パルコン旅行記

☆マイホーム建築への道のりとパルコンでの生活
(番外編を含む第1章~第5章)
☆寄り道日記

義母:サ高住退所

2024-04-08 09:43:37 | 高齢の親
 義母と義父がサ高住を退所しました。
義母は入居後しばらくして、茶飲み友だちが出来て楽しくやっていた様ですが、
たまたま食堂の「自分の席の椅子」が無かったのをきっかけに、
『誰かが嫌がらせをしている」「私は歓迎されていない」・・・となり、
それ以降、「〇〇(生家)へ帰りたい」と言うようになり、結局そちらへ。

義母は、
我が家で2ヶ月過した後、次男がコロナになったのをきっかけに、生家へ避難し、
そちらで姉(86歳)と弟(70代前半)に大事にされて1ヶ月を過しました。

その後、救急搬送されて入院していた義父が退院するのに合わせて、
義父とサ高住へ入ったのですが、
「おじいさんと一緒が良い。夫婦だから・・・」と言ってはいたものの、
想定内でしたが「不自由なおじいさん<お世話をしてくれてる姉&弟」で、
「(生家へ)帰りたい」「どうして私がこんな所に来なくてはいけないんだ」
と、愚痴ったり泣きついたり、はたまた宥められて納得したり、
そんな感じでを繰り返していた様です。

   しかし・・・
   86の姉にお世話をさせる・・・って、どうなんでしょうね。
   それぞれ家庭の歴史があるから、よそ者の私は口を挟みませんが。
   複雑ですよ。
   思考であったり、価値観であったり、世間体であったり。
   まぁ、行く側(義母)も迎える側(義母の姉&弟)もOKなら良いのですが。
   でも年齢的な事を考えると、それもいつかは限界が来るでしょうし。

生家では、
「良く来たね」「苦労したね」「心細かったね」 
と言う気持ちでお客様として1ヶ月大事にされ、楽しく過していた義母ですが、
サ高住へ入って、生家のお姉さんと弟さんもヤレヤレ・・・という感じだったのかもしれません。

最近では、義妹に
86の姉:「M子、〇〇はデイサービスは使わないの?」
(義母は「トイレも食事も着替えも出来るし、私には必要無い!」と言っている)
86の姉:「M子、ちょっと来てくれる?(最近〇〇が漏らして大変なの)」
などと、愚痴なのかHELP要請なのか、現状報告があるようですが、
義母は姉と弟に世話をさせたり、おつかいをさせたりしながら、楽しく過しているそうです。

70代前半の弟は、
どうやら義母の粗相の片付けや、姉2人のご機嫌取りや、両者の取り持ちをしているようで、
「みんなそれぞれ考えがあって、大変だわ」とこぼしていたとか。

   それでも結局、義母を囲っておきたいのでしょうね・・・

家族の歴史はわかりませんが、
・血を分けた身内なので、愛情があり可愛い
・妻であり母である妹が、18年も引き籠もり嫁ぎ先に迷惑をかけたという罪悪感
・自分の家系から、鬱や統合失調が出たと認めたくない
・鬱や統合失調ではない、元気な状態で生涯を過して欲しい
・あそこの家(義実家)に返すと、また引き籠もる恐れがある
間接的な話を聞いていると、そういった想いが根底にあるようです。

「生活の中心に置いて欲しい人」と「可愛がってお世話をしてくれる人」
という構造が成り立っている内は、もうお任せするしかないのでしょうけれど、
義母の甘え・・・、
息子(夫)と娘(義妹)の甘え・・・、
なんだかな~~~と思います。

でも一昔前の人に言わせれば、
「長男嫁が世話をしないからいけないんだ!」
「役に立たない嫁め!」となるんでしょうね。

   いやいや。
   介護は「恩と愛情」がある人が、最後の時を一緒に過すためのギフト。
   そういう深い絆のある人がやらずして、どうするの?

と、思っている私。
私の役割は、あくまで介護で動く夫のサポート。

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