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新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

かなぁ~り遅まきながら、新・秋田県立美術館のこと

2012-10-03 21:50:57 | 美術館・博物館・アート

今年の夏の帰省のことを書いた9月11日の記事「故郷の街の賑わいにうれしくなった」で、プレオープンした新・秋田県立美術館を観てきたことを書き、そして、


そんな「美術品は展示しておりません」という美術館はどんなものなのでしょうか?
そのお話はまた後日…


なんて書いたのですが、完全に放置しておりました
これじゃまずい ということで、来年秋にオープンする予定の新・秋田県立美術館のことを書きます。


   


121003_1_01


上の写真は「エントランス/ギャラリー(エントランスプラザ)」で、設計コンセプトは、


エントランス/ギャラリー(エントランスプラザ)は街(再開発街区)の中心プラザ(外部空間)と美術館をつなぐ内部のプラザとして、螺旋階段を抱える三角形平面の圧倒的な高さを持った象徴的な空間としています。また、創造と発信の場であるギャラリーを、レクチャールーム(ワークショップルーム)とともに大広場に面する1Fに配置、秋田の文化を発信します。


だそうな。

見上げると、


121003_1_02 三角平面らせん階段が独特の空間を作り出しています。


ただ、コンクリートの打ちっ放し「今さら」の感が強いし、館内に漂う「コンクリート臭」(これがあるために本オープンまで1年以上かかるらしい)が無機的な雰囲気を醸し出しています。

また、「三角平面らせん階段」で統一されているのかと思いきや、別の階段は、


121003_1_03_2
ひたすら直線で、ますます無機的です。


新・秋田県立美術館の内部を埋め尽くすことになる平野コレクションとの相性は大丈夫なのか、ちょいと心配してしまいます。

また、展示スペースも、常設展示に限っては、現在の秋田県立美術館(訪問記はこちら)とさほど違わない(っつうか狭い印象)気がしました。


ところで、平野コレクションの至宝っつうか、新・秋田県立美術館の目玉になる藤田嗣治の「秋田の行事」は、しっかと特別な展示スペースが設けられていました。


121003_1_04


イメージ図から想像(危惧)していた状況よりはちょいと良いかも…


110818_1_10


でもねぇ~… と、やはり不安と寂しさを禁じ得ない私です。

コメント
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