あれから６年、今日はかつおの日。

６年前のこの日、大事な家族だった愛犬小太郎が逝きました。

犬という生き物は本当に健気でたくましい生きもの。
溶血性貧血という重い病気で、大好きな散歩もふらふらで行けなくなってしまっても
最後の日までちゃんと食べて、遊び慣れた庭で小太郎父母に支えられて最後の用を足してから逝きました。
本当にえらかったね。
オットと２人、今でも「犬とはいえ、あの生きざまは尊敬するね。」と話します。

病気の正体がわかったのは春早い頃。
時期にかつおの季節を迎えたのですが、鰹にはタウリンという滋養強壮の栄養がたっぷり。
しかも血合いの部分には造血作用があるという。
そんなわけで、その年は生の初鰹を見るたびに手に入れ、いろんな風にしてコタに食べさせました。
同時に私達も鰹を食べる機会がとても多かったこともあり、
毎年コタの命日には、鰹を食べてありし日の小太郎の話を２人でするのです。

＜鰹のユッケ・鰹のカレー竜田揚げ・大根と油揚げのあっさり煮・豆もやしのナムル・おにぎり＞
　　　　　　　　　

●カツオのユッケ
地元産の生の鰹の背身を手に入れたので、小さく２品作りました。
まずはおなじみのユッケ♪
辛味のアクセントには今まで豆板醤を添えていましたが、今日は生七味を。
　　　　　※作り方はこちら　→　『深浦産の初鰹でユッケ♪』
　　　　　　　　

●鰹のカレー竜田揚げ
尾に近いちょっと筋張った部分を切り分けて、カレー味の竜田揚げ。
醤油・酒・生姜しぼり汁にカレー粉少々を加え、一口サイズに切った鰹を１時間ほど漬け込みます。
あとは汁けを拭き取り、片栗粉をまぶして揚げただけ～。
　　　　　　　　

鰹料理２品に合わせて、今日はお気に入りの銘柄である和歌山の酒・雑賀(さいか）を開封。
以前に手に入れたものですが、一度飲むタイミングを逸してから
「いつ飲もうか？」とずっと様子を見ながら随分と時間が過ぎてしまいました。
　　　　　　　　
スッキリと辛めの飲み口は、かつお料理との相性もばっちり。
「コタちゃんを偲んでもうちょっとだけお燗つける？」だなんて、オットもうまいなぁ～。


●大根と油揚げのあっさり煮
久万高原町で手に入れた朝掘り大根を今日は軽めの味に煮込んでいただきます。
冬場はこっくりと濃いめの色や味が嬉しいですが、今くらいからの時期の煮物は軽めがいいよねぇ。
　　　　　　　　

●豆もやしのナムル
　　　　　　　　

　

そして、明日はロックの日！
・・・ではありますが～、オットと小太郎の結婚記念日です♪
　　（ ２００６年 ・ ２００７年 ・ ２００８年 ・ ２００９年 ・ ２０１０年 ）
るちさんご夫婦とは同じ日。
もぐぱくさんとは確か一日違いだっけ？絵留萌さんも近かったよね～。

９６年のその日はちょうど四国梅雨入りの日。
しとしとと雨の降る中、たくさんの方達にお祝いに来てもらえて嬉しかった。

久しぶりに会った友人と夜を徹して飲んだ足でやってきたオットには切れそうになりましたが、
そんなことも予期して持参してたリゲインを飲ませたんだよね。

たくさんの人に祝ってもらえたことが嬉しくてすっかりご機嫌だった小太郎は、すっかりリラックス。
「お姉ちゃん、そんなにリラックスしとったら何回目なん？って言われるよ。」なんて母に耳打ちされたほど。

ひとつひとつが今も色あせず懐かしいなぁ。
そうそう、３０で嫁いだ小太郎に「よぉ頑張ってピンク着たね～」とニクタラシイことを言ってくれた元同僚。
一生に一度きりのピンクでした♪



しか～しっ！
明日の結婚記念日はくしくも休肝日。
ちょうど一週間前の休肝日は返上してビアガーデンに行ったことだし・・・ってわけで、
記念日当日に自宅でごちそうを♪という恒例を今年は一日ずらして外食することに。
翌日は土曜日だしね。
ゆっくり食べて飲んで楽しんでこようと思ってます。