パルコン旅行記

☆マイホーム建築への道のりとパルコンでの生活
(番外編を含む第1章~第5章)
☆寄り道日記

「言葉」という道具

2016-04-28 16:07:48 | Hello, a son ~ Hello, my sons
 体格は良いですが、
何かにつけ、出来るようになるのが遅めの長男リロ…。

それでも成長は目覚ましく、日々驚かされます。

中でも“人間”にしか使えない「言葉」は、
その“人間”らしい成長を垣間見ることが出来ます。

 2歳になる頃…、
保育園へ迎えに行くと、帰り仕度をする私に寄りかかり、
「どーなつ たべた」「せんせいに むーらった(貰った)」と、
顔を突き出す様な、顎を上げる様な、仕草で教えてくれました。
それは初めての「報告」で、しかも具体的だったのには驚きました。

 翌月には、
何かの拍子に、「もうすぐ おにいちゃん」と言う様になりました。
「もうすぐお兄ちゃん」…と言うより、「とっくに(3か月前から)お兄ちゃん」ですが

家族の中では、「(お腹に)赤ちゃんが居るんだよ」とは言っても、
「お兄ちゃんになるんだよ」とは言った事がありませんでしたので、
おそらく弟のルーが生まれる前に、先生方から「もうすぐお兄ちゃんね」…と、
何度となく言われていたのでしょう。

その言葉を言える様になった今、思い出した様に言う息子を見て、
「言葉を話さない=聞いていない=分かっていない」…という訳ではないと、強く思いました。

 その翌月には、
昼食に前日の残り物を出すと、「これ きのうもたべたね」…と言い出し、びっくり。

それまでは、「昨日も食べたし、もう食べたくない」…という仕草を見せる事はあっても、
言葉で伝えて来る事はありませんでしたが、
この頃から、感じた事や思った事を、言葉にする様になりました。


 リロが言葉を話す様になったのは、決して速くは無いと思います。
1歳半の検診時は、ワンワンとかブーブーとか、そんな単語すら危うかったくらいです。

でも、今となっては、喋る喋る…。
保育園のお友達や、大好きな「チャギントン」から言葉を得ている様で、
家で話さないような言葉や、お姉ちゃん言葉(?)をはじめ、
良く覚えているなぁ…という様な事を、ジャンジャン話すリロです。



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くじら教室

2016-04-04 07:18:34 | Hello, a son ~ Hello, my sons
 先日、2か月遅れて長男リロの「2歳児検診」を受けに行って来ました。

検診項目は、身長体重測定・歯科検診・歯磨き指導・個人面談(?)。


 この日のリロは、私が4か月の次男を抱っこしているのを良い事に、
自由気ままに歩きまわるわ、あちこち走るわ…。

もう少し世の中の危険を知って欲しいし、慎重になって欲しいのですが、
広い所に来ると、いつもこうなんですよね…。
そして時折、親の姿を確認し、保健センター内の徘徊を楽しんでいました。

なのに、いよいよ順番が回って来たら、もう大変。
身体測定は全裸で行うのですが、その時点から既に嫌がり始め、
ギャンギャン泣いて身を捩って暴れ、体重測定を拒否しました。
(他のお子さんは泣いてはいましたが、されるがまま…でした)

当然、歯科検診と歯磨き指導もギャン泣き。

やっと個人面談になったと思ったら、
保健師さんの語り掛けや質問に全く興味を示さず、さっさと逃げて行きました。

 
 そんな様子を見て、保健師さんは言いました。
「落ち着きがないよね」「じっとしていられないよね」
「突進するのね(アンケートの「困っている事」の欄に「親に突進してくる」と書きました)」
「幼稚園に入ってそういう事をすると、お友達に怪我をさせて危ないよね」
「次の春からはリロちゃんも幼稚園に行くわけだから、もう少し色んな事に慣れておかないとね」
そして、「くじら教室」のお誘いを受けました。
(この時は、「くじら教室は選ばれし者が行くところ」かどうか、はっきり分かりませんでした)

それに対し、
私の入院~産前産後までの7か月ほど、一時保育と普通保育に通っていた事を説明し、
・保育園では「穏やかに過ごしている」と聞いていた事
・お友達に危害を加えた話は聞いていない事(むしろ何度か噛まれて帰ってきた)、
・目立って手が掛かる訳ではなさそうだった事、
を話しましたが、その反応から「あまり信用されていないのかも」…という印象でした。

確かに、
「親」は自分の子供に対する「変な思い込み」が、ある程度はあります。
「そんなはずないわよ! ウチの子は良い子よ! 優秀よ!」…と、
指摘や現実を受け入れられない人も居るでしょう。
そんな事を考えながら、「その類の親と思われているんだろうな」…と理解はしました。

と同時に、リロは確かに、生まれた時から“育て難い子”でしたし、
やっぱりおかしいのかな…とも思いました。


 リロ…
やんちゃ苦茶で、気難しい一面もあり、本当に手が掛かるのよ…。
こう言い切ると「初めての子育てで分かる訳ない」…と言われると思いますが、
初めての子であろうと、周りを見ていれば“他のお子さんより難しい子”であることは分かります。

ただ、多動は多動ですが、リロを見ていて、
何かが欠落しているとは思えないし、
空気が読めないとも思えないし、
会話は成立するし、
無反応で、ちゃんと聞いているかどうか分からない様な事も、後で口にしているし、
発達障害を疑うには、もう少し時間がかかるというか、ボーダーというか…。

後日、子育て支援センターの先生(小さい頃からお世話になっていた先生がたまたまいた)に、
「くじら教室に誘われたんですけど、あれって2歳児全員が誘われる訳ではないですよね?」と伺うと、
「え?リロちゃん誘われたの? …見ていてそんな風には見えないけどね…。
 うん。誰もが誘われる所ではないですね。 …え? 声掛かったの?」と言われました。


 まぁ、親として多少ショックでした。

でも逆に、少し子育ての苦労が軽減できるというか、
この教室は、「保健師・看護師・助産師・臨床心理士・保育士・(児童厚生員)」など、
専門分野のスタッフが充実しているので、色んな方面から分析して頂けそうで、嬉しくもあり…。
実は、子育てはさておき、個人的に興味がある分野だったり…。
ショックな中にあってもポジティブなので、「出掛ける所が増えた♪」と思ってみたり…。

同時に、保育園にも
「こんな事があり、発達と入園後が心配なので、観察と指導(親を含む)をして頂けませんか?」
と、週一程度の保育をお願いしてみたり…。


 そんな事があり、
思いがけずこの春から、来年度の入園に備え動き出す事になりました。



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