三日坊主日記

本を読んだり、映画を見たり、宗教を考えたり、死刑や厳罰化を危惧したり。

暑い!

2010年09月01日 | 日記
「言うまいと思えど今日の暑さかな」ではないが、「暑いですね」が挨拶代わりの毎日です。
そして、昔は30度を超すなんてめったになかったのに、という話になる。
でも、1978年の京都の夏は暑かった。
連日37度以上の日が続いて、パチンコ屋で涼もうと思ってもすぐに負けて金がなくなり、喫茶店に入ってもそう長くもいられない。
下宿にはクーラーはもちろん扇風機もないので、うちわであおぎながら寝たもんでした。
実際はどうなんだろうかと思ってネットを検索したら、気象庁のHPに「過去の気象データ検索」というのがあって、これで気温を調べることができる。
記憶というのは当てにならないもので、「過去の気象データ検索」で調べてみると、1978年の夏はたしかに暑くて、8月1日が37.8度だが、連日37度以上というわけではない。

以下、いずれも京都のデータです。
1881年からの気象データを見ると、京都では8月の日最高気温の平均は30度を超す年がほとんどである。
驚いたのが、1922年8月の日最高気温の平均は34.2度、1923年8月は34.4度。
8月の日最高気温の平均が34度以上の年は他にも、1937年、1942年、1945年、1947年(35.0度)、1951年、1964年、1965年、1967年、1978年、1984年、1985年、1990年、1994年(35.7度)、1995年(35.5度)、2000年、2006年、2007年、そして今年である。
7月の日最高気温の平均が30度以上の年も多く、34度以上の年は1942年(35.0度)、1978年、1994年、2001年、2004年、2008年。
だから、昔は30度以上なんてたまにしかなかったというのは間違いだが、年々暑くなっていることは事実である。
それにしても、大正11年や昭和17年に扇風機を持っている人は少なかっただろうに、どうやって過ごしていたんだろう。

1961年からは毎日の最高気温、最低気温がわかる。
1961年は暑い夏だったようで、8月で最高気温が30度以下の日は二日しかなく、8月18日には37.0度。
9月になっても30度以上の暑さは連日続き、10月6日は31.8度なのである。

もっとも、昔は夜になると涼しかったようで、1922年8月の日最低気温の平均が23.0度、1947年8月は22.6度だから、扇風機がなくても大丈夫。
1961年8月にしても、熱帯夜は九日だけで、日最低気温の平均は23.8度。
最低気温の月平均が25度以上なのは、1985年8月、1994年7月と8月(25.6度)、1995年8月、1998年、2006年と近年である。

そして今年8月の日最高気温の月平均は35.2度だが、日最低気温の月平均はなんと26.3度とダントツの観測史上最高。
今年は特別ならいいのだが、これが当たり前となったら、日本もインド並みになってしまう。
インドの暑さは飛ぶ鳥も落ちるそうだが、調べてみるとアグラが一番暑いようである。
5月の平均最高気温44度、平均最低気温27度。
6月の平均最高気温41度、平均最低気温29度。
なんともはやではあります。
コメント
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