こんなリリースを見つけました。
いままでなかった超ロングたばこ
「セヴンスター・スティック・5」
2014年4月1日より全国で新発売
ですと。
リリースによれば、
今回新たに発売する「セヴンスター・スティック・5」は、一般的な紙巻きたばこの5倍の長さがあります。たばこを中断したいときには、ハサミで切って、また吸いたくなったときには再点火して、1本のたばこを何度でも楽しむことができます。
なんだそうな。
多くのスモーカーは、1本の紙巻きたばこを最後まで吸うことはなくて、だいたい1本のたばこに詰められている葉っぱの1/3は吸い殻として捨てられています。
これが、普通のたばこの5倍の長さになって(たばこの葉っぱの量は4本分らしい)、喫煙を中断するときに火口付近でちょん切るようにすれば、ムダになる葉っぱの量は激減します。
しかも、「セヴンスター・スティック・5」の価格が安い
1本あたり普通のたばこ4本分の葉っぱが詰まっていて、それが5本セットですから、葉っぱの量にすれば、普通のたばこと同じです。
ところが、お値段は、普通のセブンスターが460円(消費税8%を含む)なのに対して、セヴンスター・スティック・5は300円ですよ まさしく破格といっても良い値段です
リリースでは触れられていませんが、この価格の裏に 、「セヴンスター・スティック・5」を発売する意図が隠されているようです。
きのうまで440円だったセブンスターは、消費税率引き上げに伴って、きょうから460円になるのですが、この価格には消費税の他にも税金が含まれていまして、それを分別するとこのようになります。
たばこ税(国) | 106.04円 |
たばこ特別税 | 16.40円 |
地方たばこ税 | 122.44円 |
消費税 | 34.07円 |
本体価格 | 181.05円 |
販売価格 | 460.00円 |
一方、「セヴンスター・スティック・5」の価格を分別しますと、
たばこ税(国) | 26.51円 |
たばこ特別税 | 4.10円 |
地方たばこ税 | 30.61円 |
消費税 | 22.22円 |
本体価格 | 216.56円 |
販売価格 | 300.00円 |
ご覧のとおり、普通のたばこに比べて税金が格段に安くなっています。
実は、紙巻きたばこに関わる税金は、「1本あたりいくら」(実際には1000本あたり)で決まっています。
この税制を逆手に取って価格破壊を図ったというのが、「セヴンスター・スティック・5」発売に秘められた意図なのだと勘ぐっています。
ところで、この超ロングたばこを吸っている様子は、こんな感じでしょうか?(モデルは平賀源内先生)
しかも、超ロングたばこは持ち運びが大変そう(ヘタしたら折れちゃいそう…)ですし、ハサミも常備しておかねければなりません。
そこは抜かりなく、キャリングケースやカッターも発売されるようです。
さて、掟破りの節税商品といっても良い「セヴンスター・スティック・5」、市場に受け入れられるのでしょうか?
もしかすると、税収減を懸念した財務省や総務省がつぶしにかかるかもしれませんな…
もちろん、「エープリル・フール」ネタです。
税金の話は本当ですが、その他の記述を真に受けることのないようご注意ください
【追記】文中の文字色を一部変更いたしました。
今年の「作品」のデキはいかがだったでしょうか? (2014/04/01 21:30)