オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

今日聴いたCD 1月20日

2012年01月20日 16時38分42秒 | 今日、聴いたCD
①ブラームス 「アルト・ラプソディ」 クリスタ・ルートヴィッヒ(MS)オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団、合唱団(1962年録音 EMI盤)
②マーラー 交響曲「大地の歌」カスリーン・フェリアー(アルト)ユリウス・パツァーク(テノール)ブルーノ・ワルター指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1952年録音 デッカ盤)
③グラズノフ 交響曲第3番ニ長調、演奏会用ワルツ第1番、第2番 ワレリー・ポリャンスキー指揮ロシア国立交響楽団(2000年録音 BRILLANT CLASSICS)

ブラームスの音楽を理解するには長い時の流れが必要らしい。それも正解でしょう。しかし、ブラームスに関しては私は年齢を重ねるごとに迷いばかりである。最悪ですね。
しかし、今日、聴いた「アルト・ラプソディ」は、そんな最悪?のブラームスの聴き手である私が聴いても、我が家のスピーカーから最高のブラームスが鳴り響いたと信じています。

今年はブルーノ・ワルター没後50年の節目の年です。命日は2月17日。
私のワルターへの思いは「ブルーノ・ワルターとの出会い」のカテゴリーをご参考下さい。私自身、ワルターに関しては、けっして中途半端な聴き手ではないと固く思っています。
ワルターは晩年のコロンビア交響楽団との録音の印象から、何か温厚なイメージが強いようですが、はたして、どうでしょうか?私自身は、そんなイメージをワルターに持っていません。
あの穏やかな表情の下に、真の大指揮者が持つ厳しさ、寂しさを見る事が出来ます。だからこそ、あの時代、フルトヴェングラーやトスカニーニと人気、実力を二分出来たのでしょう。
私は幸運にも条件の悪いライブ録音ですがベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」と歌劇「フィデリオ」全曲のCDを手にしています。単に温厚な指揮者が、あそこまで突き詰めたベートーヴェンの演奏が出来るでしょうか?これらは、私の持っているワルターのCDの中で最上位のものです。このCDのお蔭で私は真のワルターの実像を捉えることが出来たと思っています。
ですからワルター得意のモーツァルトの録音も晩年のコロンビア交響楽団の録音よりもニューヨークフィルとの録音の方が好きですね。コロンビア交響楽団の録音だけ聴いていたら何ともないのかもしれませんが、ニューヨークフィルとの録音を聴きこんでいたら、音楽の造形の大きさ、演奏の覇気などでコロンビア交響楽団の演奏が、どうしても、ゆるく聴こえます。ただ、このゆるさに魅力を感じる方が多いのかもしれません。なお私はコロンビア交響楽団との録音を、けっして否定はしていませんので誤解のないように!
さて「大地の歌」のデッカ盤。名盤中の名盤と言われている録音なので、何もコメントすることはありません。

最後にグラズノフの作品を聴く。
演奏会用ワルツは、ワルツの持つ華やかさの中から聴こえる、何とも言えない、いじらしさ。
特に演奏会用ワルツ第1番と第2番は「私だけの名曲」です。