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『世界連邦運動』を危険だと思う理由

2019年03月14日 | 社会(歴史・都市計画含む)

このところ、ずっと世界連邦運動、One Worldに関連することを書いてきています。 

ウィキペディア
世界連邦運動
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%80%A3%E9%82%A6%E9%81%8B%E5%8B%95 

抜粋: 

世界連邦運動はモントルー宣言に基づき以下をその活動原則としている。 

  1. 全世界の諸国、諸民族を全部加盟させる。
  2. 世界的に共通な問題については、各国家の主権の一部を世界連邦政府に委譲する。
  3. 世界連邦法は「国家」に対してではなく、1人1人の「個人」を対象として適用される。
  4. 各国の軍備は全廃し、世界警察軍を設置する。
  5. 原子力は世界連邦政府のみが所有し、管理する。
  6. 世界連邦の経費は各国政府の供出ではなく、個人からの税金でまかなう。 

何度読んでも私には「世界運動連邦」の活動原則=「大帝国作り」にしか見えませんが、どうでしょうか。

今、この運動を支えている人達は、「行き過ぎたグローバリゼーションを推し進めようとする富裕層」+「反省をすることがない科学界とそれで恩恵を受けている人達」

その現実を多くの人が直視した方が良いように思います。 

Matomeから、フランスの思想家のジャック・アタリ氏の予言を貼り付けさせてもらいます。

ヨーロッパの知”ジャック・アタリ”の予言する21世紀の歴史
https://matome.naver.jp/odai/2135642250190833701
 

①第一の波 「アメリカ支配の崩壊」 

アメリカは、自国の赤字解消やインフラ整備のため、世界から撤退。
アメリカにとってかわれば、悲劇が起こる。
2016年現在、このフェーズの最終段階に差し掛かっていると、同氏は考えている。

②第二の波 「多極型秩序」

G20が良い例で、20カ国がそれぞれ統治する。また、「国家はグローバルな市場よりも弱い」。
各国間の国際協調はグローバルに勝てない。
自国の国益を守るのに精一杯。

③第三の波 「超帝国」

グローバル市場が帝国になり、全てが民営化。
その中で、二つの力が強大になる。

一つ目は、「エンターティメント」国民を大事な物事から目をそらさせるため。
二つ目は、「保険の世界」リスクから身を守るため。

インターネットが人を監視する技術革新が行われる。
政府からインターネットを通じて、厳しく監視される社会になる。
監視の対象は、あくまでも「物」であり、「個人」の自由を損ねるものであってはいけない。

④第四の波 「超紛争」 

気候やエネルギーの変化が起こり、様々な地域で紛争がおきる。
誰もコントロールができない。
市場は無秩序化される。

紛争において、ノマド(遊牧民族=定住しない人々)が重要な役割を果たし移動する人が増える。
ノマドは三種類に分けられる。

A)超ノマド(世界中どこでも行ける人、全世界で1千万人程度)
B)下層ノマド(非常に貧しい人達全世界で30億人)
C)パーチャルノマド(定住者だが、TVやインターネットで仮想パーチャルを楽しんでいる人達)

全人類において貧困層の拡大がおこる。
市場メカニズムによる方法は失敗する。
痛みで国が混乱。

⑤第五の波 「超民主主義」2060年頃~

別の統治方法が考えられる。
それは、「利他主義」=人は他人を援助することによって幸せになれること。
トランスヒューマンが重要な役割を担い、新しいエリートとなる。 

私は、科学の分野ではもう国際連邦、いや、帝国が出来上がっているのが現状だと思っています。

皆のものである地球なのに、国を超えてビル・ゲイツがGMモスキートを撒けるのも、事故をおこしたあとの処理もできない科学者たちが新たな危険な装置を開発できるのも、科学(医学)にとって不都合なことをインターネットの検索に乗らないようにしている動きも、それだからできることでしょう。 

なお、アタリ氏の予言の③ですが、私は第二に「保険」ではなく「保健の世界(予防医療)」。そして、第三に「宗教(疑似宗教も含む)」が力を持つのではないかと思います。 

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