一昨日の日曜日はブログをお休みしました。多くの方が見に来て頂いていたようでスミマセン。週末八ヶ岳の麓の小淵沢に行ってきました。永い間温めてきたのですが、法人の福利厚生にも使える小さな別荘を購入したいという夢があり、気になる物件があったため見てきました。まだ決めたわけではないのですが、法人のメンバーだけでなく、渋谷の事務所のように色々な人が来てくれるような場所になるとよいなあと夢を膨らませています。
17 BBクラブ10周年
平成5年に開業し平成6年の暮れに講師業を開始し講師を卒業する平成21年の夏まで2つの仕事を並行してやってきました(平成11年からは支部の役員も仕事のようにやってきましたので実際は3本柱と言っても良い感じでした)。私にとっては開業社労士の仕事も講師業も支部の役員の仕事もどれも楽しくて楽しくて仕方がないものでした。
特に講師業は講義の楽しさだけではなく受講生それぞれにいかに合格してもらうかを考えるのが楽しく、毎年合格した受講生と祝賀会で喜びあえる、そういう仕事に就くことができたことに感謝しておりました。平成7年合格目標のクラスから担当クラスを持ち、受講生や合格者と時々飲み会などを行う中で、「合格後も勉強会をしようよ」と合格者に提案していました。しかしなかなか新しいことを立ち上げるというのは大変なことで実現しませんでした。そんな中で平成13年合格の水道橋日曜総合本科の合格者が「やりましょう!」と言ってくれてOB勉強会であるBBクラブが立ち上がりました。当時の幹事は松井さん・鞍橋さん・秋澤さん・原さん・大橋さんで、現在も幹事をしてもらっています。初めての勉強会は平成14年1月で、法改正の勉強やテーマ別に講師を外部・内部にお願いしたり、開業体験談を会員が話してくれたりと、毎年2回ここまでコンスタントに開催してきました。
BBクラブの名前の由来は、「忘却防止クラブ」です。せっかくあれほど悩んだり苦しんだりして頑張って取得した知識が合格後時間とともに風化したらもったいない。年に2回くらいはメンテして欲しいという願いからついた名前なのですが口の悪い受講生は「ボケ防止クラブ」などと言って喜んでいました。しかしこのBBクラブを続けてきて本当によかったと思っています。社労士の受験生時代という一時期苦楽を共にした受験仲間や講師とも、合格後だんだん会うこともなくなるのが通常だと思いますが、この勉強会があるので少なくとも年2回は皆の顔を見て、今の状況を聞いて、また仕事の疑問などの質問を受けたり、進むべき道を相談されたりすることでずっと合格後もつながっているのを感じることができています。やはり人こそ財産と思うので、これからもずっと大切に幹事さんや会員の力を得ながら続けて行こうと思っています。私にとってはもちろんですが会員にとっても共有の財産になってくれればと思っています。
そんなBBクラブも今年で10周年。当初会員が30人程度であったものが300人の大所帯になりましたが、トラブルも一つもなくここまで来ることができました。2年前くらいから10周年はお祝いをしようということになり準備を始め、6月25日(土)に記念講演と記念パーティーを開催することにしました。パーティーの場所は合格祝賀会が一番多く開催された皆にとって思い出深いであろうホテルニューオータニに背伸びしてお願いしました。ここは私が合格者を送り出したという思い出がたくさん詰まっているホテルでもあります。
10周年の記念講演はどうするか、かなり幹事会で検討しましたがなかなか良いアイディアが出ませんでした。弁護士さん、社労士会の偉い方などが候補に挙がっている最中に、私が渋谷成蹊会という出身校の集まりに行ったところ、成蹊高校出身の「連合赤軍浅間山荘事件」の指揮官である初代内閣安全保障室長の佐々淳行先生が出席されており閃きました。短いスピーチなのにそのお話しのおもしろかったこと。BB会員になんとか佐々先生の話を生で聴かせてあげられればと、死ぬほど緊張しながら佐々先生に近付いて名刺交換をして頂きました。そして数日後佐々事務所がoursの事務所に近いということだけで「ご縁があるのだから」と自分に言い聞かせて電話をして10周年の記念講演をお願いしました。本当はそんな予算では無理なところを「そこを何とか・・・」ということでお願いしたところ有難くも受けて頂くことになりました。
いつもの法改正とはまた違う視野を広めるための貴重なお話を聞くことができると思いますし、私も久しぶりに汗をかきながら頑張りましたので、10周年事業には多くの会員が万障お繰り合わせの上ご参加頂ければ本当にうれしいです。よろしくお願いします。
BBクラブは、10周年を1つの通過点としてこれからもずっと続けて行こうと幹事さん達とも話しています。一時仕事が忙しくて参加していなかったという会員も、なんとなくしばらく参加していなかったからちょっと行きにくいなという会員も、いつでも戻れる場所があると考えてもらえる役割を持たせたいと思っています。バックアップが必要な場面はそれぞれだとも思いますので。今回の10周年を機にしばらくご無沙汰していた会員も参加して頂くととても嬉しいです。社労士受験生時代というほんの一時共有した時間が、10年さらに20年と多少ブランクがあってもつながっていくことの素晴らしさを皆で感じていければと思います。