居酒屋日記

Takeshi ORION Nishimori

吉祥寺 いせや

2006年09月19日 | 外食・弁当


吉祥寺の老舗の焼き鳥屋のいせや本店が
今月の25日の営業を最後に閉店します。
古くて威厳のあった店も老朽化が激しく、
確か解体後は5階建ての「いせやビル」になり
その1~2階で営業を再開するまでは、
駅の反対側の三越近くの仮店舗で営業とのこと。

たまに通っていた店だったので
閉店前に一度行きたかったのですが、
なかなか吉祥寺まで足を運ぶ機会がないまま
閉店の9月を迎えてしまいました。

しかし、滑り込みで吉祥寺での飲み会を計画!
雨上がりの夕暮れ、いせやに訪れると…
昔ながらのファンが別れを惜しみたいのか、
1階も2階ももの凄い行列でした。
我々は人数も多かったため、2階に行きたかったので
階段下に並ぶ事に。



1階の焼き場前の立ち飲み客は前の歩道を塞ぐ勢い。
客席もぎっしりで、ものすごい賑わい。
しかし、何故か回転は良いみたいで、すぐに2階に席を確保できました。
嗚呼、なつかしい。
いつもは1階で呑んでいたので、2階は久々。
まるで古い旅籠のようです。記念写真を撮影している人が多いなぁ。



焼き鳥の盛り合わせとお約束のジャンボ焼売
そして、本日のおすすめのアジフライ、モツの煮込みを注文。
レバ刺が無かったのがちょっと残念だたけどね。
まずは生ビールで乾杯!
2階の部屋はエアコンはついているけど、
バス通りに面した窓は全開で気持ちのイイ風が入ってきます。
長い歴史を抱えた座敷の一角で呑んでいると
懐かしい風景がフラッシュバックするようです。

窓の向こうに三鷹へ向かう中央線が見えます。
その音さえイイ肴に感じます。
煮込みや焼き鳥にはやはり焼酎がいいな…



焼酎をストレートで注文するとこぼれるくらいに注いでくれます。
表面張力焼酎ですね。
隣の琥珀色の液体は梅のシロップです。
頼むとこうして無料でつけてくれます。
好みの濃さで梅割りを作って飲めるって訳です。

こうやっていせや最後の酒宴は閉店時間まで続きました。
仮店舗ができたらまた行ってみようかな。