新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

吉祥寺⇒渋谷と美術館をハシゴ (前編)

2020-01-19 21:05:30 | 美術館・博物館・アート

きょうはぐるっとパスを使って、吉祥寺美術館松濤美術館をハシゴしてきました。
そのついでに、渋谷を散歩したんですが、きょうの行程はこんな具合でした。

自宅⇒徒歩最寄り駅武蔵野線西国分寺駅中央線快速国分寺中央特快三鷹駅中央線快速吉祥寺駅⇒徒歩吉祥寺美術館⇒徒歩吉祥寺駅井の頭線浜田山駅昼食浜田山駅井の頭線神泉駅⇒徒歩松濤美術館⇒徒歩渋谷(道玄坂⇒ファイヤー通り)原宿駅山手線新宿駅埼京線最寄り駅⇒徒歩⇒自宅

吉祥寺に出かけたのはホントに久しぶりでした。
杉並区民だった頃は、週末にはちょくちょく出かけていたんですが、現在の自宅からだと、行くのはなかなか面倒くさい
今回のルートだと、西国分寺駅吉祥寺駅特快止まらないものですから、西国分寺駅では通過する特快見送って後続の快速に乗り込むと、隣の国分寺駅でそのまた後続の特快に乗り換え、三鷹駅で待っていた快速に乗り換えるという面倒くささ…

それはそうと、吉祥寺美術館に行くのは初めてでした。
昔からあったかな…、と思ったら、開館2002年だそうですから、そりゃ行くのが初めてなのも当然です。

で、吉祥寺美術館で開催されていたのは、「千田泰広-イメージからの解放-」でした。

千田さんのお名前をお聞きするのは今回が初めてでして、フライヤーによれば、

国際的に活躍するアーティスト、千田泰広(ちだ・やすひろ、1977年生まれ)。千田は、登山やアイスクライミング、ケイビングなどの経験を素地にもち、「空間の知覚」と「体性感覚の変容」を主題としてインスタレーション作品を制作しています。
を素材とし、既存の場をそこにあるままにいかしながら、私たちの深奥にあるものと静かに共振する空間をひらいてゆく千田の作品は、世界各地で高く評価されています。各国の芸術祭への出展のほか、舞台美術、レクチャー、ワークショップなどにも精力的に取り組み、近年では「世界の優れた9人のライトアーティスト」のひとりとして紹介されています(ARTDEX)。千田は、いまもっとも注目すべきアーティストであるといえるでしょう。

だそうです。

今回の展覧会で展示されていた千田さんの作品はほんの数点

ですが、企画展示室をまるまる使ったインスタレーション「Analemma」には唖然としました
私、数分間は、口をぽっかり開けて作品を見入っていた、というか、作品を体感していました。(ほぼ真っ暗なので、口を開けて見ていても、他の人には判らないはず)

光の粒が、一斉に床から沸き上がってきて、その光の粒は、ゆっくりと上昇するものあり、素早く交錯し合うものもあり、この世のものとは思えない世界です

企画展示室の中央、クッションが置かれている辺りに佇んでいると、光の粒が自分の周りから集まってきて、頭上で消えていきます。
まさしく、「INTO THE LIGHT」な体験です
展覧会のタイトルどおり、「イメージから解放」された気分

下手な文章で私が説明しても理解不能かと思われますので、是非ご体験

   

吉祥寺美術館には常設展示室として「萩原英雄展示室」「浜口陽三記念室」がありまして、それぞれ木版画銅版画(メゾチント)が展示されていました。
どちらもなかなか魅惑的な作品が多かったのですが、中でも私が「お持ち帰りしたい」と思ったのは、浜口陽三さんのこちらの作品でした。

「さくらんぼと青い鉢」という作品で、暗闇に浮かび上がるサクランボの幽玄です。

この浜口さん、かのヤマサ醤油創業家のご出身なんですな。
父親は十代目・濱口儀兵衛(梧桐)さんで、七代目・濱口儀兵衛(梧陵)「稲むらの火」で有名だし、「JIN -仁-」にも登場してましたっけ…。
今度、ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションにも行ってみましょうか… (3月19日まで長期休館中らしい)

   

吉祥寺美術館を観終わった私は、吉祥寺駅に戻り、今度は井の頭線に乗って、いざ、松濤美術館へ

と、その前に、かつての「私の街」浜田山駅で途中下車して、駅の周りを一周
「雲白肉」旨さ(こちらの記事をご参照方)を知った中華料理店絶賛営業中だったし、行きつけだった床屋さん健在うなぎ屋さんも残ってた(営業しているかは不明)。
そしてお目当て支那そば屋さんには、例によって行列 ができていました。
でも、ここが「お目当て」だったわけで、20分ほど行列に並びました。

そして、「肉ワンタン麺」を注文
いっそのこと「チャーシュー肉ワンタン麺」をオーダーしたいところでしたが、これだとお値段は1,500円になってしまいます
「肉ワンタン麺」にしても1,100円で、こんなに高かったっけ、この店?
でも、肝心の「味」は、煮干し系の出汁効きすぎる感じはあるものの、ワンタンは相変わらず旨い ワンタンの皮プルンプルンイイ

こうしてお腹が満ちたところで、井の頭線の各停に乗り込みました。

ここから先のお話は「後編」で…。

つづき:2020/01/20 吉祥寺⇒渋谷と美術館をハシゴ (後編)

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