オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

N響の「大地の歌」

2012年01月08日 21時49分08秒 | NHK交響楽団
毎週日曜のお楽しみは、NHK・BSで早朝に放送されるNHK交響楽団の定期公演の演奏会の放送の録画を仕事を終えて、酒をを飲みながら見る事。
本日の放送は昨年11月の定期演奏会から、ワシーリ・シナイスキーの指揮でマーラーの交響曲第10番から「アダージョ」と交響曲「大地の歌」というマーラーの晩年の傑作を並べたプログラム。
やはりお目当ては「大地の歌」
交響曲作曲家としてのマーラーと歌曲の作曲家としてのマーラーが融合したマーラーの最高傑作。
私が初めて聴いたマーラーの作品が「大地の歌」でした。
初めて第1楽章の冒頭を聴いた時の衝撃は今も忘れはしない。高校1年生の時だった。詩の意味は当時、まだ分からなかったが、この作品の持つ尋常でない雰囲気は掴むことが出来ました。
本日、映像で見ると、オーケストラの編成、楽器の生かし方など、この作品のユニークさが手に取るように分かって面白かった。
そして、何と言ってもアルトのクラウディア・マーンケの歌の素晴らしさ!
「大地の歌」の核心と言うべき最終楽章の「告別」の素晴らしさは言葉に言い表わせないものがありました。
声の艶、そして詩の表現力!言う事、なし!
そして舞台姿も美しい。
彼女の独唱を聴いていて、往年のドイツの名歌手、クリスタ・ルートヴィッヒを思い出しました。ルートヴィッヒの後継者と言っていいでしょう。
次の公休日にはディーリアスの作品を聴くつもりでしたが、ルートヴィッヒの歌うドイツ歌曲が聴きたくなってきた。
今日はクラウディア・マーンケという素晴らしい歌手を知ることが出来て本当に幸せでした。

「生は暗く、死も暗い」

「永遠(とわ)に・・・、永遠に・・・」