百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

CSAの課題

2012-05-22 01:59:18 | Weblog
今日は数名の立場の異なる方々と日本における『CSA』の可能性についてブレストする機会を得た。
日本での普及における問題点は
・食の安全、安心を目的化するのではなく、地域の自然環境や社会環境づくり、つまり文化の再生が目的となりうるか
・前金を払い、圃場もしくは「ピッキング・ポイント」まで取りに行くという意識改革が図れるか
になるのではないだろうか(blog2008.10.27)と常々考えていたが、
今後は更に
・安定して質の良いモノを定期的に低価格で提供して欲しい
・一方的な思想、理念の押し付けでは、決して文化の再生には繋がらない
という問題等も同時に解決を図らないといけないことが良くわかった。
私たちは、『質の良いものは、お金のある人にしか手に入らない』のではなく、農と食の重要性、新しい“豊かさ”の価値観を共有できるコミュニティの形成を目的にして今一度どういうシステムを導入するか検討しなければならない。
ちなみに、フランスではAMAPという産直の仕組みもあるが、こちらは日本でも個人の農家がネットを通じて個々の生活者と結びついている事例と類似している。
今後の鍵は
・SNSの活用
・都市部と顧客の取り込み
・新規就農者の支援
・他の産業との連携 等 にあるのではないか。
※CSAはCommunity Supported Agriculture の略で、一般には「地域で支える農業」という意味。最近では広く、消費者や販売者などが、栽培者と連携あるいは栽培者を支援し、自分たちの食糧栽培に自分たちも積極的にかかわる、という形の農業を意味するケースも多い。具体的には、地域の消費者が、地域の農家から、自家消費用の農産物を、代金前払いで、直接、定期購入するシステムで、購入される農産物は、有機栽培であることが多い。
※AMAPとは、フランスで一人の生産者とグループの消費者が契約を交わすアマップという農産物の産直システムのことで、家族経営の農業を守る会の略称でアマップと呼ばれている。ちなみにアマップ・AMAP ・Associations pourle Maintien d'une Agriculture Paysanneのこと

タクラマカン砂漠

2012-05-20 23:41:58 | Weblog
「タクラマカン砂漠」から帰国した友人からナッツのお土産を頂く。
どんな旅(タクラマカンはウイグル語で「二度と帰れない」を意味しているという)だったのか、
広大な砂漠(日本の国土どほぼ同じと言われている)から何を学んだのか、
砂漠以外の大地にはどんな植物が自生していたのか、
いろいろ訊きたいことはあったが、あまり時間がなく、後日また詳細については伺うこととなる。

2012 環境展

2012-05-19 23:16:40 | Weblog
「環境ビジネスの展開」と銘打って5月22日(火曜日)~25日(金曜日) 東京ビッグサイト で開催される『2012 環境展』に 弊社も少し参加させて頂く!
私自身が上京するのは24日25日の2日間だけですが、東5ホール F505 「中部エコテック株式会社」さんのブースにて新型有機資源再生装置の営業をさせていただきたいと思っていますので、お近くお寄りの際は是非お越しくださいませ。

未来への道程  その6

2012-05-18 22:07:08 | Weblog
「豊かさ」の対義語は「貧しさ」になるのだろうか。
「貧しい」のは出来れば避けたいものが「貧しさ」の中に「豊かさ」は見い出せないものか。
「豊かさ」とは実は心の内にあるのではないか。
「貧しさ」とは実は心の内にあるのではないか。
実は「豊かさ」は感じ方であって、何を「豊か」と感じるかについては、あくまでも自己に委ねられており、「文化」や「生きざま」等に多分に影響されているのではないか。

未来への道程  その5

2012-05-17 21:08:49 | Weblog
世界の問題を解決する第一歩として・・・
「今日の自分の食事について」考えてみよう!
「今日の貴方の睡眠時間は」・・・眠るほど、地球も自分自身も助かるのでは。
「歩くこと」で地球から英知を授かり、
「手でつくられたもの」で我々は“豊かさ”を実感する。
「平和のために出来ること」は、
「まずは私達が平和に過ごすこと」
「平和に過ごす」とは、
「地球に抱かれ、穏やかな日々を健やかに送る」こと。

未来への道程  その4

2012-05-16 21:23:53 | Weblog
江副浩正氏は『リクルートのDNA』(角川oneテーマ21)の中で、初めて渡米しハワイで一泊(その当時の飛行機は、西海岸へ行くまでに一度ハワイで給油しなければならなかった)した時の感想として、
「ハワイで私は息を呑んだ。先ずは道の広さ。三車線で大型車が楽に走れる。どの家にも大きなガレージがある。・・・豊富な商品が並ぶ食料品店、衣料品店・・・、初めて食べる大きなハンバーガー、脂肪分が豊富でおいしいアイスクリーム。」と記し、
本土到着後に関しても
「アメリカはなんと豊かな国だろうと思いつつ、本土へ向った。ロサンゼルスには・・・招かれて食べた七面鳥のロースト、アボガド、グレープフルーツ。どれも私には初めてで、とてもおいしかった。・・・それまで見たこともない大きな家、プールがある広大な庭ではスプリンクラーが芝を潤していた。私はその豊かさに圧倒された。」と述べている。
戦後私たちが求めた“豊かさ”と21世紀に私たちが目指すべき“豊かさ”の違いについて今一度考えてみたい。


未来への道程その3

2012-05-15 22:04:52 | Weblog
「豊か」とは、
「現代のこと」
「豊か」とは、
「未来のこと」
「豊か」とは、
「私達のこと」
「豊か」とは、
「全人類のこと」
「豊か」とは、
「地球のこと」
「豊か」とは、
「全宇宙のこと」

あなたは「豊か」をどこを対象に考えますか?

未来への道程 その2

2012-05-15 02:24:22 | Weblog
「豊か」とは、
「(使い切れないほどの)お金を持つこと」
「豊か」とは、
「(使い切れないほどの)時間を持つこと」
あなたはどちらを選びますか。
もし二者択一なら
「お金があっても、お金が使える時間がない」自分と
「充分な時間はあっても、お金がない」自分と
どちらを選びますか。
「時間があってもお金がない」のはなんともミジメな気がするが「棺桶にまでお金は持っていけない!」ことは自明の理であることからするとなんとも大切なことは「お金からの解放」なのではないか。
「お金がなくては暮らしが出来ない現代社会(電気がないと成り立たないない現代社会に似ている)」であることは紛れもない事実だが
あまりにも「お金(電気?!)」に振り回されている暮らしからの少し脱却することをまずは考えるべきなのではないか。
「少しのお金(電気)を最大限有効に活用しつつ」
「いつまでも探究心を持ち続け」
「決して現在に満足することはく」
「手間を惜しまず(決しておごらず)」
「自然と共に生きる」
そんな『“農”のある暮らし』を目指したい。

未来への道程 その2

未来への道程 その1

2012-05-14 00:23:27 | Weblog
「豊か」とは、
「モノが豊富なこと」が「豊か」で、それが「幸福」だと勘違いしていた時代から
「便利さ」よりも「文化(10年後も100年後も残るライフスタイル)」を大切にし
「儲ける」よりも「 安全、安心(10年後も100年後も残るライフスタイル)」に重きをおきながら
「楽(ラク)」ではなく「 楽(タノ)しい」を感じる道程としたい!
・・・未来への道程 その1・・・

農を棄てた私達

2012-05-12 22:32:03 | Weblog
農の崩壊が始まって40年余りなる。
農を棄てた後に残ったものは地方の過疎化と異常に巨大化した都市。
日本は工業化社会が発達する中で経済大国になってはみたけれど、結果、私達に残されたものは莫大な借金と先のみえない景気低迷社会。
戦前は誰もが何らかのカタチで農に携わっていた。そんな生活の一部にもなっていた“農”をいとも簡単に棄てる判断をし、表層的な“幸せ”を追い求めた結果が現在というわけだ。
今一度、私達の手元に農を取り戻し、農のある暮らしを、現代版の農を身近においた暮らしを考えてみたい。