ウチの団地には、薪を積んである家が、ちらほらある。
いえいえ・・決して、白川郷の様な風情ある集落じゃございませんよ。
むしろ、最近の普通の家。
・・でもないか。
たま~に、ログハウスとか、土間があるかもしれなさそうな家とか、道の駅みたいな家とか、ピロティーのある家とか、アメリカンな家とか・・もあるな。
この場合は、おそらく“最先端の住宅”だと思うけどさ。
ま、とにかく、普通のお宅の庭の隅っこに、薪が積んである。
薪といえば、お風呂でしょ? キッパリ
両親の実家(すなわち祖父母の家)は、薪風呂だった。
揖斐郡の父の実家は、五右衛門風呂だった。
五右衛門風呂・・知ってる?
フタであり、底でもある板が浮いていて、入る時はそれに乗って沈んでいく。
・・実は、それだけしか知らないけど。
中津川の母の実家は、檜風呂だった。
味噌工場の味噌樽の、小さいバージョンみたいなお風呂。
コレが深くてさ・・、座ると溺れるから、しゃがんで入ってた。
それから、浴室に入って左には、土間へ通じる小窓があって、
そこから、
「湯加減どう?」
「有難う。温かくて丁度良いに。」
なんてやりとりしながら、下で薪くべてくれるんだよね・・・。
なつかし~
で、てっきりお風呂だと思っていたんだけど、
な・な・なんと、実は「薪ストーブ」だったらしい。
最近、流行っているんですね・・・?
よく見ると煙突っぽい配管(?)もあるし・・・。
確かに、20年前に出来た実家がある団地にも、煙突のある家がいくつかあった。
そっちの場合は、サンタが入って来れそうな洒落た形の煙突で、ほとんどがダミーなんだけど、た~まに本物の薪ストーブがあった。
でも、どこも薪臭くなかったし、薪自体が置かれていなかった。
建売だった頃、見て廻った限りは、インテリアだとさえ思っていた。
さて、どうしてクドクドと薪に拘るか・・と言うと、
ココの団地には、最近流行の掲示板があって、連絡事項や要望なんかが書き込まれているのだが、
「薪ストーブのけむりの臭いが洗濯物や布団に付く。使うなとは言わないが気を使って欲しい。」
といった内容の書き込みがあった(らしい)のだ。
向こう三軒両隣では、薪のある家はないが、近隣のお宅はそういう事もあるのかな・・・。
確かに、天気の悪い日。特に朝シャッターを上げる時などは、乾燥した木が燃えた臭いが漂ってくる。
おそらく、こういう感じなんでしょうな。
色んな人が住む団地には、薪ストーブはキビしい?
でも、私としては、薪ストーブに興味津々。
ひと昔前なら「木を燃やすなんて自然破壊だ!」なんて騒がれそうだけど、遭難しかけた登山(旅日記に記載)を思い出すと、やっぱり山の手入れは大切で、その為の木の間引きや剪定は、必要だと思うわけで、売り物にならないなら、燃料としての活用をすべき・・と考える。
・・・でも、そういう木に限って活用される事は無く、薪なんかも輸入されているんだろうけどさ。
なんか、変だよね?
焚き木を拾える環境だったら良いのにね・・・。
ま、パルコンに薪ストーブ・・は、危険すぎて無理だろうけど。