「名古屋にSOUL JAZZ旅行 #1-4」のつづきは、熱田神宮からほど近い、宮の渡し公園から始めます。
この公園、「#1-4」でも書いたように小ぎれいに整備されているのですが、お土産物屋さんどころか、売店もなく(飲み物の自販機はある)、なんとも素っ気ない…
ただ、四阿(あずまや)のベンチに、石を重しに置かれていた観光マップが出色のデキでした
「#1-3」と「#1-4」に載せたマップは、この「熱田ぐるりんマップ」から拝借したものですし、マップだけでなく、解説も充実しています。
ブラタモリでも紹介された、名古屋城や熱田神宮のある「熱田台地」はゾウの鼻のような形をしていることとか、
この地が「古来から『蓬莱島』(巨大な亀の背に不老不死の神仙の住む島)があったと言われていた」こととか(あのひつまぶしの名店の名前の由来ですな)、源頼朝が、母親が熱田大宮司の娘(由良御前)で、生誕の地が熱田神宮のすぐ隣の現・誓願時(当時は大宮司の別邸だったらしい by Wikipedia)であることなど、へぇ~ の連発です。
こんなによくできた観光マップが、ひっそりと四阿のベンチの上に、石を重しに置かれているなんて、いくらなんでももったいない
あの観光客を無視しているかのようなJR熱田駅に置いとけばちょっとは印象が良いのに… と思いました。
さて、七里の渡し跡は、基本的に素っ気ないとは言え、常夜灯とか、
時の鐘が復元されていて、なかなかの風情です。
もうちょいとうまく舟付場跡を整備して、
もっとうまく宣伝すれば、良い観光スポットになるのにね…
「#1-1」でも書いたのですが、名古屋の観光関係者は、「国内主要都市8都市で行きたくない街」なんかを調査したり、「名古屋の良さは自分たちで分かっていればよい、という意識がある」なんて人ごとのように分析するんじゃなく、せめて普通に名古屋の魅力をアピールしても、少なくとも損はないんじゃなかろうか…
この関連で書いてしまえば、この後、名鉄・神宮前駅まで歩く途中、地下鉄の伝馬町駅の前(上)を通過したのですが、この地下鉄の路線名(名城線)がどこにも表示されていないのも、どうかと思いました。
話を「七里の渡し」に戻せば、江戸時代には「七里の渡し」だった宮~桑名は、埋め立てが進んだ現代では、
「十二里の渡し」になっているそうです。
私が「七里の渡し」跡の見物を終えたのは15:30頃のことで、これから名古屋駅近くのホテルに戻り、シャワーを浴びて一息つこう と考え、神宮前駅を目指しました。
できれば旧東海道を歩きたかったのですが、道を間違えまして、これを見て、あれ? と思った次第…
神宮前駅の前でミー友さんとバッタリ会い、鹿児島からの帰りはどうだった? といった話をしたあと、電車に乗って名古屋駅に戻りました。
そして、ホテルにチェックインし、シャワーを浴びてさっぱりし(たっぷりと汗をかきましたから)、一服して、Zepp Nagoyaへの出撃体勢を整えたのでありました。
つづき:2017/09/09 名古屋にSOUL JAZZ旅行 #2-1
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