パルコン旅行記

☆マイホーム建築への道のりとパルコンでの生活
(番外編を含む第1章~第5章)
☆寄り道日記

同い年の従姉妹

2011-10-19 15:27:45 | ちょっと寄り道=独り言=
 義伯父(故実伯母の夫)が亡くなり、
先日葬儀に行って来ました。

 この夫婦の間には、
私より一カ月後に生まれた一人娘がいます。
要するに、私と同級生です。
小さい頃は、よく一緒に遊びました。

同級生の彼女(A子ちゃん)は、とても頭が良く、
手先も器用で、ピアノもお琴も手芸も、何をやらせても素晴らしく、
全て大人顔負けで、本当に天才的な子でした。

そして、小学校低学年にも関わらず、妙に大人びていて、
分かっている様な事も「A子知らない…」「A子分からない…」
…と上手にはぐらかし、子供らしく騒ぐ事も無く、余計な事は喋らず、
常に落ち着いていて、私にとっては凄く不思議な存在でした。

とにかく、本当に頭が良かったのです。
そのせいか、遊びは変わっていました。

特にインパクトがあったのは、
小さな木箱の中で、虎の巻の様に巻かれ、綺麗に並べられた紙筒…。

木箱の中には、緩衝材用の“綿”も入っていて、
手作りの虎の巻は、縦5㎝くらい…。
「これはね、嫌いな子の(悪口を書いた)替え歌」…と。

虎の巻を開いて見せてくれて、2曲ぐらい披露して貰ったのですが、
ボ~ッとした小学生だった私には、
「頭が良いと凝った遊びをするんだな…」と、とても衝撃的でした。

その後、
A子ちゃんは益々大人になり、段々勉強も忙しくなり、
とうとう会う事も無くなりました。
そして、ストレートで東大(確か文系)に合格しました。

東大の文系…、
でも、高校の先生からは
「ぜひ医学部を選択して欲しい! きっと大丈夫だから!」
…と懇願されていたらしいです。
でも、「A子、血を見るの嫌いだから、イヤ…」と断ってしまった
…という話を、伯母経由で母から聞きました。


 東京へ行ったA子ちゃんは、
すっかり都会の人になってしまい、噂もあまり聞かなくなりました。
卒業し就職してしまえば、世の中の人は、
誰しも大方同じ様な生活になるのかもしれません。
噂を聞いても、
「元気にしてるよ」「忙しく働いているよ」…といった近況だけでした。


 伯母は将来、
可愛い一人娘と一緒に、東京で暮す事を夢見ていましたが、
病気で5年ほど前に亡くなりました。

義伯父は昔から、
「人生一回キリだから、A子の思う様に生きなさい」…と、
娘の気持ちと人生を、とても大切にしていました。

 そんな両親を亡くし、
A子ちゃんは一人になってしまいました。
私にとっては、二人を亡くした悲しみと同じくらい、
一人になったA子ちゃんが悲しくて、泣けました。

そして、伯母が病床で
「菫ちゃん達(姪っ子)は、みんな良い子だけど、
 ウチのA子も良い子だから、もしもの時は力になってあげてね。」
…と言っていた事を思い出しました。

義伯父の「A子」と呼ぶ優しい声も思い出しました。


 ずっと疎遠でしたが、
この葬儀をきっかけに、私達は連絡先を交換しました。
「余計なお世話かもしれないし…」
「頭が良過ぎて、子供の頃みたいに会話が噛み合わないといけないし…」
と、連絡先を聞くのを躊躇していましたが、
思いがけず、A子ちゃんから「連絡先、交換しない?」…と。

義伯父の旅立ちは、とても悲しく、
同時に、遺された一人娘の悲しさというものを初めて身近に感じ、
切なくてたまらない葬儀でしたが、
「こうした出会いも、亡き人の導きなのかもしれない…」
葬儀場の司会者の言葉じゃないけれど、初めてそう思いました。



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年賀状・・・どうしよう

2011-10-14 10:00:32 | ちょっと寄り道=独り言=
 特にここ数年、
年月の流れが非常に早く感じられます。

先日、テレビかラジオで、
「それは、年月が早くなったのでは無く、
 年齢と共に貴方の行動が遅くなっているのですよ。」
…といった話をしていました。
要は、私がキビキビと動けなくなったのが原因?
確かに…一理ある気がします。


 さて、
10月に入ってからというもの、我が家のポストには、
郵便局からの「年賀状ハガキ申し込み」の封書が、
既に2回も投函されています。
おまけに、郵便局の窓口へ行く度に、
「年賀状のご注文はいかがですか?」…と言われます

この世代になると、いつ喪中になるか分からないので、
購入時期については少々慎重になりつつも、
例年なら11月中には購入をしていますが…。

今年は… 全くそんな気になれません。
東北の震災や、その他自然災害の被害の大きさに、
とてもとても、「年賀上♪」…という気になれないのです。

まぁ、年賀状は形式的な事であり、
別にHAPPYを前面に出す必要がある…という訳ではありませんが、
喪中扱いにはならないにしても、
「親戚が…」「友達が…」「実家が…」という悲しい経験をした人に、
年賀状を差し上げるのは、酷な気がしてしまうのです。


 ある友達は、
「福島原発が爆発した時“日本は終わりだ”と思った」
…と話していましたが、
そのくらい、ショックを受けている日本の中で、
一体どのくらいの人が、例年の様に・積極的に・
年賀状を購入して出すのだろう…と、一瞬考えてしまいます。

きっと我が家も、例年通りに購入をして出すのでしょうけれど、
その表題は形式的にでも喜ばしい言葉を書くべきか…
正直、何を書いて良いのか、今は全く思い浮かびません。







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コピーちるどれん

2011-10-11 15:21:01 | ちょっと寄り道=独り言=
 甥っ子2号の悪ガキ振りには、伯母である私もハラハラ…です。

近所のオジサン・オバサンに、
「あら、お兄ちゃん可愛いね~。握手しようか」と声を掛けられるも、
   「握手しようかじゃないわぁ

公園で、よその子が、「(遊具)代わってよ!」と言っても、
   「代わらない
「ねー、代わってよ!」
   「代わってよじゃないわぁ」 そして、ドツク…

妹(ママ)は、あっちでもこっちでも~~~らしいです。


 だけど…

「~じゃないわぁ」の表現を思い浮かべると、
私の中では、2号より、妹(ママ)とリンクしてしまうのです。

妹の性格上、
「はぁ? ゴメンじゃないわ
「『イヤ!』じゃないでしょ
「『やって!』じゃないわ
…といった類の言葉をつぶやいて過ごしているのが、
私にはリアルに目に浮かぶのです。

 たぶん…

「~じゃないわ」は、妹(ママ)の真似。
バッサリ切る“あの口調”は、絶対にそう。

   子供って、親の言動を見ていますよね…
   なのに、親は気付いていない…。


 2号とはタイプが違いますが、1号にもその傾向はあります。

1号は、留守番に来てくれているお婆ちゃん(義弟母)に
「お婆ちゃん、暇だったら草むしり しといて」
「お婆ちゃん、洗濯機止まったら干しといてくれる?」
…と、小姑みたいな事を、サラリと言うそうです。

   コレは、妹が義弟に言う言葉…そのもの

まぁ幸い、お婆ちゃんは出来た人なので、
孫の発する言葉を、笑って聞いているそうですが、
孫の印象については、
「1号は細かい…。2号は強情…。」と、口にするそうです。

   …ホントにその通り…


 さてさて、この二人…、
この先、どんな大人に成長することやら…。

教育によって失われる個性を思えば、
もしかしたら、今が一番面白い年代なのかもしれませんが…



写真は、トイレトレーニング中の甥っ子2号。(7月上旬)
レースのカーテンでお尻を拭くしぐさをする…悪ガキ



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