百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

金子美登

2012-12-21 20:11:46 | Weblog
年末になり、少しは書棚の整理をしようと、空いた時間を見つけ、本を片付けていると、・・、。
やっぱり仕事は進まず、本を読み込んでしまうはめに、・・・。
1986年に書かれたこの本には、『社会・未来・わたしたち10  未来をみつめる農場』とあるように、
・土・バクテリア ・会費制自給農場・自立して自給等々、今の時代にとってまだまだ結論に至っていない内容が、ふんだんにちりばめられており、半世紀も前に書かれたとは決して思えない。
金子さんは、日本の有機農業のリーダーとして、また政治家として日本の農のあり方を真摯にみつめ、自ら圃場で汗をかかれている。
またこの本のシリーズは、マスコミや核戦争、都市と日本の農業、エネルギーなど現代社会が抱える大きな問題をしっかりテーマにしていた。
なんともなんとも。。

日本料理

2012-12-21 00:21:57 | Weblog
昨日は「日本料理の歴史」について学ぶ機会に恵まれた。
知ってるつもりで、知らなかった「茶懐石」の歴史、「引出物」の謂れ、「おかず」「丼」「すき焼き」の解釈等々、何とも奥が深い。
歴史が、四季が、人を敬う気持ちが、「日本料理の歴史」をつくり、それぞれの時代がそれぞれの「価値を伝承」していく。
「茶懐石」・・・最初は会席だったが、懐に温かい石を入れて空腹を癒したことや抹茶を味あうための料理という特別な意味で懐石を用いる
「引出物」・・・お土産の最後、最終形として、その昔「馬」を客人に引きだし渡したことから、
「おかず」・・・御数、その昔、主菜の他は、数を競ったことがコトバの由来らしい、
「丼」・・・昔はみんなが外食で手際よく食べることが大切だったようで、そういう料理を提供する店は、忙しく一様に「つっけんどん」としていたことが謂れのよう、
「すき焼き」・・・関東風のすき焼き、つまりワリシタを使う料理は「すき焼き」ではなく「牛鍋」、あくまでも「すき焼き」は関西風しかない!らしい。