居酒屋日記

Takeshi ORION Nishimori

Aサインデイズ

2022年01月21日 | エンタメ

昔いつも家に遊びに来ていた父の高校時代の友人の利根川裕さん。実は作家で出版したばかりの著書『喜屋武マリーの青春』をプレゼントしてくれた。わたしがロックを演っているのを知っていたようだ。
この当時(1986年)はすでに沖縄は日本だったし、ベトナム戦争もとっくに終わっていた時代。好きだった紫も解散〜再結成した少し後だった。実は沖縄のロック事情って全く知らなくて、この本によって1970年頃の混沌とした沖縄の空気を知り、そこで生まれたバンドの音を改めて聞き直したほど。
遅ればせながら、この著書元に制作されたという映画「Aサインデイズ」を初めて見ました。まさに当時の空気を体験したと思われる制作陣の熱量が強く最初は入り込めなかったけれど、結局引きずられるように最後まで観てしまった。もしこの時代に沖縄に居たら、生きていられなかったかも…ってマジで思った。しかし主役を演じた中川安奈さんが若くして鬼籍に入られたというのが何だか切ない。