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新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

2週連続かつ2日連続の東京国立博物館(その1)

2009-12-01 06:26:34 | 美術館・博物館・アート

昨日の「上野に再チャレンジ」のつづきは、東博の庭園そぞろ歩き記からスタートします。


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東博には何度も行ったことがありますが、庭園を歩くのは初めてです。もっぱら、本館1階の休憩コーナー(下の写真です。タイルの装飾がなかなかです)から眺めては、「よさげじゃのう。散策してみたいのう」と思うばかりでした。

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これというのも、年に2回、桜の季節と紅葉の季節にしか庭園が開放されていないからです。

ですが、園内にある茶室は、お茶会や句会に利用できるのだそうで、こちらはほぼ年間を通じてOKらしい。詳しくはこちらを。私は茶道も俳句もたしなみませんので、ちと縁遠いのですが、そちら方面で活動されている方にはチャンスありです

こんな茶室春草廬:しゅんそうろ、1日31,000円)とか、

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円山応挙の障壁画(複製)が楽しめるこんな茶室応挙館、1日51,000円)とか、

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池を眺められる茶室転合庵:てんごうあん、1日31,000円)で、

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お茶会なんぞ、楽しそうです。


私が出かけた一昨日は、こちら九条館:くじょうかん、1日51,000円)が使用中で、近づくことができませんでした。

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それにしても、文化財を鑑賞の対象にするだけでなく、実際に使えるのは良いことだと思います。国立博物館が独立行政法人になったことで、「営業せねば」として「苦肉の策 」なのかもしれませんが、非常によい取り組みだと、私は思います。

   

庭園を一通り散策して、「さて、『平常展』を観るか…」と庭園の出口に向かいかけたところで、こんなのを見つけました。

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鉄燈籠の根元? なんでこんなのが?と思いながら写真に撮り、帰宅してから東博のHPを見ると、説明が載っていました。曰く、


石の台に据えられた鉄製の燈籠。火袋は松皮菱を透かし、竿には雲龍文を鋳出しています。しかし、鉄製のため錆が著しく付き、昭和57年(1982)1月の台風で、竿から上が倒壊し、現在各部は別に保管しています。今は基壇だけが、そのままの状態でおかれています。銘文はありませんが、作者は名越建福(なごしけんぷく)と伝えています。建福(1819没)は茶の湯釜師として有名な江戸名越家の6代目です。


だそうです。結構最近(でもないか…)壊れたんですねぇ。

   

と、約30分かけての庭園散策を終えて、本館前に戻りました。

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いやぁ~、空が広くて気持ちいいっ

さて、、、、、と、引っ張って恐縮ですが、きょうはここまで。m(_ _)m


つづき:09/12/02 2週連続かつ2日連続の東京国立博物館(その2)

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