昨日、大豆を菌を使って加工することで栄養価をしっかり取り込めるように工夫している日本の食文化の話を記載しましたが、豆腐に関しては発酵過程を持っていないので、この場をかりて訂正します。菌を使った加工とは、こうじ菌等を使った発酵過程を持つコトで『タンパク質→アミノ酸、デンプン→ブドウ糖』に分解することで吸収率をあげるという内容ですが、豆腐は、大豆の組織をまず破壊し、タンパク質、脂肪等を一度遊離させた上で、消化の悪い部分(繊維質=オカラ)を先に取り除き、もう一度固めることで消化吸収を促進させるという技を使っているのです。このようにすることで、本来持っている良質なタンパク質や脂質を充分に吸収可能にし、栄養価の高い食品に変化させているようです。
先日、豆腐を作ってみて思ったこと。何故、豆乳やおからって冷たいままだと駄目なのかなあ。大豆を8時間水に浸しておき、ミキサーで粉砕(水を多少加えながら)、それをガーゼ等で絞ると、豆乳とおからになるわけですが、そのままで食べては駄目なの?温めて、また冷やすのには何か意味があるのかなァと疑問を持っていたところ『生の大豆には赤血球凝集素やタンパク質分解酵素阻害物質などの毒性酵素があり、有害で食べられない。加熱すればこれらの毒性は消える』ということを友人の豆腐屋さんに教えてもらった。また通常、大豆のタンパク質の消化吸収率は、結構低く、消化不良を起こしがちで、世界でも食用に、あまり使われてこなかった理由が、そこにあるようで、その大豆を豆腐や味噌や醤油や納豆に菌をつかって加工し更なる栄養価のある食べ物へ加工するに至る先人達の知恵が私達日本人の食文化を支えてくれている・・・ようです。なかなか面白い!!
朝の間は、昨日の雨が残っていて露地の仕事は出来ず、ハウスの中での片付けの続きでしたが、お昼前からは晴れ間がのぞき、しっかり気温が上がってきたので、Tシャツで露地の仕事に汗しました。春の風、というか、季節の変り目を感じますねえ。こういう瞬間って。明日はまた、寒の戻りで寒くなるようですが、もう春はそこまで来ています。百姓になる前までは秋が一番好きでしたが、百姓になってからはそれぞれの季節のよさが良くわかって、結構、春も好きになりました。実りの秋もいいけれど、・・・。
今日は一日中、ハウスの中で、トマトの定植準備に精を出した。定植準備といえば聞こえは良いが、秋作の片付けを今やっているわけで、早くしないと間に合わない!!という焦りと今年は 1)水を与えるタイミングと量 2)遮光の期間とその方法 3)風の送り方 をテーマにしっかりやらぬば!!という思いが交錯し、ワクワク・ドキドキ・ウキウキ 忙しい中でも、なんだか嬉しい毎日です。
思っていたより早朝からの雨で、今朝の段取りが少々くるってしまいました。昨日は久方振りの農作業で、心身ともにリフレッシュ?! 結構全国行脚‥やっぱり疲れたのかなあ。やっぱり歳だし・・・。畑仕事に一日精を出し、テントウムシや冬眠中のカエルにたくさん出会えると心が落ち着き、また、今年もがんばろう!と単純に思うのでした。今年は、基本的に耕起、畝立てをせず、従来の畝の上に有機物(刈った草など)を積み上げてそれらでマルチをしながらひと畝づつ丁寧に進めていこうと思っています。もう草の芽が出ているところはありますが、昨秋から枯れ草マルチをしているところは微生物がしっかりとやわらかい土をつくってくれつつあるので、もう一度簡単に草取りをして再度マルチをし、春の植え付けに入りたいと思っています。
全国行脚も、本日で最終日。朝から、飯島町の“自然共生農場構想”について
アグリネイチャーの上原さんにお話を頂き、街と都会の学生さん達とJAと自然の共生についての現状の課題と今後の在り方について少しの時間ではありましたが相互に意見交換をさせていただきました。
ありがとうございました。
次に、マイ・ファーム中坪の中坪宏明さんとお会いし、酵素の使い方や水稲における施肥のポイント等で意見交換をさせていただきました。
お昼過ぎに駒ヶ根インターより、帰路に向かい、眩しい日差しに、しばらくいない間にすっかり春めいた大地の熱い息吹きを感じ、また明日から野良仕事をこつ
コツ丁寧に頑張ろうと思うのでした。
みなさんとの出会いに感謝。
みなさん、大変ありがとうございました。
写真は中坪さんと中坪さんの実験圃場
【完】
アグリネイチャーの上原さんにお話を頂き、街と都会の学生さん達とJAと自然の共生についての現状の課題と今後の在り方について少しの時間ではありましたが相互に意見交換をさせていただきました。
ありがとうございました。
次に、マイ・ファーム中坪の中坪宏明さんとお会いし、酵素の使い方や水稲における施肥のポイント等で意見交換をさせていただきました。
お昼過ぎに駒ヶ根インターより、帰路に向かい、眩しい日差しに、しばらくいない間にすっかり春めいた大地の熱い息吹きを感じ、また明日から野良仕事をこつ
コツ丁寧に頑張ろうと思うのでした。
みなさんとの出会いに感謝。
みなさん、大変ありがとうございました。
写真は中坪さんと中坪さんの実験圃場
【完】
晴天の佐渡を後ににし、長野へ向かう!長野へは北陸道から上越道を利用し佐久市へ、佐久の大塚さん宅を訪れる!次は野辺山を通り、小淵沢から駒ケ根まで、駒ケ根のオーガニック料理・月の輪で夕食を頂き、隣り街の飯島町のアグリネイチャ・いいじまで宿泊し、明朝は駒ケ根の中坪さんを訪ね、やっと全国行脚も終了となる!! 写真は早朝のアグリネイチャいいじま (続く)
土屋さんにトキセンターを案内して頂き、いざ田んぼへ!田んぼにはトキを守る会の齋藤会長はじめ井川さんがすでにスタンバイ!一昨年までは放棄田だった田んぼの土質は、まだまだ未熟であったものの環境にやさしく循環型の農業を目指す熱き思いは同じ!夜の会議??でしこれからもしっかり連携を取っていく固い約束をする! 写真は佐渡・両津港から眺める金北山(1172m)
早朝なんとか新潟へ辿り着き、フェリーに搭乗。約2時間半かけ、佐渡の両津港に到着、船上でしっかり睡眠をとらさせて頂き、二人は元気復活!!雨上がりの港には土屋さんの出迎えもあり、さあ頑張るぞッ!! すみません、すっごく佐渡が気に入って、・・うっかり土屋さんや斎藤さんの写真を撮るの忘れてしまいました・・ゴメンナサイ(続く)
夜遅くに土井さん宅をアトにして、再び北上!でもよく考えると、そのまま、また千葉・茨城を北上するよりは、関東回りで関越道を走り、新潟まで行く方が近そうなことに気付き、深夜に関越を北上することに。昨夜もほとんど寝てないのに、今宵も果敢にチャレンジ!二人は眠い眼を擦りながら交互に運転を代わり、何回も休憩を取り、早朝新潟着、そして佐渡へ向かうのでした。 写真は土井さんご夫婦(続く)