ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

「新 韓 楽 With トライソニーク」を楽しむ

2015-11-28 16:57:09 | 沖縄旅行

11月27日(金曜日)
今夜は  楽 With トライソニーク」~韓国伝統音楽の新たなる挑戦~を城陽市文化パルクへ聞きに行きました。そもそもチケットは女房が行こうと購入していましたが、骨折で行けなくなり5、500円もする高価なので捨てる分けには参りません。
開演6時半ですが、地元なので10分あれば会場に到着出来ます。駐車場は親類のイチジク畑に置いたので、混雑とは無縁です。

時間通り6時半から一部が始まりました。ステージの後方には、「手拍子、拍手、奇声は大歓迎」の文字が投影されています。

MCはミン・ヨンチさん。日本生まれの韓国育ちなので、日本語は達者です。挨拶は韓国語でします。
【一 部 6:30~7:15】
1.ミン・ヨンチのチヤンゴ(ソロ)
韓国で最も一般的な打楽器「チャンゴ」のソロ演奏。バチさばきは見事です。
2.チュ・ポラのカヤグム
カヤグムは日本の琴と似ています。手には何も付けていなく、直接弦を爪弾きます。結構痛いそうですよ。
3.イ・ポングンのパンソリ「赤壁歌」
パンソリは独特の発声法で、身振りを使っても表現することから一人芝居のようにも見えます。ただ、鼓手との掛け合いのような進行や、鼓手や観客の「掛け声」なども有り、舞台と客席が一体となって進行するのがこの芸能の特徴で、古くから庶民に親しまれて来ました。18世紀頃に誕生したと言われるパンソリは、「赤壁歌」を含めて現在5つのストーリーが伝承されています。赤壁歌は中国の三国志を題材にしており、諸葛孔明、曹操、関羽などが登場し、戦うことの虚しさを描いた作品です。
 彼の声は透き通った声で、良く通り聞く者を魅了します。
4.トライソニークのジャズ
2009年に結成されたバンドです。ピアノのハクエイ・キムは京都育ち。ジャズバンドとして、どなたも腕は確かです。ビルボード東京、大阪などで演奏している人気バンドです。
5.「赤とんぼ」と「アリラン」のために(全員)
日本で親しまれている童謡「赤とんぼ」と、老若男女問わず誰でも知っている韓国の「アリラン」。実は調べの移行の仕方や曲の雰囲気などとても良く似た曲です。「赤とんぼ」と「アリラン」の二つの旋律を織り交ぜるようにした、新しいアレンジの新韓楽バージョンです。最初は赤とんぼはチュ・ボラさんが歌い、次いでアリランをイ・ボングさんが歌い、最後はお互い同時に「赤とんぼ」と「アリラン」を歌います。これは珍しい。調べの移行の仕方や曲の雰囲気など、とても良く似た曲なればこそですね。

【二 部 7:30~8:30】
1.エスノイズム (全員)
ミン・ヨンチとハク・エイキムの共同作曲。情緒的な雰囲気に始まり、テンポの速いリズムで終盤を迎えるジャズ曲です。
2.雪の華 (歌:チュ・ポラ、トライソニーク)
2012年に中島美嘉が歌いヒットした曲で、韓国でもこの歌のファンは多く、よく歌われています。カヤグム奏者のチュ・ポラが歌います。
3.美しい強い花(歌:イ・ポングン)
作曲、ミンヨンチ&チェ・ソンイル。作詞、中上紀。2011年3月11日の東日本大震災の後、作詞作曲。韓国の子どもたちでも「福島」を知っているほど、関心を持ち心配し、そして祈りを捧げています。海外だからこそ見えるものがある。そして願うものも。未来、子どもたち、そして美しい日本の風景に想いを馳せ、海を隔てた隣国からもずっと応援していることをこれからも歌として届けていきたい。イ・ボングの歌はどれも聞き惚れます。
4.アリラン
5.アナザー・イースト(全員)
アンコールの拍手が鳴りやみません。ミン・ヨンチさんが、会場の扉からチャンゴを打ち鳴らしながら観客席に入って来ました。前列10番目の中央が指定席だったので、目の前を通ってステージ中央の階段を上って演奏に加わりました。笑顔をふりまき大サービスです。
7.ジ・エンドレス (アンコール曲)

 出演者全員の演奏も、ソロも聞きごたえが有りました。後半になると、会場の皆さんの手拍子で盛り上がります。1時間45分の演奏はバラエーティーに富、瞬く間に終わった感じです。
 指定席券5,500円でしたが満足しました。公演が終わり会場を見渡すと、ほぼ席は埋まっていました。「新 韓 楽 With トライソニーク」なんて馴染みが無いので、席がガラガラかもと思っていましたが、皆さん良くご存じでした。
今夜のメンバーの演奏はyutubeで見れます。
その一  
その二
 

コメント
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