロントは「ア・ラ小布施」という観光案内所でもあり、町の人たちのためのコーヒーショップでもあります。
チェックインをしていると、となりで楽しそうに談笑されている方のおしゃれなこと!
着物地を大胆に生かしたベスト。またコーディネートも素敵です。

お話を伺ってみるとおぶせミュージアム中島千波館前館長をなさってた方で、以前お会いしたこともありました。

4年前に奥様に先立たれおひとり暮らしとか。
普通はここで危険信号がパッと付きますね。
さらにお仕事も退職なさった。世間ではこんな時危険信号がいくつも点滅すると思われてます。「おばあさんに死に別れたおじいさんはボケる」というのが世間の通り相場ですから。

こんなおしゃれができて、昼間から喫茶店でお茶を楽しんで・・・ボケるかどうかは生き方の問題ですから、男性の一人暮らしでも生き方がいい人はボケないものなのです。
生きがいを持っていることも必須条件ですから「今のお楽しみ事は?」とお尋ねしたら
「新生病院のボランティアの世話人をしています。何かと忙しい毎日で」と呵々大笑。ホラネッ!

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道端で草取りをしていたおばあさん。95歳と言われました。「昔は、たいそうな家でも花を育てたりはせんかった。娘はだいたい製糸工場に行って働いたもんだ。でも今はみな花をうえる。それならちょっと草でも取ってきれいにしてやらにゃあ。テレビばっかりみてたらもったいないでね」こんな人たちも小布施の町を育てています。


6月の右脳刺激その2-猊鼻渓舟下り(時の見当識)

2010年07月01日 | 正常から認知症への移り変わり

仕事で気仙沼へ行きましたので途中下車。

岩手県一関市には厳美(がんび)渓猊鼻(げいび)渓という二つの渓谷があります。厳美渓には何度か行って、散策や名物郭公団子を楽しんだことがありますから、一度は猊鼻渓も尋ねてみたかったのです。
東北新幹線一関駅に14:13到着。大船渡線スーパードラゴンに乗り換えて、猊鼻渓駅に15:20到着。船着き場まで5分くらいでしょう。

木製の船、長い竿。たった一人の船頭さんが竿一本で船を操ります。2010_0627_154800p1000345_2
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舟は両岸の滴るような緑の中、とろりとしたような川面を進んでいきます。
高い岩には、凌雲岩とか壮士岩・少婦岩、錦壁岩などの難しい漢字の名前が付いていて、それはそれで雰囲気をよく表していました。2010_0627_153400p1000342_32010_0627_154900p1000346_2

 

 

 

 

 

 

渓谷の終わりのところでは舟を下りて、少し歩きます。
巨大な岩が屹立しなかなかに見ごたえがありました。そして猊鼻渓の名前のいわれにもなった「獅子の鼻」のような岩も確かに見てとれました。 (右写真の中央上部)2010_0627_160500p1000351_32010_0627_160000p1000349_4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「癒しとエコな舟下り」がキャッチフレーズの猊鼻渓舟下りは、ほんとに一本の竿だけで船を操っていきます。その竿さばきを見ながら考えたことをお話ししましょう。
竿を水に突き刺せば、固い川底がその竿を受け止めて、一瞬止まる(かどうか知りませんが)少なくともそこからがまたスタートになる。そこからなら進むだけでなく方向も変えられる。
舟は流れるように進んでいきますが、竿さした時点がいつもいつもスタート。2010_0627_161800p1000352_2

「時」もとどまることはありません。
でも、その「時」に対して私たちは今日とか明日とか区切りをつけて生きていきますね。
その区切りは、時間を区切るというだけの意味ではなくて、この「時」に何をするか、どう生きるかということの基本設定をしているように思います。

脳の老化が加速して、中ボケになったら、信じられないくらい繰り返し「今日は何日なのか?」を尋ねるようになります。
家族は、あまりにも度重なるのでそのうちに「まったく、もう。覚えようとしないんだから!」とか「自分でカレンダー見ればいいのに!」などと叱責したりします。

竿を何度突刺しても、突き刺しても、止まってくれない。
場所を替えてもだめ、受けてくれる底がない。
このような状態になったら、船頭さんはどんなに困るでしょう。2010_0606_150100p1000302

日付を何度も確認するレベルの時は、まさにこのような状態と考えてあげると、中ボケの困惑が少し理解できるかもわかりません。
私たちも、今日の日付があいまいなことがあります。でも、落ち着いてちょっと前の出来事のあった日はいつか考えてみる。またはちょっと先の予定の日はいつか考えてみる。そのようなことをすれば今日がいつなのかすぐに行きつくことができます。
竿をさせば、ちゃんと竿の先は川底をとらえ、次に進むことができるのです。

度忘れの「時の見当識障害」と中ボケになった人たちが陥っている「時の見当識障害」は全く別物だということをわかってあげてほしいと思います。

 


6月の右脳訓練その1-続蓼科便り

2010年07月01日 | 私の右脳ライフ

バラクライングリッシュガーデンの後、夕食後宿のバスで辰野町のほたる祭に連れて行っていただきました。0000000065_0000004568m

素敵でしたよ。

その日は4000頭(ホタルは「匹」ではなく「頭」と数えるのが正しいのですって。
昆虫一般すべて正式には「頭」なのです。チョウもアリも。
でも普通は「匹」でも構わないそうですから、ご安心ください)飛び交ってくれました。

8時半に着いた時には、飛び立ち初めだったらしく、あちらこちら乱舞。
1時間以上も散策していると、帰り際には葉蔭で休むホタルがたくさん出てきて、それはそれで風情のあるものでした。

    なつはよる
    月のころはさらなり
    やみもなほほたるのおほくとびちがいたる
    またただひとつふたつなどほのかにうちひかりていくもをかし
     

一緒に行った友人と「枕草子にあったわねえ」と、突然左脳訓練になりました。
もちろん一瞬ですよ!

その翌日。
この蓼科の旅は6月17~18日と梅雨の真っ盛り。天気予報も雨模様と言っていましたが、どうもお天気が持ちそうだというので八島湿原へ。2010_0618_105300p1000332
12000年前から、多くの条件が整っていたために長い時間をかけてこんな高地に湿原ができたということです。
日本では最南端の高層湿原で世界的にも評価されている八島湿原のハイキング。

脳リハビリの鉄則は、右脳重視です。
理由は、楽しいから。
「よく遊び、よく学べ」と言いますね。
「遊びと学び」 もっともっとやりたくなるのはどちらでしょうか? 「もっと遊びたい」が普通の感覚でしょう。
右脳には、そのようなレベルの意欲の座があるようです。

脳リハビリの時のもう一つの柱が「運動の脳」
体を動かすということは、「フリ」ができません。体を動かしている間中「運動の脳」は前頭葉の指令を受けながら働き続けています。2010_0618_121500p1000337 2010_0617_124900p1000313

「スズラン!」「フウロソウ!」と言いながら歩けば、脳リハ効果は何倍かになります。
ヤドリギもありました。2010_0618_111500p1000333 2010_0618_105000p1000331

実は霧ヶ峰一帯がレンゲツツジの最盛期でした。遠くの山々を彩る朱色が素敵でした。アップも見てください。
レンゲツツジの小ボケ・中ボケ・大ボケです(笑)2010_0618_112200p1000335 2010_0618_112600p1000336 2010_0618_104500p1000328


6月の右脳刺激その1ー蓼科便り

2010年07月01日 | 私の右脳ライフ

私の6月の右脳訓練報告です。

蓼科のバラクライングリッシュガーデン開園20周年記念のガラパーティに行きました。
(今日の写真はバラクラの花たちです)2010_0617_132300p1000326

主役が、気候に左右される植物たちですから致し方ないのですが、期待のバラにはちょっと早く園内を飾っている花たちも鉢から直接植え付けた風情で、ナチュラルガーデンとはちょっと言い難い感じでした。

昔行ったことがありますが、そのころに比べると園庭の周りの木々が大きくなって、結構な木陰が日差しを柔らかく遮ってくれました。
木を渡る高原の風は、さわやかで、満足の一時でもあったのです。

数年前、イギリスに行ったことがあります。
コッツウォールズの村々を訪ねましたが、「はちみつ色の」と形容される石造りの家々の庭の素敵だったこと!
立派なお屋敷もあれば、納屋のような家もあり、そのそれぞれがいかにも丹精込めた花(確かにバラは多かったです)で彩られていました。2010_0617_123800p1000310
2010_0617_123400p1000309 ドライブしていると、夕方早い時間から、庭に出て楽しそうに手入れをしている人たちにたくさん会いました。
畑でパーティのような雰囲気で集まっている人たちもたくさん目にしました。2010_0617_101900p1000308
社会情勢も、経済環境も違いを挙げればいくでもあげられると思いますが、その時には「生き方そのものが違うのではないか」と感じたものです。

「人生を楽しむことを目標にできる」のがコッツウォールズの人たち。

翻って「日本では「とにかくまず働くことが最優先。遊ぶことはむしろ悪いこと」と考える人もいますし、それほどでなくとも、「まず働いて、そのあとに楽しむことを探せばいい」と考えている人が私の周りにもたくさんいます。2010_0617_125700p1000319

仕事担当の左脳、遊び担当の右脳が用意されている私たちの脳ですから、仕事しながら遊ぶこともできるはずなんですよ・・・

この日のパーティも、参加者がたくさんいましたが、さらりと庭をめぐったら、洋服や小物類のお店に直行。庭よりも店の方が混雑していました。
「買い物を楽しむ」よりも、「人に負けずに買う」ような雰囲気がいっぱいで、ちょっとがっかりしました。2010_0617_131200p1000323 2010_0617_125000p1000314


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