ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

富士宮焼きそばを食べに行った

2010-06-09 00:19:51 | 食事処

6月8日(火曜日)

関西ではなじみのない”富士宮やきそば”。静岡以東では皆さんは、よくご存知のはず。関西でも、その”富士宮やきそば”を食べれる処があるんです。

先週、6月3日(木曜日)朝のテレビ番組 ”よ~いドン!” を見ていると取材地が木津川市加茂町だった。この番組で一番興味のあるのが、”となりの人間国宝”である。今回のリポーターは、月亭八光だった。八光君が、”となりの人間国宝”に認定したのは、JR加茂駅前の富士宮やきそばを食べた「食事処 かよちゃん」のご夫婦だ。
認定するにはそれなりの理由がある。この店の大将は食堂を開店するにあたり、何が良いだろうかと全国あちこち食べ歩いたそうだ。静岡県富士宮市で食べた「富士宮やきそば(ふじのみややきそば)」の美味しさに感激した。「よしこれでいこう」と決めてから「富士宮やきそば学会」からOKが出るまで3年費やした。富士宮やきそば(ふじのみややきそば)は、「富士宮やきそば学会」の登録商標であり、静岡県富士宮市の焼きそばなので、他府県での営業には、簡単には許可が出なかった。そんな苦労話を聞いた後、八光君は富士宮やきそばを食べた。そして”となりの人間国宝”に認定した。
八光君の”美味しい!”が脳裏から離れず、いつか食べに行かねばと思っていた。昨夜は久しぶりに自分で焼きそばを作り、愛妻と仲良く食べた。今朝はその残りを食べ、昨日も今日も焼きそば続きだ。これが呼び水となり、プールで泳いだ後、加茂駅へレッゴー!
パソコンで店の位置を確認していたので、迷うことなく店に着いた。

2010_06080041

駐車場が分からなかったので、近くのコンビニに置いて再度行った。店に入る前、道を挟んだ所に専用の駐車場があるのに気がついた。食べに行かれる方はご安心を。
店には他にお客さんはいなかったので貸切りだ。

2010_06080046

店主は袋から麺を取り出し鉄板の上に。

2010_06080047

麺に水を注げばジュジュー。豚肉少々を炒め、キャベツを炒める。

2010_06080048

具材を混ぜてソースをかけ、その上に卵焼きを載せれば出来上がり。

2010_06080049

2010_06080050

ふっふっ~ソバを口に放り込む。麺には腰がある。コシの反対はシコシコ。これが”富士宮やきそば”の特徴である。最初は、「なんだこのいつもと違う麺は・・・」と感じた人も2度、3度と食べるうちに、コシのある麺の触感と独特の味付けが忘れられなくなるそうだ。家で食べた焼きそばは、モヤシ2袋、タマネギ1個、豚肉ドッサリ入りなので、これとの比較は難しい。どっちも美味しかったが、まったく別モノと言っていいかも。
あれやこれやと店主に尋ねてみた。麺、ソースは静岡から定期的に仕入れているそうだ。
「富士宮やきそば」を出すには、「富士宮やきそば学会」で3日ほど講習を受けなければならない。費用は7万数千円で、宿泊代やら何やかんやで10数万円かかったとのこと。そして橙色ののぼりは、富士宮で立っているものと同一品で約5,000円。

2010_06080055

この他、群馬 太田やきそば、北海道 北見やきそばも食べることが出来る。

2010_06080043

値段はどれも600円。太田やきそばは、美味しくないと店主は言う。これには肉は入らないで、ポテトが入るそうだ。

2010_06080056

店主が気になっているのは、秋田 横手のやきそば。食べに行かねばと言っていた。B級グルメでグランプリを取ったのかな?

夕食、朝食、昼食と、三食続けて焼きそばを食べた。ゆみちゃんアンタも好きね。好きです!。

【参  考】
1.この「富士宮やきそば」という名称は、古くから当地で食べられてきた焼きそばを新たに命名したもので、「富士宮やきそば学会」の登録商標である。
御当地人気料理特選に選ばれていて、B級グルメの人気を決めるB-1グランプリにおいては第1回と第2回は第1位、第3回は特別賞となった。
1999年まで富士宮の名物が「やきそば」だと声高に言うものは皆無だった。2000年を境に世に富士宮やきそば旋風が巻き起こった。その原動力となったのが市民グループによる「富士宮やきそば学会」。学会発足のきっかけは、市民有志による中心市街地の活性化に取り組むワークショップ。その議論の中で、市内各地に点在する「やきそば」店が話題に上り、他地域にはない富士宮のやきそばの独自性に焦点が絞られた。そこで“富士宮=やきそば”のイメージを全面的にかかげ、富士宮やきそばを呼び水にし、観光客を呼び込もうという戦略が固まった。2000年11月には「富士宮やきそば学会」を発足させ、“食”による街おこしがスタート。学会メンバーは「やきそばG麺」として各やきそば店を訪れ、各店の情報を収集。その情報を元にやきそばマップを作成し、各所に配布した。

2010_06080054_2

「天下分け麺の戦い」「ミッション麺ポッシブル」などネーミングの面白さや、やきそば関連の業者が介在しない学会の取り組みに新聞やテレビなどのマスコミがこぞって注目し、次々にメディアで取り上げられ一気に知名度がアップ。学会発足前まで富士宮にやきそばを食べにやってくる観光客は皆無だったが、2006年には月5万人、年間60万人が、県内はもとより近県からやってくるまでになったという。2007年6月2・3日に開催された第2回B級ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」では見事、二連覇を達成した。

<<富士宮やきそばの特徴>>
富士宮やきそばは、一般的に販売されている柔らかいやきそば麺とは違いコシのある麺が特徴です。コシのある麺の触感と独特の味付けが忘れられなくなります。

<<富士宮やきそばの麺の特徴>>
小麦粉と水で練って麺を蒸した後、一般的な製法ではもう一度ボイルするが、富士宮の麺は強制的に冷やし、油で表面をコーティングします。そのため、水分が他の麺に比べ少なく、コシのある麺ができ、食感に違いがでます。なぜこのような麺ができたかは定かでないが、冷蔵庫などの保存方法が普及していない時代に、富士宮に数多くあったやきそば店からの要求に応え、日持ちするやきそばの製法が確立したと言われています。

<<富士宮にあるやきそば屋さんの調理方法、12の特徴>>
1.市内にある3つの製麺業者の富士宮流やきそば蒸し麺を使用している。
2.炒めるための油としては、ラードを用いる。(天然素材の植物油を使う店もある)
3.やきそばに加えるのが、ラードを絞った後の「肉かす」(一般的には、「肉」「天かす」など)
4.振りかけるのは、イワシの「削り粉(だし粉)」(一般的には、カツオの「削り節」など)
5.キャベツは、富士宮の高原キャベツ。それも、水分が少なく歯ごたえのよい「秋キャベツ」が良とされる。(キャベツ以外にネギやもやしを入れる店もある。 ネギが入っているのは、
  昔風)
6.ソースの味や量については、各店でのこだわりがある。辛口ソースの店が多い。(数種類をミックスして独自の味を出している店が多く、その内容は企業秘密)
7.添えるものは、紅ショウガが多いが、これも店それぞれ
8.トッピングは、タコ、エビ、卵、肉、ホルモンなど各店で工夫しており、好みに応じて対応
9.水は、富士山の湧水を用いる。調理の際の水加減が、コシの強さの重要なポイントである。
10.厚くて大きい鉄板を用い、火力が強くなければおいしくない。
11.焼き方は、店の主人が焼いて出す店、客が焼く店、どちらも可というところがある。 初めての人は、焼いてもらうことをおすすめ。
12.食べ方は、鉄板で焼いたやきそばを皿に盛って出すところや、熱い鉄板で温めながら直接食べるところがあり、これは好き好き!

【お店メモ】
・食事処 かよちゃん
・住所:木津川市加茂町里東鳥口6
・電話:0774-76-4393
・定休日:不定期(月に3回くらい。電話で確認されれば空振りはないでしょう)
・営業時間:9時~17時

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする