ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

”散る花 見ごろ”に誘われて

2010-06-26 00:36:09 | 神社、お寺

6月25日(金曜日)
平家一門の興亡を描いた『平家物語』の冒頭で 「祇園精舎の鐘の声,諸行無常の響きあり,沙羅双樹の花の色,盛者必滅の理をあらはす」 という一節がある。『諸行無常』はこの世の無常観、すなわち永遠に変化しないものはないということだ。貴女のお肌も、これに当てはまるはず。
「昨日は済んだ。明日はまだ来ない。今を大切に」と晩年の一休禅師は説いた。とんちの一休禅師ゆかりの寺として知られている酬恩庵一休寺では、沙羅の木の白い花が散り始め、「散る花見ごろ」と新聞に出ていた。2週間前に行った時は一輪しか咲いていなく、しかも花は咲いてから半日しかもたないのに、一輪も散っていなかった。「諸行無常」の思いを重ねるには今しかない。今日もプールで泳いだ後、腹も空いたので道草を食べた。
プールから酬恩庵一休寺までケンケンでとは行かないが、車で10分ほど走れば到着する。

2010_06250048

小雨降る中、傘を差して、沙羅(シャラ)の木を目指して一直線。散ってる散ってる。沙羅(シャラ)の木の周りに、ぐるりと円形状に白い花が落ちている。

2010_06250010

2010_06250015

2010_06250017

落ちた沙羅双樹の白い花は、コケの緑の上で映える。しばし散った花に見入る。
一休寺の田辺住職は、「散った花を見て落ち込むのではなく、今を大切にして生きることを考えてほしい」と話していたと新聞に出ていたが、ゆみ爺は落ち込みはしない。「今を大切にして
生きる」ことを考える前に、「落ちた花は何日に1回掃除をするのだろうか」とそっちの方を考えてしまった。こりゃダメだ。沙羅双樹の散った花を見ても「諸行無常」の思いを重ねるには
今の私にはムリ。何でだろう?

2010_06250045

2010_06250018

2010_06250011

沙羅双樹の花は半日しか持たないと言われているが、見張っていないので実際のことは知らない。フヨウの花、ムクゲの花は一日で散るが、家に木があるので実感がある。やっぱり実感が無ければ感じることが出来ないようだ。
新聞には「境内には10本のシャラの木がある」と書いてあったが、6本しか確認できなかった。受付の女性にそのことを言うと、「一般の方が入ってはいけない場所に残りはある」とのことだった。

2010_06250008

2010_06250029

2010_06250019

2010_06250021

2010_06250051

雨に濡れたコケ、アジサイは美しい。これだけで十分だ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする