居酒屋日記

Takeshi ORION Nishimori

ミンミンゼミ

2012年08月23日 | 季節・自然


家の前の木にとまっていたミンミンゼミ。
今が盛りのように鳴いてます。
東京ではコイツとアブラゼミが2大勢力ですね。

子供の頃はセミやカブトムシを捕るのが大好きで、
夏休みは毎日外を走り回っていました。
しかし、幼少期を過ごした千葉県の常盤平では
昼間の間はアブラゼミの独り舞台でした。
朝夕の薄暗い時間になると、ヒグラシが物悲しげに鳴くだけ。

常盤平の子供たちにとってミンミンゼミは憧れでした。
たまに声を聞くと、子供たちはこぞって声の方角を目指します。
たいていは木の高いところで鳴いているので姿も拝めません。
ミンミンゼミを捕獲したら、まさにヒーローでした。

茶色で汚いアブラゼミと違って、
ミンミンゼミは透き通った羽が優雅でかっこ良かった!
ツクツクボウシやヒグラシも透明の羽ですが、小振りですから。
10年暮らしていて、捕獲できたのは1回きり。
それも飛ぶ力の無くなった寿命を迎えたメスでした。

中学2年の時に東京に転校して驚きましたよ。
千葉とは隣なのに、夏はミンミンゼミの大合唱ですから。
こんなに近い地域でもセミの分布勢力が異なるとは!
そのかわり、東京でヒグラシの声を聞く事は皆無に近いですね。

手の届くところにミンミンゼミを見つけて、
40年以上も前の子供の頃の夏の日を思い出してしまいました。