オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

今日聴いたCD,1月25日

2012年01月25日 17時21分41秒 | 今日、聴いたCD
①マーラー   交響曲第1番ニ長調「巨人」 ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団(1961年録音 ソニー・クラシカル盤)
②シューベルト 交響曲第8番ロ短調「未完成」ブルーノ・ワルター指揮ニューヨーク・フィルハーモニック(1958年録音 ソニー・クラシカル盤)
③モーツァルト 交響曲第29番イ長調 
 R・シュトラウス 交響詩「ドン・ファン」カール・ベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1977年3月東京文化会館でのライブ録音 TDK盤)

今日は久し振りにワルターの定評のある名盤を聴く。何かワルターが目の前で作品の素晴らしさを私に語ってくれているような気がした。
「巨人」の第3楽章の冒頭のコントラバスのたどたどしい演奏を聴くと、やはり、こうでないと強く思う。最近の演奏はスマート過ぎるような気がする。「巨人」の録音はバーンスタインなど定評のある録音が多いが、やっぱりワルター。
ワルターの死の前年、84歳の時の録音だが、聴き直してみて演奏の瑞々しさに驚かされる。詩情あふれ、夢を見ているような気分である。ワルターの演奏を聴くと、他の演奏はオーケストラを鳴らすだけの騒々しいだけである。
「未完成」もやっぱりワルター。特に第2楽章は、はかないくらい美しい。

ワルターの演奏で2曲聴いたあとベームの東京でのライブ録音を聴く。
交響曲第29番は私の1番好きなモーツァルトの交響曲です。モーツァルト18歳の時の作品。
私には夕映えのような美しさを感じる作品。こんな素晴らしい作品を、モーツァルトは、たった18歳で書き上げたとは!
ベームには、ベルリンフィルとのスタジオ録音がありますが、やはりウィーンフィルとのライブ録音の魅了には勝てません。
晩年にさしかかったベームがモーツァルト18歳の作品を愛おしむような演奏。そしてウィーンフィルの魅力。
交響詩「ドン・ファン」も、他の指揮者で聴くと、にぎやかになりがちな演奏になりますが、ベームの手にかかると、はかなさを感じさせるものがあり、曲の美しさが迫って来ます。




今晩はCSのJスポーツ4でフィギュアスケートのカナダ選手権のエキシビションの放送があり楽しみです。
いよいよ欧州選手権、全米選手権が始まります。
忙しくなって来ました。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご無沙汰しています。 (kazuma)
2012-01-29 17:16:33
オペラファンさまへ~

本当にお久しぶりですね。お元気ですか? 今回はワルターのマーラーですね。この第1番の演奏は、正にマーラー演奏の原点とも言うべき名演で、僕にとってはベスト1ですね!端正典雅で歌心と詩情に溢れ~、第1番に関してはワルターの右に出る指揮者はいないと思いますよ。

次に僕が好きでよく聞くのが、モノーラルですが~ニューヨークフィルを振って録音した、マーラーの第4番です。これもメルヘンと詩情に溢れて、デジ・ハルバンの独唱も涼やかで清純そのもの~。この演奏を聞かずして、第4番を語るなかれ!と言いたいですね。

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ワルターの「巨人」 (オペラファン)
2012-01-29 23:15:39
kazuma様へ

こちらこそ、お久しぶりです。お元気で何よりです。
さてワルター指揮コロンビア響の「巨人」は私もベスト1です。
バーンスタインの録音も定評がありますが、ワルターの演奏を聴くと、何か騒々しく聞こえます。

4番はウィーンフィルとのライブ録音もあり、名盤揃いでワルターファンの私にとって、なくてはならぬ録音ばかりです。
今年はワルター没後50年ですが、ますますワルターに傾倒しそうです。
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