夏休み初日のきょうきのうは平日。貴重な平日休みであります。
もっとも、来週はずっと「平日休み」なのですが、私は帰省していますので、首都圏での平日休みはやはり貴重です
4年前の記事「めったにない『平日休み』は忙しい」で、平日休みの過ごし方について、
1) 官公庁に行く
2) 銀行の窓口に行く(ATMで現金を入金する)
3) 休日には混んでいるところに行く
と3つの行動を挙げてみました。
そして、きょうきのうは、上記の2) と3) を決行 (役所には用事がなかった)
まず、4年前と同様、貯金箱に貯まった1円玉と5円玉を銀行口座に入金し(約8ヶ月で300円ほど貯まっていました)、3)は日本橋室町の三井記念美術館で開催中の「錦絵誕生250年 フィラデルフィア美術館浮世絵名品展 春信一番! 写楽二番!」を選びました。
様々な展覧会の中で、浮世絵と絵巻物の展覧会は、ちょっと観客が多いと、行列に並ばないと間近に観られないのが常ですから…。
しかも、写楽や北斎も良いのですが、わたしとしては広重と春信の作品・作風が好きなんです
と、ここで昨夜は眠くなり、撃沈
「きょう」を「きのう」に修正して出直しです。
さて、「フィラデルフィア美術館浮世絵名品展」、楽しませていただきました
浮世絵版画の性格から、借り出した作品を全品展示することは叶わず、会期中に展示替えが必要なため、点数はさほど多くはありませんが(70点ほど)、保存状態の良い作品が多く、また、目を惹く作品が多くて、私のメモ帳には結構な量の書き込みが残りました。
やはり、タイトルどおり、春信の作品が多くかつ魅力的な作品が目白押しで、私は状態
きのう観た春信の作品から「お持ち帰りしたい作品」をpick upしますと、「やつし芦葉達磨」「五常 智」「遊女と客(林間煖酒焼紅葉)」「お波お初」、、、と止まりません
これらの作品のうち、ポストカードを買えた「やつし芦葉達磨」を載せておきましょう。
着物のピンクが鮮やかです。
そして、写真では判りませんが、現物を観ると、版木を摺重ねた立体感が感じられて、まさしく芦の葉に乗った美人(達磨)が画面から浮かび上がってくるようでした。
う~~んんん、図録から「お波お初」も載せちゃおう
この2作品に限らず、春信って、着物の裾の描き方がホント魅力的です。
春信の作品をご覧になる機会がありましたら、かわいらしい顔と共に、着物の裾にもご注目くださいませ。
もう一人の金看板・写楽の作品には初見のものはありませんでしたが、4年半前の「歌麿・写楽の仕掛け人 その名は蔦谷重三郎」展(記事はこちら)以来、久しぶりに大童山を観られてにんまりでした。
また、「三代目沢村宋十郎の大岸蔵人」では、宋十郎の持つ扇の柄に思わず注目
粋ですなぁ、涼しげですなぁ~、、、と感心したら、実はこの文様、「観世水(かんぜみず)」という定番の文様なんだとか。
四代目沢村宗十郎がまだ源之助を名乗っていた時代に「小間物屋弥七」の役で着て当たり、彼の人気も手伝って流行した。
のだとか。
なるほど・・・。三代目宋十郎は、息子が流行らせた文様の扇を持っていらっしゃるわけですな。
その他、目を惹いた作品を急いで(これから出かけるもので)紹介します。
北斎の代表作の一つ「富嶽三十六景 凱風快晴」は、なんとも素晴らしい保存状態で、山腹にくっきりと版木の木目が見えるのが面白い
広重の作品では、私が一番カッコイイと思っている「名所江戸百景 深川洲崎十万坪」が、色鮮やかで、ケースの中から光を放っているよう
春勝の「二代目嵐三五郎の工藤祐経」を観るのは、2年半ぶり(記事はこちら)。
「已己巳己」は「いこみき」と読むんでしたっけ・・・
というころで、ちょっと書き足りないのですが、本編はここまで
夏休みっていい響きですね。(少なくとも冬休みよりは開放的だし)
徒然煙草さんはいつも旅行なさってるイメージがあるので
年中夏休みな感じがしないでもないです(⌒-⌒; )
まあかくいう私も自宅でずっと過ごしていますので
ある意味、年中夏休みかもしれません(笑)
ただ私のようにダラダラと過ごすのは夏休みではなく
徒然煙草さんのようにとオフのメリハリを持つ事はすごく大切ですよね。
MISIAが好きで旅行や美術館巡りも好き。
そんな徒然煙草さんの事をちょっぴり羨ましくも思う今日この頃です( ´ ▽ ` )ノ
↓
(正)徒然煙草さんのようにとオンとオフのメリハリを持つ事はすごく大切ですよね
たしかに、オンとオフの切り替えはできていると思っているのですが、オフの中でのメリハリがあまりなくて、毎週末、忙しい!
何もしない休日をもう少し増やしたいとまで思ったりして…。
我ながら、贅沢だと思います。