パルコン旅行記

☆マイホーム建築への道のりとパルコンでの生活
(番外編を含む第1章~第5章)
☆寄り道日記

廃炉の先には、核廃棄物

2011-12-22 14:55:58 | ちょっと寄り道=独り言=
 福島第一原発を廃炉にするには40年掛るそうですね。

その頃まで、生きているかな…私…。
この事件に携わった人も、40年後なら引退されている事でしょう…。

誰も責任を持って見届ける事の無いまま、
「良きに計らえ」で後世へ引き継ぐ…。

   負の遺産、そのものですね。


 震災に遭遇した日本にとって、核廃棄物の問題は、
うやむやだった以前より、ずっと身近な物になりました。

夏頃だったでしょうか。
世界に先駆け、フィンランドで「核の最終処分場」を建設中…
という報道だったか、ドキュメンタリーだったか をTVで見ました。
(もしかしたら、ドキュメンタリー映画の宣伝だったかもしれません)
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/110216.html

廃棄物が出す放射線が、生物にとって安全なレベルに下がるまで、
少なくとも10万年かかる。
それによる、人口の完全封鎖。

これを、どのように未来に伝えて行けば良いのか…
・未来の人(生物)は、現代文字が読めるか?
・絵で表現すれば分かってくれるか?
・頑丈な施設は永遠に壊れないか?
…そういった問題が、大きく取り上げられていました。


 北欧の話…と思っていたら、
日本にも、「地層研究センター」という名目で、
この様な施設が作られている事を、先日報道で知りました。
(ミヤネ屋だったかな?)

場所は、2か所。
北海道幌延町
岐阜県瑞浪市

番組では、
フランスで建設が進められている最終処分場を紹介した上で、
瑞浪市の施設(地下300mまで掘り進められている)に、
焦点を当てていましたが、かなり気味の悪い施設でした。

番組的には、
フランス施設の建設は、乾燥していて順調でしたが、
瑞浪の研究施設(?)は、地下から水が湧き上がる地質で、
この「水」の問題は、とても深刻でした。
核廃棄物が、地下水に浸かり、溶けだすと、
岐阜や愛知の水源である「庄内川」が汚染され、
人が住めなくなるというのです。

 それでも、500mを目指して、どんどん掘り進められる施設…。

瑞浪市は、
「ここは最終処分場にしない」という契約の基に、
この「研究所」を受け入れたそうですが、
あの“交付金”も入っているらしく、
正直、「ココもか…」という印象です。

チェルノブイリ事故の時、事故処理に立ち会った方で、
福島の原発問題にも携わっている…(誰だっけ?)
眼鏡を掛けて、ちょっと白髪のおじいちゃん…の話では、
「この研究は30年を要し、30年掛けて作った物を手放して、
 別の場所に新しく施設を作るというのは、あまり現実的では無い。
 ここが最終処分場になる可能性は、充分考えられる。」
との事でした。
 

 知らないだけで、
こんな身近な所に、恐ろしい施設が建設されているなんて…。
日本も「フィンランドの話」…なんて、
呑気な事を言ってる場合じゃ無いですね。



効いた念仏

2011-12-16 13:25:12 | ちょっと寄り道=独り言=
 今年も、忘年会シーズンがやって来ました。
旦那サンの会社(部署)は、今日が忘年会です。
(他に、グループだの仲間内だの…の忘年会もあります

 
 旦那サンは、携帯に電話をしても、ちっとも出ません。
留守電に切り替わるならまだマシですが、
電源すら入れていない事があります。
(え? 怪しい…って?)

 去年の忘年会の時(正確には二次会後)は、
「〇〇駅に迎えに来て」と言われて行ったのに、
そこに旦那サンの姿は無く、その上連絡も取れず、本当に困りました。

散々車でウロウロした挙句、やっと連絡が取れ、
「何処にいるの?」…と聞くと、
馴染みの無い店に連れて行かれた上に、完全に酔っ払っていて、
「分からない~」…と言います。

   誰がこんなに飲ませたんじゃ
   (勝手に飲んだんだろうけど)

年末=宴会シーズン…のせいか、
駅周辺では、何度もパトカーとすれ違いました。
もしかしたら、マークされていたのかもしれません。
車で待機する場所も無く、ウロウロする私は、
完全に「怪しい車」でしたから。

「私はどうしたら良いの?
 迎えに行く場所も分からないし、
 お開きがいつかも分からないなら、もう帰るから
「分かりました~。タクシーで帰ります~

 
 ブリブリ怒りながら、来た道を帰って行く途中、
あれほど繋がらなかった電話が、高らかに鳴り始めました。
出ると、旦那サンの部下でした。

「今どこですか?」
「帰っている途中で、〇〇町のロッテリアの交差点ですけどっ」
「ソレどこですか?」
「(分からんなら聞くな!)駅から10分近く走った所!」
「太郎さんを迎えに来て下さい」
「は?今更? もう帰ってるんですけどっ」
「もう店を出たんで…(僕たちを解放して)」
「(店出たって、どこの店だよ)」
「〇〇(←店の名前)って所まで、迎えに来て下さい」
「は?それどこ? そんな店知らん!
…と、終いに私、この部下にキレてしまいました。

だってさ、
何でアンタが私に「迎えに来い」って指図する訳?
それに、せっかく迎えに行ったのに、
散々待たされ帰るハメ、になった私の怒りは、
一体どうすれば良い訳?
可愛そうだったけど、本当にムカついた


結局、迎えに行ったのですが、そこで更に愚図愚図~。
別れの挨拶なのか、行動の定まらないただの酔っ払いなのか、
車に乗り込む気配が無かったので、ドアを開けたまま走り出したら、
やっと乗りこんで来て…。

そんな事があって、
私は、すっかり「恐ろしい奥さん」になってしまいました。


 この様な“去年”を思い出し、
今年は二次会に行かない様、
 「止めておきなさい」
 「みんな結婚したし、子供も出来たんだし、迷惑だよ」
 「いつも一緒に飲んでるじゃん」
 「二次会に行かなくても済む様、一次会で話しておいで」
 「タクシー代、1万円掛るよ」
 「雪が降るらしいよ」
 「二次会は、アタシが付き合ってあげるから」
…等々、耳元で唱え続けたら、
今朝になって、「二次会は行かずに帰って来る」と言い出しました。
   あ~~~ら、びっくり

今年は、去年の様な事は無さそうです。



井の中の蛙、関西弁を聞く

2011-12-02 19:41:46 | ちょっと寄り道=お出掛け日記=
 他県へ行って、独りで過ごした事の無い私…。
(独りで出向いて、現地で友達と合流…というのは、何度かある)


 事情があって、
時々、独りで神戸へ出向いているのですが、
その度に、不思議な世界に迷い込んだ様な気分になります。

それはズバリ、
「みんなが関西弁を話してる」という現実です。


 誰かと一緒にいる時は、
その人と、名古屋弁なり標準語と変わらない言葉なりで会話をしている為、
現地の人の言葉に対して、それほど不思議な感覚は無かったのに、
独りで神戸に居ると、当然ながら、世間の言葉は「全て関西弁」なのです。

食堂のおじチャンやおばチャンも
(関西では「チャン」で呼ばないといけないイメージがある)、
デパートのお姉さんも、行き交う人の会話も、
みんなみんな「関西弁」。

 私としては、自分が他県へ来ている事を認識しきれず、
「みんな…関西弁なんか話して、一体どうしちゃったの~?」
…と、混乱しっぱなし。   

  景色は日本そのものなのに、言葉が違う…(でも理解は出来る)。

…ちょっと違うかもしれないけれど(いや全く違うだろうけど)、
江戸時代にタイムスリップした仁先生は、こんな気持ちだったのだろう…
と、妙に想いを馳せてしまう私


それにしても、

 関西弁と言えば~、
きついイメージしかなかったけれど、
意外と優しい響きで驚いた(これはもしかして神戸限定か?)。
特に、女性の会話はソフトで上品で、学びたいくらいだった。

 関西弁と言えば~、
関西人でもないのに、カッコ付けて関西弁を使う人なんかがたまに居て、
いけ好かない奴だな…というイメージが強かったが、
いけ好かないのはソイツだけだ…という事が分かった。


 知らない土地の独り旅は、微妙に怖いし緊張しますが、
怠けている五感が不意に働き出し、なかなか面白いかも。
…と、少しだけ思う今日この頃です。