ここしばらく、「公私ともに多忙」で、なかなかブログを更新することができませんでしたが、そろそろ4月10日の記事「やはりプライス・コレクションは凄かった(その1)」のつづきを書かねば とちょいと焦り気味で、「その2」を書きます。
これというのも、あす(4月21日)のNHK 日曜美術館は、「東北に届け 生命の美 ~アメリカ人コレクター 復興への願い~」と題して、「若冲が来てくれました プライスコレクション 江戸絵画の美と生命」展を取り上げるらしいので、この番組を観る前に自分なりに振り返っておこうという次第です。
さて、「若冲が来てくれました プライスコレクション 江戸絵画の美と生命」展、観てから早くも2週間経ってしまいましたが、今思い出しても、身震いするほど、凄い展覧会でした。
あれだけの質と量のコレクションを、じっくりと間近に、そして、人混みに揉まれることなく(さらに書け観覧料が割引込みで700円)観ることができたなんて、ほんとに贅沢なひとときでした。
始めから最後まで、私は終始ニコニコしていたと思います。
Web上では、「『若冲が来てくれました』というタイトルの割には若冲以外の作品が多かった」という感想も見かけますが、私としては、名前を初めて聞く作者の作品や、無銘の作品も含めて、出品作品のどれもが素晴らしく、そして、楽しく、大々満足
本気で、この展覧会だけを目的に、盛岡(5/18-7/15)か福島(7/27-9/23)に出かけようかとおもっているほどです
ところで、仙台遠征(4/6-7)前、「若冲が来てくれました プライスコレクション 江戸絵画の美と生命」展の図録は、珍しいことにamazonでも買えると聞き、さっそくオーダーしました。
若冲が来てくれました ‐プライスコレクション江戸絵画の美と生命 価格:¥ 2,625(税込) 発売日:2013-03-01 |
だいたい、図録というものは大きくて重いもの。東京都内やさいたま市内の美術館・博物館で図録を買っても、帰りにその重さにうんざりすることが少ないのですよ。
それが、ネット通販で買えるとなれば、今回は旅行中に展覧会を観に行くわけですから、こりゃ幸い とばかりに、仙台遠征まで1ヶ月もあるというのに、3月初旬にオーダーしたんですが、、、、、その時点では
一時的に在庫切れ;入荷時期は未定です
でした。そして、3月末になって届いたメールによると、
「お届け予定日」は、
2013-04-15 - 2013-04-30
だとか…。
現物を拝見する前に図録を観るのはいかがなものか…と思ってはいましたけれど、まさか、こんなに遅くなるとは、これまた別の意味で「いかがなものか…」です。
それでも、この図録、今週火曜日に、無事に届きました
会場の仙台市博物館で買えば2,500円(税込)だったのに対して、私が選んだamazonルートでは、1週間以上も間が開いた上に、2,625円(税込)とチト高い…
この「間(ま)」と価格差と、図録の大きさと重さとを秤にかけたらどうなんでしょうねぇ…
その辺りは、個人差が大きいでしょうから、これ以上の追究はやめておきましょう。
ただ、この図録は「買い」と断言します
そういえば、「その1」で出題していたクイズの正解を…。
まず、の答はこちらです。
鈴木其一の「群鶴図屏風」。
左隻に8羽、右隻に10羽の鶴が配されていて、合計18羽の鶴が、微妙に違ったポーズをとっています。
その鶴の様々なポーズと配置、そして、少ない色数ながら、配色の妙で、心地良いリズムが伝わってきます。
次も、鶴の絵でして、答はこちら
伊藤若冲の「群鶴図」。
なにもここまで密集しなくてもよさそうなものなのに…、と思いつつも、鶴たちの首の曲げ方が、好き勝手そうに見えて、これまた流れというか、ダイナミックさが伝わってきて、若冲さんの美的センスの鋭さが、遊び心と共に縦長の画面に満ちている気がします。
なかなかはかどりません…
「その1」で、
どこから書き始めたらよいのか、かなり迷ってしまいました。
と書いたとおりで、あいかわらず混乱がつづいているのです。
夕方から飲み始めたビールがかなり効いてきていることもあり、今夜はこの辺で…
つづき:2013/04/21 やはりプライス・コレクションは凄かった(その3)
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