パルコン旅行記

☆マイホーム建築への道のりとパルコンでの生活
(番外編を含む第1章~第5章)
☆寄り道日記

厄餅

2015-02-09 09:18:54 | ちょっと寄り道=独り言=
 日曜日の夕方、
雨の降る中、インターホンが鳴りました。
インターホンの主は、
我が家が自治会の班長をしていた時にお世話になった、町会長の奥さんでした。

この方…、
頭も良いし、性格も良くて、常識人で、ついでに字も綺麗。
綺麗といえば、容姿もスタイルも申し分なく、
女の私でさえ、「是非お嫁さんに…」と思ってしまうくらいです。

まぁ、それは良いんですが。
どうしたんだろう?…と、玄関に出てみたら、

「こんにちは。 あの~。
 この度、主人が厄年を迎えまして、厄餅を貰って頂けないでしょうか?」…と。

私はこの時、
「厄餅」…という言葉を、始めて聞きました。

「へぇ~。そういう儀式(風習?)があるんですね~
 では、遠慮なく頂きます。
 ところで、頂いた側は、何かするんでしょうか?」

「え? いえいえ、何も。」


 でも、
厄年で厄餅を配る…という事は、これは「厄のお裾わけ」?

旦那サンも
「あ~あ。そんなの貰っちゃったの?
(自分が)玄関に出なくて良かった~」…と言って笑っていたので、
やはり、同じ解釈をしていたのだと思います。


 そこで、ちょっと心配になり、
本来の意味を知りたくて検索をしてみたのですが…。
これがまた、情報が少なくて…
 
ヒットした“私の住む地域(小さな城下町のある街)の和菓子屋さん”のHPによれば、
厄年の人は、神社仏閣で厄祓いをする儀式のために、お餅を用意をします。
一般的には、自分の年齢の数分(42)+1個のお餅(1個=1合)を用意し、
厄払いの後、自分以外の親戚や友人、他人に貰ってもらいます。


…とありましたので、きっとコレなんでしょうね。
でも、神社仏閣や歳時記等、その道に精通しているであろうHPには、
「厄の分散」という行為は書いてあっても
一番知りたい「本来の意味」についての記述は見つからず…でした。

 結局、
質問サイトでのやりとりしか参考にならなかったのですが、
「厄餅=縁起物」で、「喜んで頂く物」なんだそうです。

そして、
厄年の人は、厄そのものを落としたり配ったりしているのではなく、
人にほどこし(この場合は「餅の配布」ですね)をし、
善行を行うという、「徳を積む行為」をしているとの事。
徳を積むことで、厄や災いを遠のけるという意味がある
のだそうです。


 もともと、私自身、神事に深い関心がある訳でもなく、
普通に真面目に暮らしている限り、
「バチ」とか「タタリ」に怯える筋合いも無いので、
まぁ、それほど色々思わないのですが、
「厄餅配り」は、聞いた事の無い風習だっただけに、
思いのほか深く興味を餅ました持ちました。


…とうとうパソコンまで、
「餅」と漢字変換する様になってしまいましたが、
地域ならではの、なかなか面白い風習に触れられ、
久しぶりに新鮮な気分になりました


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