新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

やはりプライス・コレクションは凄かった(その2)

2013-04-20 21:05:37 | 美術館・博物館・アート

ここしばらく、「公私ともに多忙で、なかなかブログを更新することができませんでしたが、そろそろ4月10日の記事「やはりプライス・コレクションは凄かった(その1)」のつづきを書かねば とちょいと焦り気味で、「その2」を書きます。
これというのも、あす(4月21日)のNHK 日曜美術館は、「東北に届け 生命の美 ~アメリカ人コレクター 復興への願い~」と題して、「若冲が来てくれました プライスコレクション 江戸絵画の美と生命」展を取り上げるらしいので、この番組を観る前に自分なりに振り返っておこうという次第です。

   

130420_1_02 さて、「若冲が来てくれました プライスコレクション 江戸絵画の美と生命」展、観てから早くも2週間経ってしまいましたが、今思い出しても、身震いするほど、凄い展覧会でした。

あれだけの質と量のコレクションを、じっくりと間近に、そして、人混みに揉まれることなく(さらに書け観覧料割引込みで700円)観ることができたなんて、ほんとに贅沢なひとときでした。
始めから最後まで、私は終始ニコニコしていたと思います。

Web上では、『若冲が来てくれました』というタイトルの割には若冲以外の作品が多かった」という感想も見かけますが、私としては、名前を初めて聞く作者の作品や、無銘の作品も含めて、出品作品のどれもが素晴らしく、そして、楽しく、大々満足

本気で、この展覧会だけを目的に、盛岡(5/18-7/15)福島(7/27-9/23)に出かけようかとおもっているほどです

   

ところで、仙台遠征(4/6-7)前、「若冲が来てくれました プライスコレクション 江戸絵画の美と生命」展の図録は、珍しいことにamazonでも買えると聞き、さっそくオーダーしました。

若冲が来てくれました‐プライスコレクション江戸絵画の美と生命 若冲が来てくれました
  ‐プライスコレクション江戸絵画の美と生命

価格:¥ 2,625(税込)
発売日:2013-03-01

だいたい、図録というものは大きくて重いもの。東京都内さいたま市内の美術館・博物館で図録を買っても、帰りにその重さにうんざりすることが少ないのですよ。

それが、ネット通販で買えるとなれば、今回は旅行中に展覧会を観に行くわけですから、こりゃ幸い とばかりに、仙台遠征まで1ヶ月もあるというのに、3月初旬にオーダーしたんですが、、、、、その時点では

一時的に在庫切れ;入荷時期は未定です

でした。そして、3月末になって届いたメールによると、

130420_1_03

「お届け予定日」は、

2013-04-15 - 2013-04-30

だとか…。
現物を拝見する前に図録を観るのはいかがなものかと思ってはいましたけれど、まさか、こんなに遅くなるとは、これまた別の意味で「いかがなものか」です。

それでも、この図録今週火曜日に、無事に届きました

会場の仙台市博物館で買えば2,500円(税込)だったのに対して、私が選んだamazonルートでは、1週間以上も間が開いた上に、2,625円(税込)とチト高い…
この「間(ま)」と価格差と、図録大きさと重さとをにかけたらどうなんでしょうねぇ…

その辺りは、個人差が大きいでしょうから、これ以上の追究はやめておきましょう。

ただ、この図録「買いと断言します

   

そういえば、「その1」で出題していたクイズ正解を…。

まず、の答はこちらです。

130420_1_04c

鈴木其一「群鶴図屏風」

左隻に8羽、右隻に10羽の鶴が配されていて、合計18羽の鶴が、微妙に違ったポーズをとっています。
その鶴の様々なポーズと配置、そして、少ない色数ながら、配色の妙で、心地良いリズムが伝わってきます。

も、鶴の絵でして、答はこちら

130420_1_05_2 伊藤若冲「群鶴図」

なにもここまで密集しなくてもよさそうなものなのに…、と思いつつも、鶴たちの首の曲げ方が、好き勝手そうに見えて、これまた流れというか、ダイナミックさが伝わってきて、若冲さんの美的センスの鋭さが、遊び心と共に縦長の画面に満ちている気がします。

   

なかなかはかどりません…

「その1」で、

どこから書き始めたらよいのか、かなり迷ってしまいました。

と書いたとおりで、あいかわらず混乱がつづいているのです。
夕方から飲み始めたビールがかなり効いてきていることもあり、今夜はこの辺で…

つづき:2013/04/21 やはりプライス・コレクションは凄かった(その3)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« AMラジオを聞けるようにして... | トップ | やはりプライス・コレクショ... »

コメントを投稿

美術館・博物館・アート」カテゴリの最新記事