今年の夏の帰省のことを書いた9月11日の記事「故郷の街の賑わいにうれしくなった」で、プレオープンした新・秋田県立美術館を観てきたことを書き、そして、
そんな「美術品は展示しておりません」という美術館はどんなものなのでしょうか?
そのお話はまた後日…
なんて書いたのですが、完全に放置しておりました
これじゃまずい ということで、来年秋にオープンする予定の新・秋田県立美術館のことを書きます。
上の写真は「エントランス/ギャラリー(エントランスプラザ)」で、設計コンセプトは、
エントランス/ギャラリー(エントランスプラザ)は街(再開発街区)の中心プラザ(外部空間)と美術館をつなぐ内部のプラザとして、螺旋階段を抱える三角形平面の圧倒的な高さを持った象徴的な空間としています。また、創造と発信の場であるギャラリーを、レクチャールーム(ワークショップルーム)とともに大広場に面する1Fに配置、秋田の文化を発信します。
だそうな。
見上げると、
ただ、コンクリートの打ちっ放しは「今さら」の感が強いし、館内に漂う「コンクリート臭」(これがあるために本オープンまで1年以上かかるらしい
)が無機的な雰囲気を醸し出しています。
また、「三角と平面とらせん階段」で統一されているのかと思いきや、別の階段は、
新・秋田県立美術館の内部を埋め尽くすことになる平野コレクションとの相性は大丈夫なのか、ちょいと心配してしまいます。
また、展示スペースも、常設展示に限っては、現在の秋田県立美術館(訪問記はこちら)とさほど違わない(っつうか狭い印象)気がしました。
ところで、平野コレクションの至宝っつうか、新・秋田県立美術館の目玉になる藤田嗣治の「秋田の行事」は、しっかと特別な展示スペースが設けられていました。
イメージ図から想像(危惧)していた状況よりはちょいと良いかも…
でもねぇ~… と、やはり不安と寂しさを禁じ得ない私です。