現代型うつ

　夜７時…。一人の時は必ずＮＨＫニュースを見ます。
何故って、アナウンサーの武田さんが好きだから。

　ニュースの後はチャンネルはそのままに、クローズアップ現代を見ます。
昨日は、現代型うつについての特集だったのですが、
全く知らなかった事もあり、これにはかなり驚きました。

番組の内容は、
上の「現代型うつ」のリンクにあるものと、ほぼ同じでしたが、
情報を掻い摘むと
・会社や上司と関わると、鬱の症状が出る。
・それ以外の環境では至って元気で、旅行や飲み会などに出掛ける。
・特徴として「自分を責めず」、周囲のせいにして「他人を責める」。
・一般的な(？)うつ病の薬…は効かず、薬物治療が困難。

結果、うつ症状が出る為、会社は欠勤。
でも、飲み会へは行くわ、旅行にも出かけるわ…で病人と思えない状態。
おまけに、上司のせい、同僚のせい、自分に非は無い、を主張。
雇用している会社としては、この状態に納得できず、困り果てる。
…という図式です。

　今までは「鬱」と言えば“自分を責め”“体調を崩して”
家から出られなくなったり、寝込んだり、自殺を考えたり…でしたが、
最近は、この「現代型うつ」がうつ病の６割を占めているそうです。

原因は、まだハッキリしていないそうですが、
・豊かな時代に育ったため、耐える事に不慣れ。
・親を始め、人との関わりが少ないまま大人になってしまい、
　他人とのコミュニケーションが上手く取れない。
…等の事が考えられるそうです。


“本来のうつ病”に悩む人を何人か知っている私としては、
この、ある意味都合が良すぎる様な「現代型うつ」に衝撃を受け、
旦那サンに、「ねーねー　“現代型うつ”って知ってる？」
…と、得意気に聞いたら、
どうやら職場で、サラッと研修を受けている様で、とっくの昔に知っていました。…

しかし最近の世の中は、今まで無かった様な難題で一杯ですね…。