ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

山へ行けば卯の花とホトトギスの競演だ!

2010-06-03 00:55:41 | 

山に行けばウグイスの鳴き声、 「ホーホケキョ、ケキョケキョ」 が聞こえてくる。のどかだね。そこへ 「テッペンハゲタカ、テッペンハゲタカ」 と、でかい声で、私に問いかけてくる鳥がいる。返事をしなければ、鳴き止まない。 「ああハゲたよ、ハゲて何が悪い!」 と返事をしたら鳴き止んだ。 ”夏は来ぬ” の歌でご存知の”ホトトギス(霍公鳥)”だ。

Ws000000

人によっては「包丁欠けた 包丁欠けた」 「テッペンカケタカッ テッペンカケタカッ」 「東京特許許可局 東京特許許可局」に聞こえる人もいるようだ。
山の斜面には”夏は来ぬ”の歌詞に出てくる卯の花(別名:空木(うつぎ))が咲いている。

2010_05310030

ホトトギスと卯の花はセットで何ぼだ。卯の花を見れば条件反射で、思わず ”夏は来ぬ” を口ずさむ。いにしえの昔には、垣根として卯の花が植えられていたようだが、今時垣根に卯の花を植えている家に出会ったことはない。卯の花は、鼻を近づけても匂いはしない。歌では ”卯の花のにおうかきねに・・” と歌っているが、違った解釈をしなければならない。におう=色が美しく映える もしくは、花が盛りに咲いているさま 
貴女はにおうでしょうか。におわない?仕方がない、香水でも振りかけてくださいな。
ホトトギスは、けたたましい鳴き声で鳴く。歌詞の”しのび音もらす”はどういうこと?それはこういうこと。忍音=ホトトギスの鳴き始めの声(初音)

一番の歌詞の解釈:ウツギの白い花が色美しく咲いている垣根に、ホトトギスがやって来て鳴き始めた。ああ、夏が来たのだなあ。

【夏は来ぬ】
1 卯の花のにおうかきねに 霍公鳥(ほととぎす)早も来鳴きて しのび音もらす夏は来ぬ
2 五月雨のそそぐ山田に 早乙女が裳裾ぬらして 玉苗植うる夏は来ぬ
3 橘のかおる軒ばの 窓ちかく蛍とびかい おこたり諌(いさ)むる夏は来ぬ
4 楝(おうち)散る 川辺の宿の門遠く水鶏(くいな)声して 夕月涼しき夏は来ぬ
5 五月闇蛍とびかい 水鶏(くいな)鳴き卯の花さきて 早苗植えわたす夏は来ぬ

【豆知識】
ホトトギス
1.体長は 28cm ほどで、ヒヨドリよりわずかに大きく、ハトより小さい。頭部と背中は灰色で、翼と尾羽は黒褐色をしている。胸と腹は白色で、黒い横しまが入るが、この横しまはカッコウやツツドリよりも細くて薄い。目のまわりには黄色のアイリングがある。
2.夏の季節の到来を告げる、代表的な渡り鳥。ホトトギスは、春のウグイスとならんで、季節の初音として人びとにその鳴き声を待たれました。万葉集にも、この声は田植えをやりなさいとうながすために鳴くのだ、とあります。早いものは3~4月、多くは5月中旬ごろ渡来し、自らは巣を作らず,ほかの鳥の巣に卵をうみ(ウグイスなどの巣に産卵し,抱卵・育雛をゆだね
る)、晩秋、南へ去って行く。 何とも横着というか、ちゃっかりしている鳥だ。

ウツギ
1.ウツギは“卯木”と書きますが、名前の由来は“空木”です。茎を折ってみると中が中空になっているのがわかります。

2010_06170007

芽が付く節の部分は埋まっていて中空ではありません。まったく
竹のような構造です。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする